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男性の尿トラブル、


その原因と対策について

~尿漏れ、残尿感、排尿痛、頻尿~

男性特有の「前立腺」や、加齢、食生活による肥満、ホルモンバランスの変化などにより、様々な尿トラブルに悩まされる方が多くいらっしゃいます。ここでは、男性の排尿機能の特徴や男性に多い尿トラブル、具体的な尿漏れの対策についてご紹介していきます。

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男性の排尿機能は
どんな仕組み?

男性は膀胱の下に「前立腺」があり、その中央部分に尿道が通っています。この構造により、前立腺が排尿へ影響を与えているとされます。 また、男性は尿道の長さが16cmから25cm程度あり、女性の尿道よりも長いことから、一般的に排尿時間も女性より長くなっていると言われます。

女性の排尿機能はどんな仕組み?

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男性に多い尿トラブル

男性の尿トラブルは、女性とは違った症状や原因が存在します。特に中高年になると排尿トラブルが発症しやすくなり、そのメカニズムは女性と男性で異なっています。 ここでは、男性に多い尿トラブルやその特徴について解説します。

女性に多い尿トラブル

尿漏れ

尿漏れとは、自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまう症状を指します。

尿漏れは正式には「尿失禁」と言い、その症状も急に排尿がしたくなったり、笑った際に不意に尿が漏れてしまったりなど、様々です。 男性の尿漏れの中には男性特有の「追っかけ漏れ」と言われる症状もあります。
> 「尿漏れとは」

「追っかけ漏れ」とは

「追っかけ漏れ」は、男性特有の尿漏れです。 追っかけ漏れは正式名称を「排尿後尿滴下」と言い、排尿の後で自分の意思とは無関係に尿が数滴垂れてしまう症状のことです。自分ではしっかり尿を出し切ったつもりでも、後から尿漏れが発生し、下着などを汚してしまうことがあります。 「追っかけ漏れ」は尿道に尿が残っていることで発生すると考えられており、老化による筋肉の衰えや肥満などが原因で発生しやすくなります。

残尿感

残尿感とは、排尿しても尿が出切っていないように感じる症状を指します。

男性の残尿感には様々な原因があり、加齢により前立腺が肥大してしまう「前立腺肥大」によって尿道が圧迫されて、うまく排尿ができないケースや、排尿の際に膀胱がうまく収縮しない「膀胱収縮障害」によって残尿感が引き起こされていることがあります。また、実際には尿が出切っているのに、トイレに行った後でもすっきりしないと感じる場合もあります。
> 「残尿感とは」

排尿痛

排尿痛とは、排尿時に痛みを感じる症状を指します。

排尿時に痛みがある場合、一般的には「急性膀胱炎」が原因の可能性があります。また、男性の排尿痛は「前立腺炎」や「尿道炎」が原因の可能性もあります。 細菌の侵入によって発生する「前立腺炎」が原因の場合、排尿痛だけでなく頻尿や下腹部の痛みなどさまざまな症状が発生することも少なくありません。また、性感染症の1つでもある「尿道炎」も尿道粘膜の傷や細菌感染により排尿痛を感じる場合があります。どちらも早期に適切な治療を受けることが必要です。

頻尿・トイレが近い

頻尿とは、排尿回数が多くなる症状を指します。

トイレに行っても、またすぐにトイレが近くなるといった症状が頻尿です。一般的に1日の排尿回数が8回以上の場合は頻尿と言われますが、回数に関係なく自分が多いと感じれば頻尿だと考えられるでしょう。 頻尿の原因で男女関係なく多いのが「過活動膀胱」。尿量が十分に溜まっていないのに膀胱が尿を出そうと収縮してしまい、トイレに行ったばかりにも関わらず、すぐにまた行きたいと感じさせてしまうのです。

頻尿の原因や対策についてはこちらのページでも詳しく解説しています。
> 「頻尿とは」
> 「夜間頻尿とは」

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多くの男性を悩ませる「尿漏れ」

加齢とともに尿漏れの悩みを抱える男性の方は数多くいらっしゃいます。中でも、「尿漏れ」に悩んでいる男性は多く、その種類や原因は人によって様々あります。
ここでは、多くの男性が悩みを抱える尿漏れについて詳しくご紹介します。

相談しにくい女性の「頻尿」

●尿漏れ(尿失禁)の種類

尿漏れには「腹圧性尿失禁」や「切迫性尿失禁」など、
症状によって様々な種類が存在します。

「腹圧性尿失禁」はくしゃみをしたときや、重い荷物を持ったときなどに起こる尿漏れです。 また、膀胱が勝手に収縮することで起きる「切迫性尿失禁」や、排尿コントロールができないために、出したいときに出せず尿が漏れてしまう「溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)」などがあります。

●男性に多い尿漏れ(尿失禁)の原因

男性の尿道は女性よりも長く、尿が溜まりやすい曲がりくねった形になっています。そのため、「尿道に尿が残りやすい」という構造上の問題が、男性の尿漏れの原因として考えられます。
しかし、尿道に尿が残ってしまう理由は人によって様々あります。男性に多い尿漏れの原因についてそれぞれご紹介します。

