【あがり症!?】 緊張しやすい人の特徴・原因と緊張をやわらげる方法、おすすめの市販薬

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【あがり症!?】 緊張しやすい人の特徴・原因と緊張をやわらげる方法、おすすめの市販薬

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多くの人の前で自己紹介をしたり、自分の意見を言ったり、プレゼンしたりする機会は学校や自治体、会社などあらゆる場面で、誰にでも多かれ少なかれありますよね。
でも、緊張してうまく話せない。声が震える。毎日不安で夜も眠れないなど「あがり症」で悩んでいる方もいるかもしれません。今回は、緊張しやすいあがり症でお悩みの方のために、普段から気をつけておきたい養生や緊張をやわらげる方法、おすすめの市販薬について紹介していきます。

緊張しやすいあがり症ってどんな人?

あがり症の方は、次のような状態で悩んでいませんか?
・人前に出ると頭の中が真っ白になる
・冷や汗が止まらない
・心臓がドキドキする
・口の中がカラカラになる
・顔が赤くなる
・声の震えがある

自律神経には、カラダを活動させる「交感神経」リラックスモードにさせる「副交感神経」があります。緊張すると体調に変化が現れる方は、自律神経のバランスが崩れ、カラダが活発化する「交感神経」が優位になります。

【漢方流】緊張する人が起こしやすい体調の変化とは?

漢方では、緊張する人は肝の機能がうまく働かなくなっていると考えます。肝はカラダ全体の気をめぐらせ、ココロの状態を安定させる働きがあります。緊張する人は次のような体調不良を起こしやすくなります。
・喉がつかえる
・腹部膨満感
・怒りっぽくなる
・舌の先が赤くなる
・目が充血する

あがり症で肝の機能がうまく働かなくなるとどうなるの?

漢方では、あがり症などの緊張状態が続く原因は「肝」が関係していると考えます。
肝の気がめぐっていると、精神状態は安定し、リラックス状態を保つことができます。
また、肝は血を貯蔵し、カラダの中の血液の量を調節しています。さらに、肝は筋肉や関節の動きを調節するなどの働きがあります。

肝の気が滞ると肝気鬱結(かんきうっけつ)という状態になり、精神的に不安定になったり、イライラしたり怒りっぽくなったりすることがあります。また、肝の血が不足すると肝血虚(かんけっきょ)という状態になり、顔色が白くなったり、視力が衰えたりします。筋肉が痙攣を起こす、しびれ、集中力が低下することもあります。肝に熱がおびると、怒りっぽくなったり、顔や目が赤くなったりします

また、肝の状態は爪や目にあらわれます。肝の状態が悪くなると、爪がもろくなったり、目の乾燥や疲れを感じたりする場合があります。

心当たりのある方は、カラダの緊張をほぐすためにリラックスや休憩が必要です。

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緊張しにくくするためのおすすめ食材とは

カラダのバランスを整えるには、食生活も大切です。脂っこいもの・甘いもの・お酒・刺激物は控えめにしましょう。これらの食べ物を食べすぎてしまうと、肝の気が滞ってしまいます。初めは、喉がつかえたり、お腹の膨満感があったりしますが、ひどくなるとカラダの上の方に症状が現れるため、イライラしたり、怒りっぽくなったりします。

ダイエットなどのしすぎで食事の内容がかたよると、カラダに必要な血がうまく作れなくなります。特に肝は女性の月経と深く関わっています。肝の機能を正常に戻すためには、気と血を巡らせることが大切です。

気を巡らせるためには、シソやニラなど香味野菜や、レモン・みかんなど柑橘系がおすすめです。できるだけ香りの良いものを、毎日の食事にとりいれていきましょう。血のめぐりをよくするためには、しょうが・にんにくなどの辛味野菜もおすすめです。

緊張しやすい人におすすめの症状別漢方薬(市販薬)とは?

「明日は緊張するかもしれない」と不安になったことはありませんか?そんな方には、そのときの症状別に漢方薬を選ぶ方法もあります。眠れない人・イライラする人など、その時の状態に合わせて漢方薬を選んでいきましょう。

イライラして眠れない人に:柴胡加竜骨牡蛎湯
ドキドキして眠れない、いろいろ悩んでしまうといった方は、カラダの中の気がめぐっていない可能性があります。柴胡加竜骨牡蛎湯は、比較的体力のある人で、肝の気をめぐらせる、カラダに熱が滞っている方に向いています。更年期神経症・子どもの夜泣きなどにも利用されます。

喉がつまる感じがする人に:半夏厚朴湯
ストレスがたまっていて、喉に違和感がある人に向いています。あがり症で人の前にたつだけでもストレスのたまる人は、気のめぐりが悪くなっている可能性があります。半夏厚朴湯は体力が中程度で、のどの違和感を解消し、気のめぐりをよくするために利用されます。

神経が高ぶり怒りやすい人に:抑肝散加陳皮半夏
気のめぐりが悪く、血が不足すると、ちょっとしたことでもイライラしたり怒りっぽくなったりします。抑肝散加陳皮半夏は、体力が低下している方向けで、肝の気と血のめぐりをよくします。胃の調子を整えるため、胃の不調がある人にも利用できます。

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カラダの緊張を解きほぐすためには?

カラダの緊張をやわらげるには、じっくりと休むことも必要です。夜眠れない人は、次のようなことに注意しましょう。カラダの疲れがとれると、前向きになり人前に出ても緊張しにくくなります。

・太陽の光を浴びる
朝、目が覚めたらすぐに太陽の光を浴びましょう。朝に太陽の光を浴びると、生活のリズムを整えることができます。また、自然な眠りを誘う作用のある「メラトニン」の分泌量が増えるため、夜はぐっすり眠れるようになります。

・入浴はぬるめのお湯で、寝る1時間前くらいを目安に済ませる
カラダをリラックスさせるためには、毎日お風呂に入ることも大切です。できれば、ぬるめのお湯で、寝る前の1時間を目安に入るようにしましょう。お風呂でカラダを温めると、体温が下がっていくうちに眠くなっていきます。

・スマホやパソコンは控える
寝る前にスマホやパソコンを見ると、カラダが興奮した状態になるため眠れなくなってしまうことがあります。また、スマホから出ているブルーライトが目に入ると、眠れなくなったり、夜中に目が覚めてしまったりするなど睡眠の質にも影響を与えます。

・食事は寝る3時間前までに済ませる
夕食は、寝る3時間くらい前までに食べましょう。寝る前に食べると、胃腸に負担がかかってしまうため、なかなか寝付けなくなってしまいます。

監修
多田 有紀

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