【MCTオイル徹底解説】話題のケトジェニックダイエットで注目のMCTオイルとは?

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【MCTオイル徹底解説】話題のケトジェニックダイエットで注目のMCTオイルとは?

目次

今、アメリカでは、KETO(キート)ダイエットと呼ばれるケトジェニックダイエット(糖質制限ダイエット)が注目されています。それに合わせて人気が高まっているのが「MCTオイル」です。日本でも見聞きする機会が増えてきましたね。でも、なんでダイエットにオイル?賢く取り入れるのはどうしたらよいの?と、よくわからない人も多いはず。そこで今回は、MCTオイルついてご紹介します。

MCTオイルは、ダイエットに効果的なオイル!

MCTとは、「Medium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)」の頭文字をとったもので、日本語では「中鎖脂肪酸」と呼ばれます。中鎖脂肪酸(MCT)を多く含むオイルとしてはココナッツオイルやパームオイルが有名ですが、「MCTオイル」はこれらのオイルからMCTだけを精製して作った100%MCTのオイルのことをいいます。
では、このMCTはどんな特徴をもっているのでしょうか?
私たちに馴染みのオリーブオイルや大豆油などの植物油やバターやラードの動物性油脂に含まれる脂肪酸のほとんどが「長鎖脂肪酸」と呼ばれる、分子量が大きい脂肪酸です。一方の中鎖脂肪酸(MCT)は、分子量が長鎖脂肪酸の半分くらいと小さいのが特徴。そのため、分解がされやすく消化が速く、グルコースやアミノ酸と同じように門脈を通って直接肝臓に運ばれます。そして、素早くエネルギー源として使われます。その結果、体内に脂肪として蓄積されづらいので、ダイエットに効果的なオイルとして注目されています。

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MCTオイルを理解する上で知っておきたい「ケトン体」のこと

カラダを動かすときだけでなく、私たちの意思に関係なく働いてくれている心臓や肺、消化器官などの臓器や大切な脳など、私たちの体を構成している全ての器官が働くにはエネルギーが必要です。そのため、カラダはエネルギーが枯渇しないよう、主に2つのエネルギーの産生経路をもっています。それが「糖質」からの産生経路と「脂肪」からの産生経路です。「糖質(ブドウ糖)」からの産生経路は、即効性のエネルギー供給源であり体内にとってはとても重要なエネルギー源ですが、体内の貯蔵量が少なくすぐに枯渇してしまいます。そのため、バックアップとしてエネルギー源になってくれる供給源が必要。それが、そう!体脂肪です。「脂肪」からの産生経路では、カラダに蓄えていた中性脂肪を基に肝臓で「ケトン体」と言われるアセト酢酸やβ―ヒドロキシ酪酸が作られ、これらが筋肉や脳のエネルギーとして利用されます。

【最新メソッド紹介】ケトジェニックダイエットとMCTオイルの関係性

今話題の糖質制限ダイエットのひとつ「ケトジェニックダイエット」は、このカラダの仕組みを利用したダイエット法。つまり、糖質の量を制限し、その分良質なタンパク質や脂質を多く摂って、脂肪燃焼を促しケトン体の産生力を高めるダイエット法です。
そして、このダイエット法で用いられるのがMCTオイル。前述の通り、一般的なオイルと比べて、消化吸収が速く、素早くエネルギーに変換してくれるので、ケトン体産生にはとても効率が良いオイルなのです。
※糖質制限中は、足りなくなった糖の代わりに、脂肪からエネルギーを作りますが、その過程で筋肉中のアミノ酸も使われます。そのため、脂質だけではなくいつもより多めにタンパク質を摂取することが大切です。筋肉量が落ちてしまうと基礎代謝量が減り、ダイエットしたつもりが返ってリバウンドしやすいカラダになってしまった、という結果を招きかねません。また、タンパク質摂取の目的でお肉の摂取が増えると、腸内環境への影響が心配。そのため、食物繊維の多い野菜もしっかり摂りましょう。

MCTオイルを賢く取り入れたい!

MCTオイルは、カラダに蓄積しづらい特徴を持ったオイルなので、ダイエット中に取り入れるオイルとしてオススメです。発煙点が低いので、揚げ油としての利用は控え、サラダやスムージーに混ぜるなど生で摂取するようにしましょう。
MCT(中鎖脂肪酸)は、母乳や乳製品、ココナッツオイルなどに含まれているので、私たちは小さいころから日常的に摂取している脂肪酸。安全性が高く、安心して利用できます。しかし、いくらカラダに蓄積しづらいオイルといっても、カロリーは普通の油と変わりません。そのため、摂りすぎには注意が必要です。取り入れる場合は、何かのオイルの代替えとして取り入れるのが良いでしょう。消化吸収が速いという特徴から、一度に多量のMCTオイルを摂取すると腹痛やお腹が緩くなってしまうこともあります。

また、MCT(中鎖脂肪酸)100%オイルは自然界には存在しない,精製されたオイル。これだけに偏って摂ることは、あまりおすすめできません。

中鎖脂肪酸が多く含まれているココナッツオイル、ビタミンEやポリフェノールが豊富なオリーブオイル、オメガ3脂肪酸が多く女性ホルモンに似た働きをしてくれるアマニ油、血液をサラサラにする作用があるDHA・EPAなど、油にはそれぞれにメリットがあり、カラダへの働き・役割は異なります。脂質はカラダにとって非常に大事な働きをしていることから、1つのオイルに偏るのではなく、いろいろなオイルをバランスよく取り入れていくことが結局はカラダのためになり、健康・美容の面でも良いのではないでしょうか。

MCTオイルは1つの選択肢。ぜひ、あなたのライフスタイル&体調ににあったオイルを取り入れてみてくださいね。

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監修
吉田 容子


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