目次
- 【簡単解説】SPFとは?
- 紫外線を浴びるとどうなる?
- 「日焼け対策は一年中行う」のが基本
- 日焼け止めの正しい選び方|3つの大切なポイント
- 日焼け止めを朝塗れば紫外線対策は大丈夫?
- 紫外線ダメージに対し、「肌を内側から守る方法」とは?
- 漢方薬「桂枝茯苓丸料加薏苡仁」|シミや肌あれをカラダの内側からケア
- SPFに関するよくある質問
「日焼け止めのSPFって何?」 「SPFは高い方がいいの?」
このような疑問を感じたことはありませんか?
日焼け止めを選ぶとき、なんとなく「数値が高いものを選べば十分」と考えてしまいがちですが、実は使用シーンや肌状態に合わせて選ぶことが大切です。
この記事では、SPFやPAの基本から日焼け止めの選び方、正しい使い方までわかりやすく解説します。あわせて、カラダの外側だけでなく内側からの紫外線対策を意識したケアについてもご紹介します。
【簡単解説】SPFとは?
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略で、UV-B(波長が短い紫外線)に対する防止効果の目安を示すものです。
SPFの数値は、日焼け止めを塗った場合に、何も塗らないときと比べて、肌が赤くなるまでの時間をどの程度延ばせるかの目安として用いられています。
日本では、SPFは2〜50の範囲で表示されており、50を超える場合は「SPF50+」と表記されます。
一般的に、数値が大きいほど紫外線B波を防ぐ効果は高いとされていますが、汗や摩擦によって落ちることもあるため、こまめに塗り直すことが大切です。
ここからは、以下のポイントについて解説します。
- ● SPFとPAは高ければ高いほどいい?
- ● SPFとPAの違い
SPFとPAは高ければ高いほどいい?
SPFやPAの数値が高い日焼け止めは、屋外で長時間過ごす場合やレジャー・スポーツなど、強い紫外線を浴びるシーンでの使用が想定されています。
一方で、日常生活の中では、必ずしも高い数値のものを選べばよいというわけではありません。通勤や買い物などの短時間の外出であれば、SPF・PAともに適度な数値のものでも対応できるとされています。
SPFとPAの数値が高い日焼け止めを毎日使用する場合は、肌への影響に配慮することも大切です。
SPFとPAの違い
SPFとPAは、どちらも紫外線から肌を守るための指標ですが、それぞれ対応している紫外線の種類が異なります。
SPFはUV-B(短い波長の紫外線)に対する防止効果の目安を示す指標であるのに対し、PAは、UV-A(長い波長の紫外線)に対する防止効果の目安を示す指標です。
UV-AとUV-Bはそれぞれ肌への影響が異なるため、SPFとPAという違った指標で防止効果の目安を示しています。
SPFは数値で表記されるのに対し、PAは「PA+」〜「PA++++」と4段階で表記され、+が多いほど防止力が高くなります。
紫外線を浴びるとどうなる?
