
目次
- 女性のカラダは7の倍数毎に大きく変化する
- 体質の違いが影響する更年期障害
- 年月と共に変化する更年期の症状
- 更年期障害に用いられる代表的な漢方薬 ◆ ホットフラッシュ、のぼせ、イライラがあるタイプ ◆ 不安感や動悸、不眠があるタイプ ◆ 心身ともに疲れ、胃腸が弱く、不安感や不眠があるタイプ
- 漢方薬のメリット・デメリット
- 更年期の三大症状(ホットフラッシュ・イライラ・不眠)原因と対処法
- 更年期の症状を強める要因と予防法
- ホルモンバランスや免疫力の影響の可能性
- プレ更年期とは?始まりの時期や症状、対策
女性のカラダは7の倍数毎に大きく変化する
漢方では、女性のカラダは7の倍数毎に大きく変化すると考えられています。更年期と言われる期間には個人差がありますが、年齢ではちょうど7×7=49歳を中心とした閉経前後5年の約10年間。日本人女性の平均閉経年齢は約50.5歳※。 ※出典:働く女性の心とからだの応援サイト – 厚生労働省 この時期は女性のカラダの要である卵巣の機能が大幅に衰えていきます。卵巣の機能の衰えに伴い、女性にとってとても重要な女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が急激に減少していきます。 季節の変わり目に風邪をひいたり、生理前の女性ホルモンの変化で体調を崩すなど、少しの変化でも揺さぶられてしまうほど繊細な女性のカラダにとって、更年期のこの変化はもはや嵐のようなものです。そのため、多くの女性がこの変化について行けず、体調を崩し、さまざまなトラブルを起こしやすくなるのです。 女性ホルモン・エストロゲンの分泌の急激な減少により生じる、この時期に起こりやすいさまざまな不調を「更年期障害」や「更年期症状」と呼んでいます。 更年期は女性のカラダがとても大きく変動し、女性のカラダにとっては大きな転換期です。しかし、ネガティブにとらえず、更年期は、新しいカラダに生まれ変わる「第二の人生のスタート」「青春の第二章」と考えてみるのはいかがですか?体質の違いが影響する更年期障害
すべての女性の更年期の症状が辛いとは限りません。とても辛い日々を過ごす人がいる一方で、大きな不調もなく楽に過ごす人がいるのも事実です。このように人による個人差が大きいのも更年期障害の特徴です。 いったいこの違いはどこからくるのでしょう。漢方の考え方では体質の違いが影響していると考えています。 漢方では、カラダは「気(き)」、「血(けつ)」、「水(すい)」の3つの柱で支えられていると考えられています。 この気・血・水の3つの柱が太く頑丈であれば、風が吹こうが嵐が来ようが、揺らぐことはありません。しかし、もしこの柱が傾いていたり、弱っていると、どうでしょう。3つの柱の状態は一人一人違います。この違いが体質の違いです。柱の状態によって、更年期という嵐に耐えられるかどうかが決まります。あなたの3本柱は大丈夫ですか? ★あなたの体質は?カラダの3本柱「気・血・水」をチェック!★ あなたの気・血・水の3つの柱をチェックしてみましょう。漢方では、それぞれの必要なものが不足している状態を「気虚(ききょ)」「血虚(けっきょ)」「陰虚(いんきょ)」、また、流れが滞っている状態を「気滞(きたい)」「瘀血(おけつ)」「水滞(すいたい)」と呼んでいます。さて、あなたはどのタイプでしょう? クラシエの漢方診断で、さっそく診断してみましょう。<PR>
年月と共に変化する更年期の症状
更年期障害のもうひとつの大きな特徴と言われているのが、“時間とともに症状が変化する”という点です。更年期といわれる約10年の間、症状は一定なのではなく、年月と共に新たな症状がでたり、悪化したり、どんどん変化すると言われているのです。 あなたの3本柱はいかがでしたか?いま大丈夫だったからといって油断は禁物です。なぜなら、更年期は女性の一生の中でも3本柱がとても崩れやすい時期だからです。 漢方ではこの変化は“年齢による3本柱の崩れ”からきていると考えています。漢方では、更年期の女性のカラダは“気→血→水”の順に柱が崩れやすいと考えられています。そのため更年期障害の症状もまた“気の不調→血の不調→水の不調”の順に変化しやすいと言われています。| 初期 | 気の不調(気虚・気滞) | 憂鬱やイライラなどの精神不安顔が赤くなる、ほてり、のぼせなどの熱感急な発汗(ホットフラッシュ)、頻尿など |
| 中期 | 血の不調(血虚・瘀血) | 動悸・息切れ、手足の冷え、手足の脱力感やしびれ、不眠、焦燥感や不安感、高血圧、頭痛、頭重月経の乱れなど |
| 後期 | 水の不調(陰虚・水滞) | 悪心、嘔吐、めまい、耳鳴りなど |
更年期障害に用いられる代表的な漢方薬
更年期の初期では「気の柱」が崩れがちなので、「気の柱」を中心に整えてくれる漢方薬をおすすめします。今回は更年期のタイプ別に4つの漢方薬を紹介します。◆ ホットフラッシュ、のぼせ、イライラがあるタイプ
