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寝ている間にちゃっかり脂肪を減らす!「あつあつ尻シャワー」の巻

余分な脂肪を減らすためには運動したり、食事に気をつけたりしなければならないと思っていませんか?実は、寝ている間でも、ちゃっかり脂肪を減らすことができるのです。その方法は寝る前2分のシャワーテクニックにあり!その方法とは?
寝る前に体温を上げる!
私たちの体は、寝ている間も活発に働いています。
例えば、7時間ほどの適切な睡眠をとると、「レプチン」という脳に満腹サインを伝えるホルモンが分泌されます。
また、質の良い睡眠をとれば、代謝をコントロールする「成長ホルモン」が分泌され、太りにくい体質になります。
成長ホルモンをきちんと分泌するには、寝てから約3時間が勝負。ここで深い眠りのノンレム睡眠を迎えられれば、
脂肪燃焼スイッチがオンになるのです。
それらのホルモンをしっかり分泌するためには、寝る前に体を温めること。
寝る前は体温がぐんと下がります。その前に体を温めておけば、上がった体温が急に下がることになり、その落差がより眠気を引き起こしてくれるのです。
寝る前に効率よく体温を上げるためにオススメなのが「あつあつ尻シャワー」。
神経や血管が多く通っている“仙骨”を集中的に温めることで、基礎体温が上がり、眠気を引き起こしてぐっすり眠れる。そのために代謝をアップすることができるのです。

あつあつ尻シャワーのやり方
※通常の入浴を済ませてから、お風呂を出る時の仕上げとして行います。
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1温かい湯を当てる
シャワーの温度を「温かい」と感じる程度に設定する。手持ちでも、壁掛けでも好きなやり方で、シャワーを仙骨に15秒程当てる。距離や強さは心地よい程度で。
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2少し熱い湯を当てる
お湯の温度を「少し熱い」と感じるくらいまで上げる。仙骨に15秒程シャワーを当て、お湯の熱さに体を慣らす。
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3熱い湯を当てる
さらに「熱い」と感じるくらいまでお湯の温度を上げ、仙骨に30秒程当てる。熱さに慣れたころに仙骨部分がほんのり赤くなっていれば、温度がちょうどよい証拠。
夏は仕上げに冷シャワーを

尻シャワー後、汗だくになるほど体温を上げると、湯冷めするのでNG。尻シャワーの最後に首や手首に冷たい水をサッと5秒程度かけると、汗腺が引き締まり、ほてりを抑えらます。
また、尻シャワーの後に湯船につかったり、温かいシャワーで全身を温めると、仙骨の熱が分散し、効果が激減するので注意して。
尻シャワーで脂肪が減るワケ
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ワケ1ぐっすり眠れて、成長ホルモン大放出
質のよい睡眠とは、最初の3時間ほどで眠りの深い「ノンレム睡眠」をとり、その後に眠りの浅い「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が1時間半ごとに出現する眠り。この切り替えでホルモンが分泌されます。
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ワケ2睡眠不足がデブホルモンを生む
睡眠不足は、食欲を増進させる“デブホルモン”の「オレキシン」や「グレリン」をどんどん増加させます。逆にぐっすりの眠りが、これらのホルモンを抑え、“ヤセホルモン”を増やします。
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ワケ3血行が良くなり、ポカポカ代謝UP
仙骨には多くの血管が通っており、お湯で刺激することでつまっていた老廃物が流れ、全身の血行がよくなります。基礎体温が上がり、代謝もUP。脂肪が燃えやすい体に変わっていきます。
監修/白神典明さん
鍼灸師。女性治療に力を入れ、様々な不定愁訴を抱える患者を治療している。著書に『冷えない人はやっているシャワーお灸』(自由国民社¥1,404)。
監修:株式会社からだにいいこと