紫外線を浴びると、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートする栄養素で、骨の健康維持に関わるため、ある程度浴びることは必要です。しかし、紫外線の浴び過ぎは肌トラブルの原因となります。
| UV-B | UV-A | |
| 肌への影響 | ・肌に炎症を引き起こす・シミ、そばかすの原因に | ・肌を黒くする・シワ、たるみの原因に |
| 日焼け止めの指標 | SPF(2〜50+) | PA(+〜++++の4段階) |
UV-Bはシミ・そばかすの原因に、UV-Aはシワやたるみの原因につながるとされています。
つまり、肌を守るためにも紫外線対策は必要です。
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「日焼け対策は一年中行う」のが基本
紫外線は晴れの日だけでなく、雨が降っていても曇っていても地表に届いています。また、夏だけでなく冬も紫外線は降り注いでいるため、季節を問わず対策を行うことが大切です。
そのため、「日焼け対策は一年中行う」のが基本です。
日焼け止めを塗る以外にも、以下のような紫外線対策も取り入れてみましょう。
- ● 帽子
- ● 日傘
- ● ストール
- ● サングラス
さらに、アスファルトや建物からの照り返しによって、思わぬところで紫外線を浴びることもあるためご注意ください。
日焼け止めの正しい選び方|3つの大切なポイント
日焼け止めは、SPFやPAの数値だけでなく、使用シーンや使い心地なども踏まえて選ぶことが大切です。
ここでは、日焼け止めを選ぶ際に押さえておきたい以下3つのポイントについてわかりやすく解説します。
- ● SPF・PA・UV耐水性の目安
- ● 使い心地
- ● 価格
1. SPF・PA・UV耐水性の目安
日焼け止めは、使用するシーンに合わせてSPF・PAの数値を選ぶことが大切です。また、汗をかいたり水に濡れたりする場合は、水に触れたあとも紫外線防止効果がどの程度保たれるかを示す「UV耐水性」も確認しましょう。
以下に目安をまとめたので、参考にしてみてください。
| SPFの目安 | PAの目安 | UV耐水性の目安 | |
| 散歩やちょっとしたお買い物など日常生活 | 10〜20 | ++ | 特に必要なし |
| 屋外での軽いスポーツやレジャー | 30以上 | +++ | 汗をかく場合は UV耐水性★ |
| 炎天下でのお出かけやマリンスポーツ | 50以上 | ++++ | UV耐水性★ または UV耐水性★★ |
また、季節や天候によって紫外線の強さは変わるため、その日の状況に応じて使い分けることも意識するとよいでしょう。
2. 使い心地
日焼け対策は、一年中毎日継続することが大切です。そのため、ベタつきや乾燥などの使用感が気になると、途中で使わなくなってしまうこともあります。
日焼け止めには、以下の通りさまざまな種類があります。
| タイプ | 特徴 |
| ミルクタイプ | ・伸びがいい・しっとりとした使用感 |
| ジェルタイプ | ・伸びがいい・ベタつきにくい |
| スプレータイプ | ・直接吹き付けて使う・広範囲にサッと塗れる |
| スティックタイプ | ・繰り出して使う・手を汚さず塗り直せる |
| シートタイプ | ・汗を拭きながら塗り直せる・持ち運びしやすい |
自分の肌質や好み、使用シーンに合った使いやすいものを選びましょう。
3. 価格
日焼け止めは毎日使うものだからこそ、無理なく続けられる価格帯のものを選ぶことも重要です。
高価な製品であっても、使用量を控えてしまうと、十分に塗布できず本来の性能を発揮しにくくなる可能性があります。
適切な量をしっかり使えるよう、継続しやすい価格のものを選ぶことがポイントです。
日焼け止めを朝塗れば紫外線対策は大丈夫?
多くの方が、朝のお出かけ前に日焼け止めを塗っているかと思いますが、それだけで本当に十分なのでしょうか。
ここでは、以下の3つのポイントについて解説します。
- ● 日焼け止めは塗り直しが重要
- ● うっかり日焼けに要注意
- ● 実は、目から入る紫外線も日焼けの原因になる
日焼け止めは塗り直しが重要
「朝にしっかり日焼け止めを塗ったから安心」「今日は室内で過ごすから大丈夫」と思っていませんか?日焼け止めは、汗やこすれによって落ちてしまうことがあります。また、室内で過ごしている場合でも、窓から差し込む紫外線の影響を受けることがあるといわれています。
そのため、日焼け止めはこまめな塗り直しが大切です。外出前は肌に密着しやすいクリームやミルクタイプ、外出先では塗り直ししやすいスプレータイプ・スティックタイプなど、用途に応じて選ぶと無理なく続けやすくなります。
とくに紫外線が強い日や汗をかく場面では、よりこまめなケアが大切です。
また、日焼け止めは外出の15〜20分前を目安に塗っておくと、なじみやすくなるとされています。
うっかり日焼けに要注意
日焼け対策をしているつもりでも、「思ったより日焼けしてしまった」と感じたことはありませんか?こうした「うっかり日焼け」は、塗る量が少なかったり、塗り残しがあったりすることで起こります。
うっかり日焼けを防ぐためには、適切な量をムラなく塗ることが大切です。以下に、顔への基本的な塗り方をまとめました。
- 1. 手のひらに1円硬貨大を目安に日焼け止めを出す
- 2. 両頬、額、鼻、あごの5か所におく
- 3. 頬や額などの広い部分から塗る
- 4. 顔の中心から外側に向かって、すみずみまで丁寧になじませる
- 5. もう一度同量を手に取り、重ねづけする
また、カラダで塗り忘れやすい部位は以下の通りです。意識してケアしましょう。
- ● 頭皮
- ● 手
- ● 首のうしろ
- ● デコルテ
- ● 唇
実は、目から入る紫外線も日焼けの原因になる
目から紫外線が入ることも日焼けの一因になります。目に強い紫外線が入ると脳は防御反応を示して、体内にメラニン色素をつくるよう命令を出してしまう可能性があります。
また、紫外線は角膜にもダメージを与え、痛みや充血などの原因になることもあるため注意が必要です。
日差しがとくに強い時期は、目もサングラスでしっかりガードしましょう。
紫外線ダメージに対し、「肌を内側から守る方法」とは?
