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~おいしい、カンタン、カラダに効く~

毎日のちょうどいい薬膳生活

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おいしく薬膳を食べよう!
#02

ストレスが原因の冷えに、
気を巡らす炒め物で温まる

『サーモンと針生姜の黒酢炒め』

麻木久仁子さん

麻木さんの
漢方的
おすすめポイント

サーモンは体を温める「温中」の力が強い魚です。また補脾益気の力もあり、冷え性の方におすすめ。生姜は加熱するとジンゲロールという成分がショウガオールに変化し、体温め効果がアップします。今回はよく炒めて加えます。
冷え性の方の中には、気の巡りが悪い=ストレスのために手足が冷えるという方もいます。気を巡らせる「理気」の玉ねぎと血を巡らせる「活血」の黒酢も使いましょう。更年期の冷えにもおすすめです。 /p>

Recipe
作り方

RECIPE MOVIE

食材食材
材料【2人分】
  • サーモン(柵のもの)250g
  • 生姜30g
  • 玉ねぎ1/4個
  • ピーマン1個
  • A  黒酢大さじ2
  • A  醤油大さじ2
  • A  砂糖大さじ2
  • A  しょうゆ大さじ2
  • A  水大さじ4
  • A  片栗粉小さじ1(同量の水でとく)
  • ごま油大さじ2+1
  • 片栗粉少々(同量の水でとく)

※調理時間:約15分

1

サーモンは大きめの一口大に切り、軽く塩を振って5分ほどおく。水気を拭き、片栗粉をまぶす。

2

生姜はよく洗い、皮付きのまま針に切る。玉ねぎ、ピーマンは薄めの千切りにする。

3

Aの調味料を合わせてよく混ぜる。

4

フライパンにごま油大さじ2を入れて中火で熱し、サーモンを入れて揚げ焼きし、火が通ったら一旦取り出す。

5

余分な油を拭き取り、弱火にしてごま油大さじ1、針生姜を入れてチリチリになるまでよく炒める。

6

玉ねぎとピーマンを加えてしんなりするまで炒める。

7

サーモンを戻し入れ、③を入れて絡める。一煮立ちしたら水とき片栗粉を入れてとろみが出るまで火を通す。

POINT

このレシピのポイント

牡鮭ではなくサーモンを使います。ゴロンとしたいので刺身用などに薄く切っているものではなく柵で作ります。生姜はできる限り細く針に切って、チリチリになるまでじっくりと炒めます。よく炒めることで辛味が飛んで、たっぷりと食べられるようになりますので。

PROFILE

麻木 久仁子

テレビ番組などで司会者、コメンテーターとして活躍。2010年暮れに脳梗塞を発症。2012年初期の乳がんを手術。その後、国際薬膳師(中国薬膳研究会認定)、国際中医師(世界中医薬学会連合会認定)、温活指導士(一般社団法人 日本温活協会認定)に。著書に『一生、元気でいたいから 生命力を足すレシピ』(文響社)、『ゆらいだら、薬膳』(光文社)、『おひとりさま薬膳 還暦からのごきげん食卓スタイル』(光文社)、『からだ整う 温活薬膳ごはん』(食べもの通信社)。