冬の乾燥・カミソリ負け対策 敏感肌を守る保湿シェービングと正しい剃り方

2025.10.23

コラム

冬は“保湿最優先”:乾燥・カミソリ負けを防ぐシェービング

冬の肌は乾燥しやすく、肌のバリア機能が低下することでトラブルを抱えやすい季節といえます。特に男性の肌は皮脂量が比較的多いものの、水分保持力が低いとされるため、乾燥しやすく、カミソリ負けも起こしやすい傾向があると考えられます。乾燥による小じわや粉ふき、赤み、ヒリつきといった症状が重なることで清潔感や若々しさが損なわれやすく、冬はシェービングケアがそのまま見た目の印象に直結しやすい時期ともいえます。

冬の肌で起きていること

低湿度・低温・血行低下とバリア機能ダウン
冬は湿度が30%を下回ることも多く、低温で血行も滞りやすいため、肌のターンオーバーが乱れる傾向にあります。これにより角層の水分保持が弱まり、ちょっとした刺激でも赤みやかゆみを感じやすい状態に傾きやすいといわれます。
マスク・襟の摩擦による炎症増
防寒具やマスクによる摩擦が繰り返されると、チクチクとした刺激を感じるだけでなく、肌表面に微細な傷がつきやすいとされます。とくにあごや頬のラインはシェービングによる摩擦とも重なるため、より敏感に感じやすい部位といえます。

症状別の対策

赤み・ヒリつき(カミソリ負け)
カミソリ負けは深剃りや逆剃り、強い刃圧によって起きやすくなります。フォームやジェルをしっかり厚めに塗布し、毛流れに沿った順剃りを基本とすると肌を傷つけにくいでしょう。仕上げにはアルコールを控えたローションでクールダウンし、高保湿の乳液やクリームでケアしましょう。

粉ふき・つっぱり
洗顔のしすぎや熱いお湯で洗顔することによる乾燥が重なると、粉ふきや肌のつっぱりが起きやすくなります。保湿は化粧水に加え、乳液やクリームを重ねて“水分+油分”をバランスよく補うことが大切です。

埋没毛の予防とケア
乾燥して角質が厚くなり、毛穴にフタをしてしまうと毛が外に出にくくなり、埋没毛ができやすい状態に傾くといわれます。温タオルで肌を柔らかくしてからシェービングを行い、週1回程度のやさしい角質ケアを取り入れるとよいでしょう。

理容室での保湿ケア+シェービング

泡・ジェルの使い分け/温タオル/刃圧管理
理容室では肌質や状態に合わせて泡やジェルを使い分け、温タオルで毛穴を開かせてから施術を行います。刃圧を均一にコントロールすることで、敏感な冬の肌を守りながら肌を整え、清潔感のある肌に導くことが可能とされます。
鎮静→高保湿ケア
シェービング後の赤みや乾燥を防ぐため、ローションでクールダウンし、その後は高保湿クリームで水分蒸散を防ぎましょう。

敏感肌対応(アルコール控えめなど)
敏感肌の方にはアルコールを控えたローションや低刺激処方の保湿剤などを用いて、肌を整えましょう。

 

自宅でのセルフシェービングとケア

順剃り・短時間・直後の保湿

自宅でのケアでは逆剃りを避け、短時間で順剃りを行い、剃った直後に保湿を行うことが重要です。化粧水だけでなく、油分を含む乳液やクリームで仕上げると水分が逃げにくいでしょう。

室内加湿・入浴・睡眠の見直し

湿度40〜60%を目安に加湿器を利用し、入浴で血行を促進して睡眠の質を整えることも肌の回復力を高めやすいとされます。規則正しい生活習慣と組み合わせることで、肌の状態もよくなり、シェービングがしやすくなるでしょう。

 

FAQ

Q. 冬は電動シェーバーとカミソリどちらが良い?

→肌が敏感に傾いているときは電動シェーバーで摩擦を減らし、しっかり仕上げたい場合はカミソリを選ぶなど、状況に応じた使い分けが推奨されます。

Q:赤みが続くときは?

→ 冷たいタオルやローションでクールダウンして肌を落ち着かせます。赤みが引かないときは皮膚科への相談をおすすめします。

Q:冬の保湿ケアは朝と夜どちらが大切?

→ 一般的に、寝る前は化粧水や美容液でうるおいをしっかり補ってあげたあとに乳液やクリームでフタをする保湿ケアを行い、朝はうるおいを補いつつ、外の乾燥から肌を守るために乳液やクリームで適度に保護することが効果的とされます。朝と夜のケアはどちらも大切で、それぞれを意識することですこやかな肌となるでしょう。

Q:埋没毛は抜いても良い?

→ピンセットで無理に抜くと炎症や色素沈着につながることがあるため避けるのが無難です。サロンや皮膚科医などのプロに相談するのが安心だと考えられます。また埋没毛になりにくい肌になるための角質ケアもおすすめです。

 

 

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