ここまで、肌トラブルの原因となる紫外線を、外側からブロックする方法をご紹介してきました。
一方で、肌のコンディションは日焼け止めなどのスキンケアだけでなく、生活習慣やカラダの状態など、さまざまな要因が関係しているといわれています。そのため、外側からのケアに加えて、カラダの内側にも目を向けたケアを取り入れることが大切です。
肌の状態を整えることを目的としたケアのひとつとして、漢方薬が用いられることもあります。直接の紫外線ダメージを防ぐことはできませんが、肌の状態が気になる方に用いられることがあります。
漢方薬「桂枝茯苓丸料加薏苡仁」|シミや肌あれをカラダの内側からケア
「桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)」は、比較的体力があり、のぼせや足冷えを伴う方のシミや手足のあれなどの肌トラブルに用いられることがある漢方薬です。
肌の血流を改善し、肌の新陳代謝を活性化することで、シミ・ニキビ・手足の肌あれを改善する働きがあります。
外からの紫外線対策に加え、カラダの内側からもケアしたい方にとって、ひとつの選択肢となるでしょう。
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SPFに関するよくある質問
ここからは、SPFに関する以下の質問に答えていきます。
- ● SPFの最大値は50ですか?
- ● SPF30の日焼け止めは日焼けしますか?
- ● SPF50は毎日使っても大丈夫ですか?
日焼け止め選びの参考にしてみてください。
SPFの最大値は50ですか?
日本では、SPFの表示は「SPF50」までとされており、それ以上の数値は「SPF50+」と表記されます。
一方で、海外ではSPF100の商品も販売されています。
SPFは、数値が高いほどよいわけではありません。使用するシーンに合わせて、適切な数値を選ぶことが大切です。
SPF30の日焼け止めは日焼けしますか?
SPF30だからといって、必ずしも日焼けしてしまうわけではありません。
一般的に、SPF30とSPF50では紫外線の防止効果に大きな差はないとされており、日常生活であればSPF30前後でも十分なシーンが多いでしょう。
SPFの数値だけに着目するのではなく、適切な量を塗ることや、こまめに塗り直すことも意識しましょう。
SPF50は毎日使っても大丈夫ですか?
SPF50の日焼け止めを毎日使用しても問題ないケースはあります。ただし、通勤や買い物などの日常生活では、SPF30前後で十分なケースが多いでしょう。
使用シーンや肌への影響も考えて、適切な日焼け止めを選ぶことが大切です。
日焼け止めにプラスして内側からのケアにも目を向けよう
日焼け止めのSPFは、紫外線対策の目安として重要な指標のひとつです。ただし、高ければ高いほどいいわけではないため、使用シーンに応じて適切なものを選びましょう。
また、日焼け止めは、適切な量を塗ることやこまめに塗り直すことなど、使い方も大切です。紫外線は冬でも雨の日でも降り注いでいるため、一年を通して日常的に取り入れることがポイントです。
加えて、肌のコンディションはスキンケアだけでなく、生活習慣やカラダの状態などにも影響されるといわれています。カラダの内側に目を向けたケアとして、漢方薬を取り入れるのもひとつの方法です。
漢方薬は体質に合わせて選ぶことが重要なので、選択に迷う場合は医師、薬剤師又は登録販売者に相談してみましょう。