胃が痛い時の対処法とは?胃潰瘍、ストレス性胃炎などの原因とリスクを知って漢方薬やツボで改善しよう!

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胃が痛い時の対処法とは?胃潰瘍、ストレス性胃炎などの原因とリスクを知って漢方薬やツボで改善しよう!

目次

「ストレスが溜まると胃の調子が悪くなる」「食べすぎ飲みすぎで胃が痛い」「食後に胃が痛くなる」こんな経験がある方も多いのではないでしょうか?とりあえず、いつもは家にある胃薬を飲んでいる方もいるかもしれません。市販薬には、漢方薬が含まれているものも多くあります。それほど、漢方薬はみなさんの身近にあるのです。今回は、胃が痛くなる原因や漢方薬、胃が痛くなったときのツボについて紹介します。

胃が痛い!その胃痛の原因は?

漢方で考える胃が痛くなる原因には、大きく分けて3つあります。まずは、自分がどの状態なのかを確認してみましょう。

・暴飲暴食
食べすぎたり飲みすぎたりすると、食べたものが消化されにくくなるため、胃に熱がこもり、胃の働きが悪くなります。

・冷たいものの摂りすぎ
冬のような寒い季節や、冷たいものを摂りすぎたときは、冷えをもたらす影響によりカラダの中の気血の巡りが悪くなります。カラダがだるくなることもあります。

・ストレス
緊張状態や疲れなどが原因でストレスがたまると、肝の状態が悪くなり気が滞ります。うつっぽくなったり、喉がつかえたり、お腹の膨満感を感じたりする場合もあります。

胃が荒れるとどうなる?胃粘膜の炎症や潰瘍のリスクを知ろう

胃が痛くなるのは、誰にでもあることですが、その原因はさまざまです。胃粘膜は、胃酸や消化酵素などの刺激から胃を守る役割をしていますが、食べ過ぎや食べ物の種類、ストレスなどによってダメージを受けることがあります。胃粘膜が傷つくと、胃もたれや胃炎の原因になります。

ピロリ菌の感染などが原因で胃もたれや胃炎が長く続くと、胃粘膜に潰瘍ができることがあります。潰瘍は、主に胃や十二指腸にできますが、場合によっては食道にもできます。潰瘍は、吐き気や食欲不振、腹部の痛みや膨満感などの症状を引き起こします。

胃が荒れる原因の一つに、ストレスがあります。ストレスは、自律神経やホルモンのバランスを崩し、胃酸の分泌を増やしたり、消化器官の働きを乱したりします。これによって、胃粘膜に負担がかかり、ストレス性胃炎やストレス性潰瘍を引き起こすことがあります。仕事や人間関係だけでなく、生活習慣や食生活によるストレスも胃に影響します。不規則な生活や睡眠・運動不足、偏った食事や飲酒などは、すべて胃に悪影響を与えます。
胃が痛い時は、辛いものや油っこいものなどの刺激物を避けて、消化の良いものを少量ずつ食べるようにしましょう。その他にも水分補給や休息も大切です。

胃がねじれるように痛むのはなぜ?胃痙攣の原因や対処法を紹介

胃痙攣とは、みぞおちや上腹部辺りに激しい痛みを感じるのが特徴で、胃がねじれるように痛むこともあります。胃痙攣は、胃の筋肉が異常に収縮することで起こります。胃痙攣の原因は、さまざまですが、主なものは以下の通りです。

食べ物や飲み物の刺激

辛いものや冷たいもの、アルコールなどは、胃粘膜に刺激を与えて、胃の動きを乱すことがあります。また、食べ過ぎや早食いも、胃に負担をかけて、胃痙攣を引き起こすことがあります。

ストレスや緊張

ストレスや緊張は、自律神経やホルモンのバランスを崩し、胃酸の分泌を増やしたり、消化器官の働きを乱したりします。これに伴って、胃の筋肉が過敏になり、胃痙攣を起こすことがあります。

胃痙攣の痛みは、数分から数時間持続することがあります。また、吐き気や嘔吐、下痢などの消化器官の不調も伴うことがあります。長期的に続くと、食欲不振や体重減少などの全身的な影響も出ることがあります。

胃痙攣がつらいときは、胃腸薬や漢方薬で対処しましょう。漢方薬は、体質や症状に合わせて選ぶことで、消化器官の働きを整えたり、ストレスを和らげたりします。また、ツボを押すのも効果的です。手や足の指先などにある特定のツボを刺激することで、気血の流れを改善したり、痛みを緩和したりします。

胃痙攣がいつもと違う時は、まずは医師の診断を受けることが大切です。胃痙攣は、他の重篤な疾患のサインである可能性もあるため、原因を特定して適切な治療を受ける必要があります。例えば、痛みの原因がピロリ菌による潰瘍であったり、十二指腸潰瘍や腸閉塞など他の臓器に異常がある可能性もあります。

胃の痛み方や期間がいつもと違う時は、医師に相談しましょう。

ストレス性胃炎の症状は?全身に与える影響と予防法

ストレス性胃炎は、痛みや不快感をもたらします。以下では、ストレス性胃炎の症状、全身に与える影響、そして予防法について説明します。

ストレス性胃炎の主な症状は胃の痛みです。この痛みは、みぞおちや腹部に感じられ、時には胸やけや吐き気と結びつくこともあります。便秘、下痢、膨満感など腸の症状として現れることもあります。また、ストレス性胃炎の影響で食欲が減退したり、全身に倦怠感が生じることもあります。

