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毎日のちょうどいい薬膳生活

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おいしく薬膳を食べよう!
Vol.2

薬膳アテンダント・池田陽子さんに「ゆる薬膳。」レシピをお願いしました。

薬膳を知って、肌の調子や肩こり、
むくみ、花粉症まで改善!?

池田陽子さん

池田陽子さんが薬膳を始めたきっかけは、30歳の時に肌の老化を感じたことから。

肌の老化に悩んでいた時、「昔、ジャンクな食事を続けていたら肌がすごく荒れたな」と思い出しました。「本当に大事なことって、肌に塗るものだけじゃなくて、美しい肌を再生していくための食事じゃない?」そう思い立った池田さんは、近所にあった薬膳料理教室に通い出しました。

そこで、「やっぱり食べ物が大事なんだ!」と実感。本気で勉強するために、中国伝統医学の学校で薬膳料理を本格的に学び、薬膳アテンダントの資格を取得したのです。

薬膳料理を生活の中に取り入れ出したら、みるみる肌の調子が良くなり、30代の頃よりも肌の状態は良いそうです。しかも花粉症の症状が軽くなっただけでなく、肩こりやむくみもなくなって、体重もベストをキープ。
そんな話を周囲の人にしても、「薬膳ねぇ。食材が高そうだし、作るのが面倒そう」という返事ばかり。

そこで、自他ともに認める面倒くさがりな池田さんが考えたのが「ゆる薬膳。」なのです。

池田陽子さん
 

誰でも簡単に作れる「ゆる薬膳。」

もともと雑誌の編集者として時間に追われ、食事も出来合いのものを買ったり、外食がほとんどだった池田さん。しかもご自身を「ものぐさ、適当、雑の代表のよう」と言います。

「そんな自分でも作れるのですから、薬膳とは、どんなにいい加減でも、時間がなくても、誰でも作れるものなのです」。
「食材一つひとつには、すべてからだに及ぼす作用があって、体質や体調、季節などに合わせてそれらを料理の中に使っていけば、からだの不調を改善することができるのです」と、池田さん。

「どんな食材を使ってもOK。それらをバランス良く摂れればいいのです。薬膳を始めて気がついたら、今まで食べたことのない食材が結構ありました。きくらげや山芋なんて、あまり料理に使ってこなかったですが、今ではさまざまな食材を楽しめるようになりました」
でも、続けられなければ意味がありません。たまにではなく、コンスタントに食べることが大切です。そこで、簡単に作れておいしい「ゆる薬膳。」を考えました。

「何よりも食べることが大切なので、作る過程でハードルを上げてしまわないように意識します」
食材に缶詰や冷凍の食材を使ったり、コンビニなどで切って売っている野菜を使ってもOK。とにかく、自分の体質や体調、季節に合わせて「食べるだけ!」

「今では、ちょっと具合が悪くなった時も、まず食べるべき食材が頭に浮かびます。それで大抵は改善されるので、薬膳を知って良かったなと思います。

今回は、中国伝統医学の理論にのっとった、春から初夏に起こりがちな不調をのりきるための漢方的おすすめレシピを教えてもらいました。

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池田陽子さんプロフィール

PROFILE

池田 陽子

薬膳アテンダント。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)に入学、国際中医薬膳師資格取得。普段の暮らしの中で手軽に取り入れられる「ゆる薬膳。」の提案を、執筆やセミナーなどを通して行う。『ゆる薬膳。365日』(JTBパブリッシング)『ゆる薬膳。』(日本文芸社)『中年女子のゆる薬膳。』(文化出版局)など著書多数。

http://www.yuruyakuzen.com