挑戦のStory

クラシエフーズ

美味しさと“楽しさ”が
味わえるお菓子を目指して

食品研究所 知育菓子チーム
2015年入社 応用生物科学研究科

研究開発

PROFILE

入社後、約1年間の研修を経て、2016年4月から知育菓子チームに配属。子どもの創造力を育むことをコンセプトに据えた「知育菓子(R)」の商品開発に研究職として携わる。新商品の開発や既存品の改良に向けて、原材料の選定や配合のほか、商品コンセプトの企画、試作、(工場での商品の立ち上げ(本生産))、商品の受容性の調査などを担当。

Challenge Story #01

ひとつの商品を形にするために
幅広い業務に携わる。

研究の仕事というと、原材料の配合を決めたり実験・試作をしたりするイメージが強いと思います。しかし、知育菓子(R)とは、食べるだけではなく、作る・遊ぶといった「動作を伴う」お菓子です。単に美味しいだけではなく、お菓子を通じて子どもたちに「体験」を提供することも大事なミッション。そのため、商品企画からパッケージ、容器の選定など幅広い業務を担当し、食べて美味しく作って楽しいお菓子の実現に取り組みます。

Challenge Story #02

“楽しい動作”を提供するために
どうしても譲れない一線があった。

この仕事の醍醐味は、自分のアイデアを形にして、多くの消費者の方にお届けできることです。当社がリリースしている知育菓子(R)のひとつ「できたてパンやさん」は、私がアイデア出しから携わりました。商品化にこぎつけるまでには、チーム内でのディスカッション、上層部への提案・承認をはじめ幾つものハードルがあります。「できたてパンやさん」の商品化において一番大変だったのは、パンづくり体験を「どのようにして」「どの程度まで」提供するかの見極めでした。

特に「メロンパンの皮を延ばして生地を包むという動作」を提供するかしないかについては、チーム内で長期間にわたり議論が交わされました。リアルさを追求して複雑にし過ぎても、分かりやすさを追求して簡単にし過ぎても“遊び”“体験”としてつまらなくなります。子どもは皮を延ばして包む動作を煩雑に感じるんじゃないかという意見がありましたが、メロンパンを作っている実感と楽しさにつながる確信があったので、その動作がもたらすメリットについて、事前リサーチの結果なども交えながら粘り強く説明。最終的に私の案は受け入れられることになりました。

Challenge Story #03

既存のルールを疑うことが
課題解決につながることも。

発売に先駆けて「できたてパンやさん」の受容性のリサーチを行いましたが手応えは上々。とはいえ、実際に発売された後の評判がどうなるか、期待と不安が入り混じった気持ちでした。発売後、「できたてパンやさん」で作ったお菓子と一緒に笑顔を浮かべるお子様の笑顔をSNSで見かけたり、メロンパンの網目について「本物のメロンパンを作っているみたい」という感想が多数寄せられたりしたときには、達成感と安心感が込み上げ幸せな気持ちで一杯に。商品化の過程で大変なことはたくさんありましたが、諦めずに取り組んで良かったと心の底から思いました。

当社の研究職に向いている人とは、当たり前に見えることを疑い、目的達成のために「当たり前」の殻を打ち破れる人だと思います。ルールを守ることは大事ですが、ルールを守ることとルールに縛られることは違います。実現したいアイデアがあり、その実現のために今あるルールが足かせになるなら、そのルールが本当に必要か疑ってみることが大事です。諦めない人、挑戦できる人、粘り強く取り組める人は、やりがいを持って仕事に取り組めるはずです。

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