◆ 不安感や動悸、不眠があるタイプ
◆ 心身ともに疲れ、胃腸が弱く、不安感や不眠があるタイプ
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漢方薬のメリット・デメリット
更年期障害は女性にとって一般的に自然な過程であり、漢方薬はその症状を和らげる可能性がある治療法の一つです。漢方薬は自然由来の成分を使用し、体の調和を取り戻すことを目指します。 更年期障害は、女性ホルモンの減少によって血液の循環や質が悪化し、貧血や冷えなどを引き起こします。漢方薬の処方によっては、血液の流れを改善し、血液中の酸素や栄養素を増やすことで、貧血や冷えを改善する効果が期待できるものがあります。 更年期障害では自律神経の乱れによって動悸や不安などの精神的な症状も現れますが、漢方薬には自律神経のバランスを整えることで、心身の安定を促すものがあります。また、人によって適した処方が異なるのも漢方薬の特徴で、同じ漢方薬でも効果が異なることがあります。医師や薬剤師などの専門家に相談の上で使用すると良いでしょう。 更年期障害では体温調節がうまくできず、上半身に熱感やほてりを感じたり、下半身に冷えを感じたりすることがあります。漢方薬は体内の熱と寒さのバランスを調整することで、これらの症状を和らげる可能性があります。例えば、熱感やほてり、めまい、不眠、頭痛、肩こりなど、更年期障害の多くの症状に対応する漢方薬があります。 漢方薬は女性特有の症状に対処するための一つの選択肢ですが、症状だけでなく体質に合った漢方薬を選ぶのが大切です。更年期障害の症状に悩む女性は、漢方薬を含む治療法について医師や薬剤師などの専門家と相談し、最適なアプローチを見つけることが重要です。更年期の三大症状(ホットフラッシュ・イライラ・不眠)原因と対処法
更年期障害とは、体内で女性ホルモンの分泌が減少することによって起こる様々な症状のことです。更年期障害の三大症状は、ホットフラッシュ、精神症状、不眠です。 ホットフラッシュとは、突然顔や首から上半身にかけてほてりやのぼせを感じる症状です。これは、ホルモンの変化によって血管が拡張し、血液が急激に流れ込むことで体温が上昇するためです。体温の上昇は一時的なものであり、通常は数分から数十分で収まります。しかし、体温が高いままだと脱水などのリスクが高まります。そのため、体温の上昇が収まらない場合は医師に相談することが必要です。また、ホットフラッシュに伴って発汗や動悸が起こることもあります。ホットフラッシュの対処法としては、暑い場所やストレスを避ける、冷たい飲み物やタオルで冷やす、漢方薬やホルモン補充療法などの薬を利用するなどがあります。 精神症状は、イライラや不安、うつ、気分の落ち込みなどの感情的な変化を指しますが、これは、ホルモンのバランスが崩れることで脳内の神経伝達物質が影響を受けるためです。精神症状の対処法としては、リラックスできる趣味や運動をする、家族や友人に相談する、漢方薬や抗うつ薬などの薬を服用するなどがあります。 不眠は、眠りにつきにくい、途中で目が覚める、睡眠時間が短いなどの睡眠障害を指しますが、これは、ホットフラッシュや精神症状によって睡眠リズムが乱れることや、加齢に伴う身体的な変化によるものです。睡眠時間の長さだけでなく睡眠の質も変化します。不眠の対処法としては、就寝前にカフェインやアルコールを控える、快適な寝室を作る、入浴やマッサージでリラックスする、漢方薬や睡眠薬などの薬を服用するなどがあります。 以上が更年期障害の三大症状の原因と対処法です。更年期障害は個人差がありますが、自分の身体や心の変化に気づき、適切なケアを行うことが大切です。また、医師や専門家に相談することも効果的です。 更年期障害には他にも様々な種類の症状があります。例えば、頭痛やめまい、関節痛や筋肉痛、乾燥肌やかゆみ、性欲の減退や膣の乾燥などです。これらの症状も更年期障害の一部であり、無視せずに適切な対処をすることが必要です。更年期の症状を強める要因と予防法
更年期障害とは、体内で女性ホルモンの分泌が減少することによって起こる様々な症状のことですが、大きな原因は、卵巣の働きが衰えて女性ホルモンの分泌が低下することにあります。またそれだけではなく、身体的・心理的・社会的な要因も関係しています。 身体的要因としては、加齢に伴う体力の低下や体の変化、他の病気や薬の影響などがあります。心理的要因としては、ストレスや不安、うつ、自己肯定感の低下などがあります。社会的要因としては、家庭や職場での人間関係や役割、経済的な問題などがあります。 これらの要因は、更年期障害の症状を強めたり、持続させたりすることがあります。そのため、更年期障害を予防するためには、以下のような対策が有効です。- ● バランスの良い食事をとる。特に大豆イソフラボンやカルシウム・ビタミンDなどを摂取する。