ストレス性胃炎の予防には、ストレスの管理が不可欠です。ストレスを軽減するためには、以下の方法が役立つでしょう。

リラクセーション法:ヨガや瞑想、深呼吸などのリラクセーション法を実践し、日常のストレスを軽減しましょう。

運動:適度な運動はストレスの軽減に効果的です。毎日の生活の中に運動習慣を取り入れましょう。

睡眠:十分な睡眠を確保し、体を休めることがストレスの軽減につながります。

ストレス性胃炎はストレスが原因で起こるため、ストレスのコントロールが鍵です。日常生活でストレスを軽減し、健康的な生活習慣を実践しましょう。

【漢方流】自分のカラダを舌の状態で判断する方法

漢方で、カラダの状態を知る方法のひとつに舌診があります。舌は内臓の鏡といわれ、カラダの中の状態を映し出すと考えられています。ただし、この方法だけでは、すべてを判断することはできません。ひとつの目安にしてください。

・正常な舌は淡紅色で白い苔がついている
健康的な舌の色は、淡い紅色で適度に湿っています。舌は大きすぎることはなく、はれぼったくもありません。舌の苔は薄く全体になめらかです。

・舌の真ん中が白くなり、舌の両側に歯形がついている
脾胃(胃腸)の状態は、舌の真ん中あたりを見ます。白くなっているときは脾胃が弱っている状態です。舌の両側に歯形がついているときは、カラダの中に水分が滞っている状態です。疲れが溜まっている可能性もあります。

・舌の苔がところどころ剥がれていて白い
気(エネルギー)が不足すると、舌の苔がところどころ剥がれていることがあります。これは、栄養が不足している、疲れがたまっている、睡眠不足などが原因となります。全体的にエネルギーが不足しているため胃の痛みを感じることもあります。

・舌が全体的に白っぽい。苔も白い
カラダが冷えていると、舌は全体的に白っぽくなり苔も白くなります。消化不良が起こるため、カラダの血行が悪くなります。カラダの冷えは、ストレスが原因でも起こります。

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胃の痛みの原因別、食材の選び方

胃の痛みは、食べ物が原因で起こることがあります。胃の痛い原因に合わせた食材の選び方を紹介します。

・食べ過ぎたときは、油っぽいもの・辛いものの摂りすぎに気をつける
カラダに負担のかかる食べ物を食べすぎると、胃に熱がこもるため胃痛が起こります。胃が痛むときは、油っぽいもの・辛いものは控えた方がいいでしょう

・カラダが冷えているときは、甘いもの・冷えている食べ物は控える
甘いものを食べると、カラダに余計な水分が滞りやすくなるため、カラダの冷える原因になります。また、カラダを冷やす夏の野菜や、冷たい飲み物なども注意が必要です。

・ストレスが溜まっているときは、柑橘系を
みかん・レモンなどの柑橘系の果物は、カラダの血行をよくし、胃の調子を整える働きがあります。また、柑橘系の食べものは、気を巡らす効果があるためストレスの軽減にも効果的です。

胃が痛くなった時に効果的な漢方薬は?

胃薬には、生薬・漢方処方を配合している胃腸薬が多くあります。胃が痛くなったときは、自分のカラダの状態に合わせて店頭で相談、または症状が続く場合は受診をして、漢方薬を選んでいきましょう。

半夏瀉心湯

ストレスで胃が痛くなった方に用いる漢方薬です。体力は中程度で、食欲がなく、吐き気や下痢などがある方などに向いています。胃腸炎・神経症・胃弱などの方にも利用されます。

安中散

ストレスがあり、カラダの冷えから来る胃痛に用いる漢方薬です。体力は中程度以下で、胃痛・胸焼け、食欲不振・吐き気のある方などに向いています。市販の漢方薬にもよく使われています。

五苓散

カラダの中に余分な水分が滞ることで起こる頭痛・めまい・吐き気などがある場合に用いられる漢方薬です。飲み過ぎによる二日酔いで喉がかわく・尿量が少ないなどの症状がある方に利用されます。

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胃が痛い時に試してみたいツボの紹介

日常生活の中でどこでもできる、胃が痛くなったときのツボを紹介します。ツボは、指の腹の部分で、10秒くらいを目安にゆっくり押します。強く押したり、長く押したりするのではなく、気持ちがいいくらいの強さが大切です。

内関(ないかん):手首のしわから指3本分あけた肘側にあるツボ

内関のツボ 飲み過ぎによる二日酔い・吐き気をともなう胃痛・頭痛などに向いています。 ストレスや緊張などで胃の痛みがある方に用いられます。

合谷(ごうこく):親指と人差し指の付け根が交わった場所にあるツボ

合谷のツボ 胃痛や頭痛・歯の痛みなどを和らげたいときに効果のあるツボです。合谷は、ストレスがある方にも向いています。

手三里(てさんり):肘をまげたときにできるシワから指3本分あけた手の方にあるツボ

手三里のツボ 食べすぎ・飲みすぎで食欲が止まらず胃が痛い方に向いているツボです。胃腸の調子を整える働きがあります。

足三里(あしさんり):膝の端から指4本分あけた下の方にあるツボ

足三里のツボ カラダの冷えによる胃痛・食欲不振・消化不良に向いています。冷房で冷えている場合や、冷たいものを食べ過ぎたときに用いられます。

中脘(ちゅうかん):へその下約4cmのところにあるツボで、胃痛や胃もたれに効果があります。このツボを指で押すときは、息を吐きながらゆっくりと圧力をかけて、10秒ほど維持してから離します。これを数回繰り返すと、胃の不快感が和らぐことがあります。

監修
多田 有紀

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