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若い女性も頻尿になる?
20代の尿トラブルについて

一日に何度もトイレに行きたくなる、トイレに行ったばかりなのに尿意が気になって頻繁にトイレに行ってしまうなど、そんな頻尿の悩みを抱えていませんか? 頻尿というと、高齢者の悩みと思いがちですが、実は若い女性でも頻尿に悩まされることがあります。

ここでは、若い女性の頻尿の原因や20代女性に多い尿トラブルについて詳しく解説します。

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若くても頻尿になる?

若くても頻尿になる?

若い人でも頻尿になることはあるのか、そもそも頻尿になるとどのような症状がでるのかなど、頻尿について詳しく解説します。

●1.1.頻尿は高齢者だけの症状ではない

頻尿は高齢者に多い尿トラブルだと思いがちですが、実は若年層でも頻尿に悩まされることがあり、決して珍しい症状ではありません。


頻尿は、ストレスや膀胱炎などの病気、冷えや水分の摂り過ぎなどが原因で起こりうる尿トラブルです。もしも日常生活に差し支えるようであれば、原因を突き止め、対処することが大切です。

●1.2.頻尿の定義と症状

頻尿とは、トイレが近く、日常生活に支障をきたす症状のことをいいます。日中起きているときにトイレが近くなる「昼間頻尿」と、就寝中にトイレに行きたくなって目が覚める「夜間頻尿」に分けられます。


一般的に昼間の頻尿は、朝起きてから寝るまでの排尿の回数が8回以上になるものと定義されています。尿意を感じてトイレに行っても、短時間のうちにまたトイレに行きたくなります。
しかし、昼間頻尿が7回以下であっても、自身の日常生活に支障がある、トイレが近くて困ると感じる場合には昼間頻尿といえるため、一度医師や専門家に相談してみましょう。
夜間頻尿の症状は、就寝中にトイレのために起きる回数が1回以上のものと定義されています。昼間頻尿も夜間頻尿も両方あるケースもあれば、どちらか一方だけの症状がでるケースもあります。


頻尿の症状と原因、対策についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
頻尿(多尿・トイレが近い)とは? ~症状と原因、対策について~

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若い女性に多い頻尿の原因

若い女性に多い頻尿の原因

頻尿にはいくつかの原因が考えられます。ここからは、若い女性によくみられる頻尿の原因について詳しくみていきましょう。

●2.1.ストレス(心因性頻尿)

ストレスや精神的な要因によって頻尿になることがあり、これを「心因性頻尿」といいます。
女性に多く、 大切なイベントなどの緊張するシチュエーションでトイレに行く回数が増えるという症状です。心因性頻尿はリラックスしているときや何かに集中しているときは尿意が気にならないことが多く、夜間頻尿は通常みられません。

●2.2.急性膀胱炎

「急性膀胱炎」は細菌による膀胱の感染症です。膀胱粘膜に大腸菌などの雑菌が入り込んで繁殖し、膀胱粘膜に炎症が起きます。

炎症の刺激によって強い尿意があらわれ、頻繁にトイレに行きたくなります。頻尿のほか、排尿時にツーンとした痛みが生じたり、尿が濁ったりといった症状をともないます。女性は男性に比べて尿道が短いため、尿の出口から雑菌が侵入しやすく、急性膀胱炎を発症しやすいことがわかっています。

●2.3.過活動膀胱

「過活動膀胱」は膀胱が過敏になり、尿がそれほど溜まっていないのに自分の意思とは関係なく膀胱が収縮してしまう病気です。
昼夜を問わず急な尿意が起きて、漏らしてしまうこともあります。加齢やストレスが関係していることもあります。

●2.4.子宮筋腫

「子宮筋腫」は子宮の筋肉から発生する良性腫瘍です。子宮筋腫が大きくなると、子宮の側にある膀胱や尿道を圧迫し、頻尿や排尿困難などの尿トラブルが起こることがあります。便秘や腰痛などの症状をともなうことがあります。

●2.5.身体の冷え

身体の冷えによってトイレが近くなることがあります。冷えによって頻尿になるメカニズムとしては、寒冷刺激によって膀胱の神経が刺激されて尿意が亢進することや、暑いときに比べて発汗量が減ることで尿の量が増え、排尿回数が増えることなどが関係すると考えらえています。

●2.6.水分の摂り過ぎ

水分の摂り過ぎが頻尿を引き起こしていることもあります。
1日の標準的な飲水量は、体重50kgぐらいの方であれば、1,000~1,250mL、体重60kgの方であれば1,200~1,500mLですが、美容目的や習慣として過剰に水分を摂取するとその分尿量が増えるので、トイレに行く回数も増えます。
この場合、尿意を感じるたびに頻繁にトイレに行っても、1回の尿量が多いのが特徴です。