- ● 適度な運動をする。ウォーキングやジョギングなどで体を動かし、ストレスを解消する。
- ● カフェインやアルコール・タバコなどを控える。これらはホルモンバランスを乱す可能性がある。
- ● 睡眠を十分にとる。睡眠不足は自律神経や免疫機能に悪影響を及ぼす。
- ● リラックスできる趣味や活動をする。音楽や読書・手芸などで気分転換する。
- ● 家族や友人に相談する。悩みを共有し、支え合うことで心の負担を軽減する。
- ● 医師や薬剤師などの専門家に相談する。必要に応じてカウンセリングや薬物療法・ホルモン補充療法・漢方療法などを受ける。これらは更年期障害の治療法として有効です。
ホルモンバランスや免疫力の影響の可能性
更年期障害は、多くの女性が経験する自然な過程であり、さまざまな症状が現れます。その中でも、「微熱」は一部の女性にとって不快な症状として現れることがあります。微熱とは厳密な定義はないですが、37度前半を微熱と考えることが多いです。 この微熱の原因には、ホルモンバランスの乱れが関与しています。更年期障害では、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少し、体温調節に影響を与えています。その結果、体温調節が乱れ、ほてりやホットフラッシュなどの症状が出現することがあります。微熱もこの体温調節の乱れによるもので、顔がほてり、汗が出ることがあります。 さらに、免疫力の低下も微熱の原因となる可能性があります。更年期障害に伴い、体のバランスが崩れることで免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなり微熱が現れることがあります。 微熱は一般的に37度前半の体温を指します。しかし、更年期障害における微熱は、通常よりも高い体温ではなく、体感温度やほてり感として現れる場合もあります。平熱よりやや高い微熱がダラダラ続き、同時に体がだるく感じるということがよく見られます。微熱が続くからといって体を冷やしたり冷たい食べ物を食べすぎたりすると、自律神経のバランスが乱れて更年期症状が悪化するリスクが高まります。微熱が続くときは、自律神経のバランスを整えるために、消化しやすい温かい食べ物を摂り、飲み物は冷たいままではなく常温に戻してから飲むなど、体を冷やさないように工夫をしましょう。のぼせや脱水を防ぐために水分補給をしながら休息を心掛けることが大切です。 微熱の現れ方や程度は個人差がありますが、更年期障害においてはホルモンバランスの乱れや自律神経の影響、免疫力の低下が微熱の原因として考えられます。このような症状に悩む方は、自律神経のバランスを整えることが重要です。セルフケアとして生活習慣を見直し、夜更かしや暴飲暴食は避け、適度に運動をするよう心がけることが大切です。なお、医師や薬剤師などの専門家から適切な医療のサポートを受け、症状の軽減や生活の質の向上を図ることも大切です。プレ更年期とは?始まりの時期や症状、対策
プレ更年期とは、更年期障害の前段階で、女性の体が更年期に向けて変化し始める時期を指します。この段階では、まだ本格的な更年期障害に進展する前に特定の症状が現れることがあります。 最初の症状の一つは、ほてりやのぼせです。体温調節が不安定になり、血管の拡張と収縮が乱れることで、急激な熱感や顔のほてりが起こることがあります。このときには、発汗も増えることがありますが、量は個人差があります。 また、プレ更年期では原因不明の不調や痛みが現れることもあります。体調がすぐれない状態が続いたり、痛みや不快感が体全体に広がることがあります。頭痛やめまいもよく見られ、特に疲労感や冷えによって悪化することがあります。めまいは耳鳴りとともに起こることもありますが、これは内耳の血流障害やホルモンバランスの乱れによるものです。 睡眠の問題もプレ更年期の症状の一つで、不眠や夜中の目覚めが増えることがあります。これにより、日中のイライラや集中力の低下が生じることもあります。 プレ更年期においても、ホルモンの変化が大きな影響を与えます。女性ホルモンの分泌が減少し、ホルモンバランスが乱れることで、体の不調や症状が引き起こされます。女性ホルモンの分泌量は月経周期によって変動しますが、プレ更年期では周期も不規則になりやすくなります。 その他にも、心臓の動悸や不安感、異常な汗の分泌、血圧の変動、頭や耳の鳴りなど、さまざまな症状が現れることがあります。動悸や息切れは心臓や血管系の問題を示す可能性もありますので、無視せずに注意してください。 プレ更年期の症状は個人差があり、全ての女性が経験するわけではありませんが、これらの症状が現れた場合は、早めに医師や薬剤師などの専門家と相談し、対策や治療法を検討することが重要です。更年期障害の段階においても、適切なケアを受けることで、生活の質を向上させることが可能です。<PR>