紫外線だけじゃない!? 今からきちんと夏肌ケア!快適美肌への道

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クラシエKampofulLife夏肌

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肌にとって過酷な肌環境となる夏に向けて、肌のケアをスタートする季節となりました。「肌は季節を後追いする」という言葉を聞いたことはありますか?初夏から夏にかけて、どんな生活や肌のケアをしていたかによって、秋から冬にかけての肌状態が変わってきます。あなたは、暑さが落ち着いた秋口頃に急に目尻や口周りの小じわが気になりだしたなんて経験はありませんか?夏に受けた肌へのダメージが、少し和らぐ秋口頃になって、さまざまなトラブルとなって出てくるケースが実は多く見られるんです。

夏のダメージが秋の肌トラブルにならないためにも、また、夏を快適美肌で過ごすためにも、夏の肌ダメージ要因と対処法をチェックして、1年を通して内側から輝くうるつや美肌を目指しましょう!

夏の肌ダメージ3大要因

1、紫外線
肌老化の約7割は何かしら紫外線の肌に対する影響(光老化)を何らか受けていると言われます。皮膚の炎症やシミの発生、コラーゲンの減少やエラスチンの破壊などによるハリ・弾力の低下、シワなどの要因となっています。

2、汗
体温調整をはかる汗も過度になれば害になることも!肌バランスが崩れるだけでなく、過剰に分泌された汗に含まれる塩分が肌に付着し、その上をごしごしとこすれば肌には見えない細かな傷がつくことにも繋がります。

3、冷房
夏場の冷房による乾燥と冷え。この季節、室内はどこにいっても震えるほどに冷房が効いていること多く、肌の乾燥が進みます。また、冷えは万病の元と言いますが、夏でも過度なエアコンにより、血行が滞り体調や肌バランスを崩して、乾燥や肌荒れ、くすみなどの影響が出ています。

自分で増やしていない?夏の肌ダメージ要因チェック

気づかないうちに肌のダメージに繋がることをしていませんか?当てはまるものをチェックしてみましょう。

●フェイスラインだけでなく、首、耳なども紫外線対策ができている?
意外に忘れがちな首の後ろやデコルテ、日焼けしやすいので忘れずに!

●日焼け止めを使用する際は、商品ごとの使用量・塗り方や落とし方を確認してる?
商品によって、推奨している使用量や落とし方などさまざまです。初めて使うものは、肌への負担を最小限に、その商品の良さを活かすためにも、面倒がらず、説明書や店頭でしっかり使用方法を確認しましょう。

●雨や曇りの日、また、一日中家にいる時も紫外線対策してる?
晴れの日を100%とした時、曇りの日は50〜60%、雨の日でも約30%程度の紫外線が降り注いでいます。また、部屋の中にいても窓を透過して紫外線の影響を受けます。車の運転をよくする人は、紫外線のダメージが窓側の腕や頬で左右差となって表れるケースも!

●暑いから、汗が出るからと日々のお手入れをおろそかにしていませんか?
汗によりお肌は潤っていると思いがちですが、汗の塩分が逆に肌のうるおいを奪うなど、肌の水分×油分バランスは崩れています。毎日の丁寧なお手入れの積み重ねが美肌を作ります。

●手先・足先・ヒップ・お腹・太もも、冷たいと感じるところはありませんか?
冷たい飲み物やカフェインの取り過ぎ、ストレス過多など生活習慣の見直しをしましょう。また、本人の自覚症状がないところでカラダ深部の冷えが進行しているケースも。夏でも日頃からカラダを温める温活を意識して!

紫外線との上手な付き合い方

紫外線は体内でビタミンDを作ったり、太陽光を感知して体内時計をリセットするなどのメリットがあります。しかし、そのメリットを上回るデメリットとして、日焼けや光老化などの肌トラブルや免疫力の低下、皮膚がんや白内障のリスクを高める事が知られています。むやみに怖がる必要はありませんが、皮膚を守るという観点からも無防備に過ごすことは控えましょう。

日焼け止めは、昔と比べ成分やつけ心地も多様化しており、ひとりひとりの多様なニーズに合わせた自分にとってのベストが見つけやすくなっています。しかし、人によっては、日焼け止めの成分やつけ心地が合わないので使えないという方や忙しくて時間がとれないとい方も多いですね。そこで、日焼け止めができていないとストレスに感じる必要はありません。それこそ、ストレスが肌トラブルの元になりかねません。帽子やサングラス、日傘にアームカバーなどのアイテムを上手に使用するのもひとつの方法です。今、できるところから、習慣化できるものから始めてみませんか?

夏のうるつや美肌の作り方

①紫外線は朝から降り注ぐ「年中紫外線対策」
紫外線対策は1年中を通して行うのが基本、日焼け止めまでを毎朝の習慣にしましょう。洗濯干しやゴミ出しの時にも紫外線の影響が、少しずつでも積み重なれば大きいものになります。

②汗に負けない「こまめに押さえる」
汗は、優しく押さえて拭くが基本。ごしごし擦らないで!そして、拭いたら日焼け止めを優しくトントンと塗りなおしましょう。汗を優しく押さえるため、濡れた小さめタオルをジップロックに入れて持ち歩くのもおすすめ。

③うっかり日焼けの対処法「冷タオルで鎮静」
日焼けは、一種のやけどと同じ。火照った肌は、まず冷タオル等で冷やして火照りを鎮めましょう。洗面器に水を張りペパーミント精油を1滴、そこにタオルを入れて適度に水気を絞り、ビニール袋に入れて冷蔵庫に冷やしておくと、帰宅時やお風呂上りの火照りを鎮めるのに使え、アロマの香りと作用でより涼やかで気持ちいいですよ。

④水分・油分のバランスを整えて「美肌の土台」
汗がたくさん出ると肌は潤っているように感じますが、カラダも肌も乾燥が進んでいます。また、夏は化粧水などで水分補給だけという方もいますが、肌ダメージを受けにくい健やかな肌には水分と油分のバランスが大切!その土台がしっかり整っていれば、多少の日焼けもリカバーできます。うっかり日焼けした日には、ローションをコットンにたっぷりとり、コットンパックをしてみてはどうでしょうか?今日の肌ダメージは、今日のうちにケアを!

カラダの内側・外側からのケアで、夏もうるつや美肌

ここまで外側からの対策やケアを中心にご紹介しましたが、どんなに外側からのケアを頑張っても、内側をおろそかにし、体調を崩していたら成果はでません。しっかり守る外側からのケアを行いながら、美肌に欠かせない食事・睡眠・運動、そして、ストレスを溜め込まない事など、自身の内側にも目を向けましょう。「スガタ」×「カラダ」×「ココロ」のバランス、内側と外側、この両輪が整ってこその「うるつや美肌」です。

文:ホリスティックビューティインストラクター 小塚 美香
専門はスキンケア・ヘアケア・ネイルケア、セルフトリートメント。スキンケア・植物療法の各種資格を持ち、長きに渡る肌カウンセリングの臨床経験と共に多くのプロを育成。
▷ホリスティックビューティ協会ウェブサイト http://h-beauty.info/

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