●2.7.その他の原因

利尿作用のある薬の服用や飲料、嗜好品の摂取によって頻尿になることもあります。 例えば、身体の水分を排出しやすくする利尿薬を服用している場合、尿量が増えてトイレに行く頻度も高くなります。

そのほか、カフェインを含む飲料やアルコール類も利尿作用があるため、頻尿になることがあります。普段何気なく摂取している健康食品やサプリメント類が頻尿を引き起こしていることもあるため、実際の原因を突き止めるためにも医師や専門家に相談しましょう。

出典
夜間頻尿診療ガイドライン[第2版]
https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/37_nocturia_v2-2.pdf

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妊娠中は頻尿 になりやすい?

妊娠中は頻尿 になりやすい?

妊娠中、とくに妊娠中期以降は頻尿になりやすいといわれています。これは、子宮が大きくなることで、排尿に関わる筋肉を動かす「骨盤神経」が圧迫されることが原因の一つです。
また、妊娠を維持するためのホルモンの影響も関係しています。具体的には、膀胱の周りにある骨盤底筋群や膣壁が柔らかくなったり、膀胱粘膜が充血したりすることが頻尿を引き起こすと考えられています。

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頻尿以外に若い女性がなりやすい尿トラブル

頻尿以外に若い女性がなりやすい尿トラブル

頻尿以外に若い女性がなりやすい尿トラブルに「尿失禁」があります。
尿失禁とは、意思と関係なく尿を漏らしてしまう症状のことです。加齢現象として起こることもありますが、20~30代でも妊娠や出産をきっかけに、膀胱の出口を締める筋肉が弛むことで尿失禁が起きやすくなります。

とくに腹圧性尿失禁といって、くしゃみや咳をしたタイミングや、重いものを持とうとしてお腹に力が入った瞬間に尿が漏れてしまう症状がみられます。

女性に多い尿トラブルについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
女性の尿トラブル、その原因と対策について~頻尿、残尿感、尿漏れ、排尿痛~

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若い女性の頻尿に関するよくあるご質問

●Q.頻尿がどのくらい続いたら病院にいくべき?

目安として、頻尿の症状が1週間程度続いているときは病院を受診しましょう。ただし、頻尿がはじまってから1週間経っていなくても、頻尿によって日常生活に支障がでているときは病院を受診し、医師に相談することをおすすめします。

また、日に日に症状が悪化しているとき、頻尿以外に排尿痛や残尿感、尿の濁りなどの症状がある場合は、細菌感染による膀胱炎などの病気の影響が考えられますので、我慢せずに病院を受診しましょう。

●Q.頻尿や尿トラブルの悩みは何科に相談すればいい?

気になる尿トラブルがある場合は、尿トラブルを専門とする泌尿器科を受診しましょう。

ただし、これまでに泌尿器科を受診したことがなく受診を迷う場合は、かかりつけの内科や婦人科 の主治医に相談し、泌尿器科を紹介してもらうのも良いでしょう。

●Q.若い女性でも泌尿器科にいくことはある?恥ずかしくない?

泌尿器科に対して「男性の患者さんが多く、受診しづらい」「尿に関する悩みを知られたくない」「恥ずかしい」と感じている女性は少なくないと思います。

泌尿器科は、性別や年齢を問わず尿のトラブルを相談できる診療科です。尿に関する悩み事は、専門家である泌尿器科の医師に気軽に相談しましょう。
泌尿器科の診療は通常、一般的な尿検査と問診を中心に、必要に応じて腹部超音波検査などをおこないます。

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まとめ

頻尿は高齢者だけの尿トラブルではなく、20代の若い女性でも比較的よくある尿の悩みです。
頻尿は、膀胱や子宮などの病気の症状として生じることもあれば、心理的なストレスや冷え、水分の摂り過ぎなどが原因で起こることもあります。

まずは原因を突き止めることが大切です。尿のトラブルを人に知られたくない、頻尿のために仕事に集中できない、外出がしづらいなど日常生活に支障がある場合は、ひとりで我慢せずに尿トラブルの専門家である泌尿器科を受診して医師に相談しましょう。

出典
夜間頻尿診療ガイドライン[第2版]
https://www.urol.or.jp/lib/files/other/guideline/37_nocturia_v2-2.pdf

榎本 蒼子

医学博士、医学研究者。2015年まで公立医科大学にて医学研究および医学教育に従事。在職中は医師・研修医向けの東洋医学セミナー等を担当。現在は医療ライターとして、健康に役立つ情報や最新の医学研究に関する情報を発信している。

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