かぜをひかない!そのために
かぜのメカニズムを知ろう 最終更新日 2015年12月07日

かぜとインフルエンザってどう違うの?

毎年、冬になると身の回りでもニュースでもかぜやインフルエンザの話題で持ち切りになります。この冬は元気に過ごしたい!という皆さんのために、まずはかぜとインフルエンザのメカニズムについてご説明しましょう。
そもそもかぜとインフルエンザはどう違うのでしょうか。かぜの正式名称は「かぜ症候群」といい、そのほとんどはウイルス感染によって引き起こされます。かぜの原因となるウイルスには数百もあり、冬だけでなく夏に子どもたちの間で流行する手足口病やプール熱などもかぜの一種。冬に大流行するインフルエンザも、インウルエンザウイルスに感染することで引き起こされるかぜ症候群の一種です。ですが、インフルエンザは一般的にかぜと呼ばれているものと異なり、突然38℃以上の高熱が出たり、関節痛や筋肉痛、倦怠感に食欲低下と、全身に症状が見られ、重症化しやすいのがこわいところなのです。

一般的なかぜ

  • 病原体

  • アデノウイルス/コロナウイルスなど、
    かぜの原因となるウイルスは200種類以上

  • 主な症状

  • ・37〜38℃台での微熱。インフルエンザのような高熱はあまり見られない
    ・鼻水/くしゃみ/咳/喉の痛みなど、症状は局所的
    ・一般的に症状が続くのは、1週間弱。時に長引くこともある
    ・重症化することは少ない

インフルエンザ

  • 病原体

  • インフルエンザウイルス

  • 主な症状

  • ・急に38℃以上の高熱
    ・関節痛、筋肉痛などの全身症状+鼻水/くしゃみ/咳などのかぜの症状
    ・感染力が強いため、外出は控える
    ・重症化しやすい。急性脳症やひきつけ(小児)、
     肺炎(高齢者)などを引き起こすこともある

かぜやインフルエンザが冬に流行しやすいのはなぜ?

手足口病やプール熱といった夏かぜの例を除くと、かぜの流行は冬に見られます。それは、かぜを引き起こすウイルスの多くが、15〜18℃の低温かつ乾燥した環境で威力を発揮する性質を持っているため。特にインフルエンザは、一般的なかぜのウイルスに比べて、ウイルスの増殖スピードが早いので、流行の規模も大きくなりがち。インフルエンザは気温が下がり始めた12月前後から発生が始まり、1〜3月にピークとなる傾向にあります。

かぜやインフルエンザが冬に流行しやすいのはなぜ?

どうやってかぜやインフルエンザにかかるの?

ウイルスに感染することよって引き起こされるかぜやインフルエンザ。感染する経路には主に2種類あります。1つは飛沫感染。かぜやインフルエンザにかかっている人が咳やくしゃみをすると、ウイルスが体外に放出されます。空気中に飛び散ったウイルスを直接口や鼻から吸い込んでしまうことで、ウイルスに感染してしまうのです。もう1つは接触感染。かぜやインフルエンザの患者が触れたウイルスが付着したモノに触れ、その手で、口や鼻に触れたりすることでウイルスに感染してしまうパターンです。かぜをひかないためには、この感染経路を断つことが大事。こまめに手を洗ったり、マスクをしたりして、ウイルスの侵入を防ぎましょう。ウイルスはマスクの布目をすり抜けてしまうとは言いますが、くしゃみや咳の大きな飛沫をガードしたり、また鼻や喉を乾燥から守ってくれるので、乾燥を好むウイルスの感染予防には効果的だと言えます。また、バランスの良い食事と適度な睡眠をとって規則的な生活を心がけ、身体の自己免疫力を高め、ウイルスに打ち勝つ力を付けておくことも大切な予防策です。

〈 飛沫感染 〉

  • くしゃみや咳と一緒に
    ウイルス感染者がウイルスを放出

  • 近くにいた第3者が、ウイルスを
    口や鼻から吸い込んで感染

  • 飛沫感染

〈 接触感染 〉

  • 感染者からドアノブやつり革など
    周囲の「モノ」にウイルスが付着

  • 第3者がウイルスのついた
    「モノ」に触れる

  • ウイルスの付いた手で食べたり、
    口や鼻を触ったりして感染

  • 接触感染
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