前立腺肥大症などの病気

男性の場合、「前立腺肥大症」などの病気が尿漏れの原因となる場合があります。

前立腺は膀胱の下にあり、中央部分に尿道が通っていることから、男性の排尿に影響する器官です。そのため、前立腺肥大は男性の尿トラブル全般の原因になりやすい病気だとされています。また、前立腺肥大だけでなく、「糖尿病」や「腰椎脊柱管狭窄症」、「腰椎椎間板ヘルニア」などの病気が原因で排尿コントロールがうまくできず、尿漏れが発生する場合があります。

筋力や神経の働きの衰え

加齢によって筋力や神経が衰えてくることで尿漏れが発生する場合があります。

歳をとると尿道の開閉をコントロールする尿道括約筋やその筋肉の働きを司る神経が衰えてくるため、自分でうまく排尿を制御しづらくなります。その結果、男性の場合は尿道の中に多くの尿が残りやすくなり、トイレに行った後から尿が漏れてしまう追っかけ漏れの原因となっています。

肥満

肥満になると膀胱が圧迫されて尿漏れが発生する場合があります。

特に男性の中高年に多い内臓脂肪型肥満のケースでは、内臓についた脂肪のせいで膀胱が圧迫された状態になります。そのため、尿道の収縮よりも強い圧力によって膀胱から尿道へ尿が流れ出てしまう場合があります。
他にも肥満によって血流が悪化することで、尿道括約筋や神経がダメージを受けて働きが弱まり、尿漏れが発生してしまうこともあります。

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男性の尿漏れ対策

女性の頻尿対策

男性の尿漏れにはどのような対策方法があるのでしょうか。 尿漏れの症状がある場合、外出先で衣服を汚してしまわないか心配ですよね。だからと言って外出を避けるようになると、さらに健康に悪影響となります。
男性の尿漏れ対策には様々な方法がありますので、適切な対策を行い、気軽に外出できるように改善しましょう。また、尿漏れの症状が深刻な場合は我慢せずに医師に相談することをおすすめします。

●食生活や運動習慣を改善し、肥満を予防する

尿漏れ対策として、まず日々の生活習慣の見直しが考えられます。
例えば内臓に付いた脂肪を減らすことで、膀胱への過度な圧力を減らすことができます。また、生活習慣を見直すことで健康改善につながり、尿漏れ症状の軽減も期待できます。
このように、肥満予防のために食生活を見直したり、適度な運動を習慣づけたりすることが尿漏れ対策として有効です。

●座って用を足す

「座って用を足す」という対策もあります。
排尿のとき、立ったまま用を足す人も多いのではないでしょうか。しかし立った状態では尿が尿道に溜まりやすいため、座って用を足すように習慣づけてみましょう。

●膀胱を支える骨盤底筋を鍛える

骨盤底筋のトレーニングが尿漏れ対策につながる場合があります。
骨盤底筋は膀胱などの内臓を支えている筋肉で、加齢によって機能が低下していきます。前述の「腹圧性尿失禁」は骨盤底筋の衰えが尿漏れの原因の1つとなっているため、骨盤底筋を鍛えることで症状を改善できる可能性があります。
特に、無意識な尿漏れに悩んでいる方は、トレーニングで骨盤底筋を鍛えるようにしてみましょう。

●尿漏れパッドや尿漏れパンツをうまく活用する

尿漏れパッドや尿漏れパンツを活用するのも効果的です。食生活の改善や適度なトレーニングを行なっていても、効果が出るまでに時間がかかったり、加齢による尿漏れは完全に解消されなかったりする場合もあります。尿漏れがどうしても避けられないときは、こうした製品を活用することで、安心して日常生活を送ることができます。

芝軒千紘(シバノキ チヒロ)

大学卒業後、大学病院門前の調剤薬局に就職。大学病院の門前薬局にて勤務後、より多くの人に健康に興味を持ってもらえるよう、パーソナルの栄養相談・指導などを行ってきた。現在はオンライン薬局にて体質に合わせたオーダーメイド漢方の提案を行っている。

よくある質問

Q

尿トラブルについて、
即効性の高い対策や解消法はありますか?

A

まずは原因を突き止めることが重要です。生活の中でできる対策を続けつつ医療機関で検査を受け、原因に合った解消法に取り組むとよいでしょう。

Q

急にトイレが近くなりました、
何が原因と考えられますか?

A

症状が急な場合はストレスなどによる心因性頻尿や、尿路結石の可能性があります。医師や医療機関に相談することをおすすめします。

Q

尿意があるのに尿が出ないことがあります、
なぜですか?

A

前立腺肥大症や膀胱収縮障害がこうした症状を引き起こすことがあります。医師や医療機関に相談することをおすすめします。

Q

尿を出し切る方法はありますか?

A

排尿の際、立った状態だと尿道に尿が残りやすくなります。尿道を意識し、座って用を足してみることをおすすめします。