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つらい「二日酔い」のお悩みに、おすすめの漢方薬「五苓散」とは?

よく「酒は百薬の長」などと言われますが、飲みすぎると逆に体調を崩したり、家事や仕事に支障をもたらしたり、さまざまな不調を引き起こすことがあります。とくにつらいのが翌日まで影響する「二日酔い」です。そこで今回は、漢方の視点から二日酔いの原因を探り、おすすめの漢方薬や食材、セルフケア法をご紹介します。

二日酔いとは?カラダに余分な水が溜まる「水滞」に注意

「鏡を見たら、顔がパンパン」
「カラダにだるさを感じる」
「トイレに行く回数が少ない」
「胃腸がムカムカする」
「水っぽい下痢が出ている」
「頭痛がつらく、痛み止めを飲んだ」

お酒を飲みすぎた翌朝、このような不調を感じたことはありませんか。お酒を飲む機会が多い年明けは、とくに二日酔いに注意したい時期です。漢方では、全身を巡る水分のことを「水(すい)」と呼びます。お酒を飲みすぎると、カラダは水分を余計にため込み「水分の偏り」が発生。代謝や血行が悪くなって内臓機能が低下するため、要らない水分を外に排出しにくく、むくみや頭痛などの不調を引き起こすのです。この状態を「水滞(すいたい)」もしくは「水毒(すいどく)」と呼びます。

余分な水分を排出する「五苓散(ごれいさん)」

漢方には、二日酔いの症状を改善する漢方薬があります。五苓散は、カラダの働きを高めて余分な「水」を外に出してくれる漢方薬。沢瀉(たくしゃ)と猪苓(ちょれい)、茯苓(ぶくりょう)、蒼朮(そうじゅつ)、桂皮(けいひ)の5つの生薬で構成されています。体力にかかわらず使用でき、主にのどが渇いて尿量が少ないもので、めまい、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症の方に処方されることが多いです。

水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔いなど。
不要な水分は外に出し、不要な水分を排出した結果として、必要な水分がカラダに残る効果が期待できるので、体内の水分バランスを整えてくれるでしょう。

「しぶり腹」とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すものを指します。

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二日酔いに対しておすすめの食材

水滞タイプの方は、飲み過ぎて二日酔いの時だけでなく、湿気の多い梅雨や水分をたくさん摂る夏の時期にも不調が起きやすい傾向があります。そこで、利尿効果の高い、水分を外に出す働きをもつ野菜や、水分代謝を促す食材を意識して生活に取り入れてみましょう。

【利尿効果が期待できる食材】
・とうもろこし
・冬瓜(とうがん)
・はと麦
・黒豆、小豆
・きゅうり

これらの食材には体内の不要物を尿として外に排出する「利尿作用」があり、腎臓の働きを助けることにも効果が期待できます。
これらの食材の中でも特に、はと麦には胃腸の働きを高める作用もあるので、「はと麦茶」を飲んだり、白米と一緒に炊く「はと麦ご飯」にして食べたりするのもおすすめです。

はと麦茶のイメージ

【水分代謝を促す食材】
・白菜

水分をたっぷりと含む白菜はカラダをしっとりとうるおし、むくみや二日酔いを解消する働きを持つ食材です。痰や咳、乾いたコロコロ便の改善にも取り入れたいです。体内にこもった熱を冷まし、胃腸を整える「整腸作用」も期待できます。

二日酔いによる不調に悩んだ日のセルフケア

二日酔いの不調を解消するには、気持ちよい程度に圧をかけて血流を促したり、余分な水分をスムーズに排出したりする「マッサージ」もおすすめです。マッサージをする際は、頭のてっぺんや手の甲足の裏などにあるツボを刺激しながら行いましょう。

■湧泉(ゆうせん)~足のむくみケアに~

足裏の中央付近にあるツボで、足先を曲げた時にくぼみができる場所です。足のむくみケアはもちろん、全身の巡りを促し、血行不良を改善してくれます。

■頬車(きょうしゃ)~顔のむくみケアに~

耳の付け根にある、顎の角の骨から指1本分ほど上にあるツボ。押すと刺激を感じる場所です。水分代謝を促すことで二日酔いによるむくみをとり、顔をスッキリさせる効果があります。

■百会(ひゃくえ)~頭痛をやわらげる~

両耳の先端を結ぶ線と眉間の中央からまっすぐ上にのびた線が交差するところに位置する、頭のてっぺんにあるツボ。多くの経絡が交わる百会を刺激することで、頭がスッキリする効果が期待できます。

■合谷(ごうこく)~吐き気をやわらげる~

親指と人差し指の付け根が交わるところから、少し人差し指寄りにあるツボ。押すと少しへこむ感覚がある場所です。合谷は吐き気だけでなく、頭痛やストレスにも効果がある万能のツボでもあります。

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お酒は適量に抑えながら、水の巡りを良くする暮らしを

むくみの原因はお酒だけでなく、おなかの冷えや疲れに起因している可能性もあります。そのため、不調を感じたら半身浴や足浴などでカラダをよく温めたり、無理をせずにゆっくりと休息をとったりすることも大切です。心身のトラブルを感じてもそのまま放置せず、できるだけ早めに解消するように心がけましょう。



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