ここから本文です

タイプと処方編|コッコアポLogic(ロジック) 脂肪・むくみが減る仕組み

太ってしまう原因や脂肪のつき方・むくみ方、体質は人によってもさまざまです。
漢方薬はそれぞれの原因に働きかけることで脂肪・むくみを改善していくものなので、まずは自分のタイプを知ることからはじめましょう。

食欲が旺盛ですぐおなかがすく、便秘も気になる

代謝する力はちゃんとあるけれど、必要なエネルギー量を上回る量を食べている、つまり食べ過ぎの人に多いタイプです。

特徴

味の濃いこってりした食事を好む。便秘がち。

人のからだは、せっかく摂取したエネルギーを「余ったから」といって排出することはありません。本人の意志とは関係なく、脂肪に変換してからだに蓄積してしまいます。おなかまわりに脂肪がつきやすいのは内臓を保護しようとするためで、ポッコリおなかには余ったエネルギーが脂肪として蓄積されているわけです。

このタイプの人は、味の濃いこってりした食事を好む傾向にあります。消化に時間がかかるため、胃腸はつねに働き続けることになります。胃腸の働きが活発なので食欲を抑えきれず、つい食べ過ぎてしまうことに。さらにおなかまわりの脂肪が腸の動きを妨げるため、これに野菜不足などの偏食が重なると、便秘を招くこともあります。

脂肪のつき方で最も多いのは、おなかまわりに脂肪がつくタイプでしょう。

そんな「ためこみ太りタイプ」の人は【防風通聖散】で減らす!

防風通聖散の効きめ

漢方的な診断

脂っこいもの、味の濃いものを必要以上に摂り続けると、胃腸のはたらきが活発になり熱が生まれ、さらに食欲を生むというスパイラルに陥ってしまいます。冷たい飲み物を好むのはこのためです。

漢方ではこれを「胃熱の状態」と考えます。

また、たくさん食べるために腸に便が溜まり、腸が水分を吸収するため便が出にくくなり、ますます便秘になることも。

そこで!

過剰な食欲を抑えるためには、おなかまわりに溜まった熱を外へ逃がし、下げることが第一です。

漢方的な働き

「防風通聖散」は、過食や暴飲暴食を促す胃腸の熱をとり除く処方です。
熱を体外へ逃すためには、おなかにたまった便を排出することも有効なので、便秘改善にも効果があります。

また、からだの老廃物を汗や便・尿として体外に排出することで代謝を活発にします。

漢方では、胃腸の働きを整える事で、過食や暴飲暴食による脂肪の蓄積を抑えると考えます。また、「出す」ための代謝を促進することで、便秘が改善します。

*クラシエでは1990年代から防風通聖散による抗肥満作用の科学的研究を続けています。

コッコアポQuality~漢方の効き目を科学する~

生活アドバイス

味付けの濃いもの、こってりした食べ物は控え、バランスの良い食事を、よく噛んでゆっくり食べるよう心がけましょう。早食いは消化に負担がかかり、胃腸を傷つけることもあります。

また、筋肉が衰えないよう、足腰を鍛えましょう。筋肉を維持するためには、やや息が上がり、うっすら汗ばむ程度の運動で十分です。規則正しいトイレ習慣をつけることも大切です。

あなたへのおすすめは

イライラして食べてしまう、リバウンドが気になる

ストレスでホルモンバランスが乱れ、食べ過ぎや過度の間食を引き起こしてしまうタイプです。

特徴

食欲にムラがあり、極端に食べたり飲んだりしてしまう。
ストレスなどにより肥満を繰り返し、リバウンドしやすい。

「ためこみ太りタイプ」同様、必要なエネルギー量を上回る量を食べている状態ですが、その原因が異なります。

人はストレス状態におかれると、緊張・興奮状態が続き、イライラしたり食欲が刺激され続けるため、つい食べ過ぎてしまいます。これは、からだがストレスによる興奮状態を解消するために、食べたりお酒を飲むことでリラックスしようとするからです。

