
肌のお悩みに効果があるとされ、現代でも注目されています。
ここでは、ヨクイニンの効果・効能や正しい飲み方について詳しく解説します。
詳しくは「ヨクイニンの正体は、優秀食材ハトムギ」をご覧ください。
いぼの見た目やできる場所は、いぼの原因によって違いますが、よくみられるのは「尋常性疣贅」というウイルスが原因のいぼで、子どもや若者に多いのが特徴です。
ほかにも「青年性扁平疣贅」という若い女性に多くみられるいぼがあり、ヨクイニンはこれらのいぼにも効果があります。
●尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
一般的ないぼで、子どもの手足に多くみられる小さいいぼが典型的な例です。
他にも、尋常性疣贅の一種として指をすぼめたように見える指状疣贅(しじょうゆうぜい)、足の裏にできる足底疣贅(そくていゆうぜい)、いくつものいぼが集まったモザイク疣贅などがあります。
●青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)
若い女性に多く、顔や手、脚など肌が露出している部分にできる茶色がかった平たいいぼです。老人性のいぼとよく似ていますが、老人性いぼとは原因が異なります。
ヨクイニンはこれらのウイルス性のいぼに効果があります。一方、老人性いぼ(脂漏性角化症)の原因はウイルスではなく加齢や紫外線によるもので、ヨクイニンの適用外となっています。
ヨクイニンにはいぼだけでなく、肌あれに対する効果もあります。
皮膚の表面をうすく覆う皮脂は、肌水分の蒸発を抑え、病原菌や有害な異物の侵入を防ぐバリアとして働いています。このバリア機能を失った肌は乾燥して刺激を受けやすくなり、肌のごわつきや赤み、腫れ、粉吹きなどの肌あれを起こしてしまいます。ヨクイニンは肌のターンオーバーを促しながら水分の蒸発を抑え、肌あれに対する効果をあらわすと考えられています。
肌のターンオーバーとは皮膚が新しく生まれ変わるサイクルのことです。このプロセスでは、表皮の最も内側に位置する基底層で新しい細胞が生成され、古い細胞が表面に押し上げられて剥がれ落ちます。健康な肌を保つためには、このターンオーバーが正常におこなわれることが重要です。
なんらかの理由でターンオーバーが停滞すると、古い角質が表皮内にたまっていぼや肌あれの原因になります。
一方、ヨクイニンは低下したターンオーバーの働きを正常化して、いぼや肌あれを解消すると考えられています。詳しくは「なぜヨクイニンはいぼ・肌あれに効く?」をご覧ください。
ヨクイニンは、漢方薬生薬等の多くは食前または食間に服用するのが原則です。食前とは食事の30分前、食間は食後2時間ほどのタイミングを指しています。
空腹時に服用することで吸収率が高まり、効果的な作用が期待できます。また、大腸に棲む腸内細菌に分解されて作用する生薬もあるため、生薬が大腸に届きやすい空腹時の服用が適しているのです。
ヨクイニンの効果的な飲み方については「より効果的にヨクイニンを摂取するには」を参考にしてください。
同時に保湿や紫外線の対策もおこないましょう。化粧水や乳液を使用し、肌にしっかりと水分を補給することをおすすめします。また紫外線対策を怠ると肌の老化やトラブルを引き起こすため、外出する際には日焼け止めを使用したり、帽子や日傘を活用したりすることが大切です。
睡眠不足や運動不足、偏食や食べすぎ飲みすぎなどの生活習慣の乱れが肌トラブルの原因となることも。十分な睡眠と規則正しい生活リズムを心がけ、適度な運動を日常に取り入れる、食生活を見直すなど、生活習慣の改善に取り組みましょう。睡眠不足は免疫機能を低下させてウイルスに対する抵抗力を弱めます。個人差はありますが、7時間を目安に良質な睡眠をとり、規則正しい生活リズムを整えることが大切です。
また運動不足がつづくと、新陳代謝が低下して老廃物の排出が滞り、肌あれや乾燥肌の原因となります。
さらに偏った食生活を続けると、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足してターンオーバーが乱れてしまいます。また、食べ過ぎや飲み過ぎは胃腸への負担となり消化吸収が悪くなることも。偏食や暴飲暴食を避けて、肌に十分な栄養補給をおこないましょう。
- ●用法用量を守って正しく使用しましょう。
- ●妊娠中や授乳中は使用を控えるか医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
- ●子どもの服用は保護者の監督のもとで、小児用の用量を守って使用してください。
製品によって用法用量は異なります。注意事項をよく読みご使用ください。。 - ●病気で治療中の方や、ほかに使用しているお薬のある方は必ず医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください。
どのくらいの期間ヨクイニンを服用すればいいですか?
まずは試してみて、調子がいい、なんとなく効果を感じる、というようであれば続けて服用してください。ターンオーバーにはおよそ4週間かかりますので、実際の効果があらわれるには1ヵ月程度の服用が目安となります。
ただし、体質や症状によって効き目のあらわれる期間には個人差があります。1ヵ月間服用を続けて効果がみられない場合は、商品の添付文書をもって医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください。
症状が改善されてきたら、いつまで服用を続ければいいですか?
薬は症状が改善した場合、漫然と飲み続けるものではありません。ヨクイニンについても、症状が良くなったら服用を中止することが望ましいです。ただし、判断に迷った際は医師、薬剤師又は登録販売者に相談してみましょう。
ヨクイニンには副作用がありますか?
重い副作用は確認されていませんが、皮膚の発疹、発赤、かゆみ、胃の不快感などの症状がみられた場合は、服用を中止して医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
正しい用量用法、使用上の注意を守って、肌トラブルの改善にヨクイニンをお役立てください。
監修:朝倉哲也
日本臨床栄養協会NR・サプリメントアドバイザー。医療者向けサプリメントデータベース・ナチュラルメディシン日本語版「健康食品のすべて」を一般向けに翻案した「サプリメント・健康食品の効き目と安全性」「病気・症状別サプリメント・健康食品の効き目事典」「本当に効く食とサプリ」「安心して飲みたい人のための健康食品ガイド」などを執筆。

















