研究開発
「綜合化」を通じた研究開発体制の強化
クラシエでは、基礎研究からその成果を製品へ応用する研究まで、国内外の研究機関と連携し独自の研究開発を続けています。強力なチームワークをもとに、研究員一人ひとりが専門とする研究領域において創造性を存分に発揮できる体制を敷いています。また、専門性の高いそれぞれの研究成果の蓄積が有機的に融合することで、新たな価値を生み出す原動力につながると考えています。
研究開発体制と研究分野
「綜合化」の一環として、各カンパニーの研究開発組織をマトリックス的に機能統括するR&D本部を設置しました。このR&D本部が全社的な視点で研究計画の企画立案を担い、研究成果の活用を最大化し、さらに知的財産権に関する保護・リスク管理等を行って事業を支えます。さらに「快適」をコンセプトとした新たな価値創造を目指す新研究所「ウェルビーイングリサーチセンター」を設置し、クラシエが展開する「医・食・美」の3領域に加え、「快適」領域へ研究対象を拡大させています。既存事業を結合して強固にする新たな価値や、事業領域の枠を超えた新規事業の創出に向けて、日々探求を続けています。
各組織の役割
ウェルビーイング研究による新規事業領域の創出
「医・食・美」領域での知見や商品開発力を活かしながら、「快適」領域への拡大を図るためには、クラシエの持つ「暮らし」に寄り添う商品企画・開発の着眼点や、漢方事業を通じて培った植物や自然を活かす価値提供のノウハウを、事業領域の垣根を越えて共有・結合・強化する必要があります。そのような必要性から、新研究所「ウェルビーイングリサーチセンター」を設立しました。クラシエが社会提供価値として目指す「漢方価値翻訳」を実現するために、漢方事業が持つ知見を解題・翻訳して深化させる「ライフサイエンス研究」、そして今後の社会の変化に伴う新たなニーズに対応すべく当社が保有する既存事業の研究アセットを深化させる「フロンティア研究」が活動の柱です。「快適」領域を中心とした新規事業への領域拡大と、既存の3事業領域におけるイノベーションにつなげていく戦略ロードマップを描いています。
研究開発の加速に向けた取り組み
クラシエの研究拠点は地理的には離れていても、ICT技術の活用などにより研究員が互いに交流し、新たな技術を日々追求しています。それぞれの研究拠点は協力企業やアカデミアと共同研究を推進し、オープンイノベーションへ向けた取り組みを加速しています。またR&D本部を中心に、4研究所の技術およびナレッジの融合にとどまらず、異なるカンパニーの研究機能とマーケティング機能同士を組み合わせることによる、新たな視点の商品開発にもチャレンジしています。さらには弘前大学での「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の参画企業として弘前大学の先進的な健康ビッグデータ解析技術を活用し、ヘルスケア製品開発やウェルビーイング研究に貢献しています。具体的には、冷え測定技術の応用や、健康寿命延伸のためのイノベーション創出に取り組んでいます。