さらに進むと、脳が疲れを癒すためにエネルギー源となるブドウ糖を「摂れ!」と命令するため、猛烈に甘いものが食べたくなることも。ムラのある食欲、飲み過ぎ、甘いもの欲求。肥満につながる3要素が揃ってしまうのが、このタイプです。

このタイプの人は、ストレスの影響で肥満を繰り返し、リバウンドしやすくなってしまいます。

また、ストレスそのものが脂肪蓄積を助長し、肥満につながることがあります。

そんな「イライラ太りタイプ」の人は【大柴胡湯】で減らす!

大柴胡湯の効きめ

漢方的な診断

慢性的なストレス状態におかれるとからだは熱を発生し、過剰な食欲につながります。

漢方では、ストレスや感情もからだに影響を与えると考えるため、これらは大事な判断要素です。ストレスを受けるとエネルギーの流れは悪くなります。エネルギーは、量が足りているだけでは不十分。きちんとからだ中をめぐっていることが大切です。

このタイプの人は、エネルギー量は足りているけれど流れが良くないため、停滞、その先では足りなかったりする状態にあります。

このようなときにエネルギーの通り道である体側部(わき腹あたり)が張ってくると考えられます。上半身が気になる方もこのタイプです。

また、ストレスが自律神経に影響し、腸の動きが鈍くなることから、便秘しやすくなります。

そこで!

ストレスの緩和とともに、「ためこみ太りタイプ」と同様、熱を取ることが大切です。

漢方的な働き

「大柴胡湯」は、ストレスなどによるエネルギーの停滞を改善し、流れを良くすることで体の熱を取り除く処方です。

「大柴胡湯」によって余分な熱が取り除かれると、体内のめぐりが良くなり、滞っていたエネルギーが流れるようになるため、からだがすっきりしてきます。

生活アドバイス

ストレスを忘れて気分転換できるもの、ミントやパクチーなど香りを楽しむハーブがおすすめです。
また、こってりしたものは避け、あっさりした食事を心がけましょう。

あなたへのおすすめは

下半身のむくみや水太りが気になる

水分代謝が悪く、余分な水分が重力などで下に溜まりやすいタイプです。

特徴

下半身が太ってみえ、疲れやすい。
筋肉にしまりがなく、ぽっちゃりしている。

代謝に必要なエネルギーは食べ物から摂取します。しっかり消化しエネルギーに変えて使うためには、消化・吸収・運搬・排泄など消化器系の働きがとても大切です。

代謝が悪いとエネルギーがきちんと作られなくなるため、からだが疲れやすくなり、動くのが億劫になります。そのため筋肉の力が弱くなり基礎代謝が低下しがちで、エネルギーがめぐらなくなるため、さらに疲れやすいからだに。また、水分代謝が悪いため、余分な水分が重力などで下に溜まりやすく下半身が太ってみえます。

特に夕方以降下半身にむくみが起きやすく、むくみを放っておくと、下半身に余分な脂肪がつく原因のひとつとなると言われています。

そんな「下半身のむくみや水太りタイプ」の人は【防已黄耆湯】で減らす!

防已黄耆湯の効きめ

漢方的な診断

このタイプは、エネルギーが不足し代謝機能が上手く働いていない状態といえます。

漢方でも、エネルギーは胃腸でつくられると考えます。

エネルギーが不足すると疲れやすくなるだけでなく、体を引き締める機能が低下するため、筋肉にしまりがなくなります。おしりや太ももなどのたるみが気になったり、汗腺のしまりがなくなり汗をかきやすくなるのはこのためです。

また、エネルギーが不足しているということは、日常的に代謝がうまくいっていないということであり、水分代謝が滞り、むくみやすくなります。余分な水はエネルギーの動きを妨げるため、余ったエネルギーはますます脂肪となって溜まってしまいます。

そこで!

