キャベツ

生薬名

なし

キャベツ

生薬名

なし

五味
五性
帰経 肝・大腸・胃・腎

食材に期待される効果

キャベツは胃の働きを助け、消化を促す作用があります。キャベツに含まれるビタミンUは、市販の胃腸薬にも利用されています。気を補う作用があるので、疲れたときや食欲がないときにもおすすめです。

食べ方のヒント

栄養価の高い春キャベツは、千切りにして生で食べましょう。胃の調子が悪い方におすすめです。

おすすめの時期

春キャベツは3~5月頃。冬キャベツは1~3月頃

用語解説

食べ物の味を、酸・甘・辛・苦・鹹の5つに分けています。五味は五臓(肝・心・脾・肺・腎)と深く関係しており、味(味覚)とともに作用も表しています。

食材には、体を温めるもの、体を冷やすものなどがあります。漢方では、これを熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つに分けています。体が冷えているときは熱性・温性を、体に熱がこもっているときは、涼性・寒性を、どちらでもないものを平性というように、それぞれの体質に合わせた食材を選ぶことができます。

帰経は五味と臓腑の関係を現したものです。例えば、甘は脾と胃が関係あります。脾が弱っているときは、甘味の食材が適しています。帰経は五行色体表から読み取っていくことができます。帰経が理解できれば、自分の体質に合わせた食事などを知ることができます。