胃腸の働きを整え、摂取したエネルギーをきちんと使えるようにすることで、余分な脂肪が蓄えられないようにすることが大切です。

漢方的な働き

「防已黄耆湯」は、胃腸を元気にすることで食べたものをエネルギーに変え、それを使う力、つまり代謝を活性化させて、筋肉のしまりのないからだを引き締める処方です。

エネルギーを使う力が高まると、全身の機能も高まり、疲れにくくなります。また、消化を助けながら余分な水も取り除きます。

生活アドバイス

普段の生活の中で、日常的な動作を増やしたり、軽い運動などで筋肉を維持するよう心がけましょう。無理に激しい運動をする必要はありません。
また、飲み物を一度にたくさん飲まないよう注意しましょう。

あなたへのおすすめは

手足の冷えや、朝などに顔のむくみが気になる

からだの中に余分な水分がたまっているためにむくみやすく、夏でも手足が冷たいタイプです。

特徴

寒いのが苦手で、あまり汗をかかない。水分をとるわりにトイレに行く回数が少ない。

「むくみ」とは、細胞と細胞の間に余分な水があるために、パンパンに張った様な感じになることをいいます。具体的には、足など張ったところを指で押すと元に戻りづらい、靴下の跡がなかなか消えない、といった状態です。特に、立ち仕事などで夕方になると足が張るという方の症状は「むくみ」と考えられます。

からだがむくむのは、余分な水分を体外に出せず、ため込んでしまうからです。女性に多いタイプで、体温調節が苦手で汗をかきにくい人に多く見られます。

余分な水分があるとからだは常に冷えた状態になり、基礎代謝が低下するため、自分で熱を生み出しにくくなります。体温を保とうとして血管が細くなるため、巡りが悪くなり、ますますむくむ、という悪循環に。余分な水を抱えているため、からだが重だるい、と感じることもあります。

そんな「手足・顔のむくみタイプ」の人は【当帰芍薬散】が効く!

当帰芍薬散の効きめ

漢方的な診断

余分な水分がエネルギーの流れを妨げ、必要なところに必要なものが届かないと、顔色が悪い、肌にツヤがない、髪がパサつく、といったことが起こってしまいます。また、からだの隅々に栄養やエネルギーが行き渡らないため、全身を温める働きが不十分で、冷え症の方が多いのもこのタイプです。

漢方では、余分な水は体を冷やすと考えられています。せっかく温かい血液が巡ってきても余分な水が熱を吸収・冷ましてしまうため、体中を温めることができないからです。とくに手足などの末端に届く頃には、血液の温かさは失われてしまっています。

また漢方では、からだは外の気温や湿気の影響を受けると考えます。冷えている人は自分で体を温められないため、温度差が苦手で、一度冷えると温まるのに時間がかかります。夏と冬はエアコンが室内外の温度差を大きくするため、とくに苦手な季節と感じているかもしれません。

そこで!

全身の巡りを良くし、余分な水分を排出することが大切です。

漢方的な働き

「当帰芍薬散」は古くから女性に対して用いられてきた漢方薬で、全身の血行を促進させ冷え症を改善するのと同時に、余分な水分を取り除き、むくみを改善する処方です。

水分代謝が良くなると、尿量が増えたと感じることがあります。

また、ひんやりしていたからだに、やがて温かさを感じるようになります。血行が良くなり、余分な水分が除かれることで、からだは温まり、冷えをはじめとする女性特有の諸症状を改善します。

生活アドバイス

体温が下がると基礎代謝も低下すると言われています。体温が低い人はエネルギーが余りやすく、太りやすくなってしまうので、からだを温めることを心がけましょう。
安静時に体温を生む「おなか」、温度を感知する「首」、心臓から遠く女性は露出して冷えてしまうことが多い「ふくらはぎ」を温めるのが効果的です。

あなたへのおすすめは