漢方薬名解説

一般的に耳鳴りなど「高血圧の随伴症状」に使われる漢方薬

七物降下湯(しちもつこうかとう)

目次

耳鳴りなど、高血圧の随伴症状がある人向けの漢方薬

体の中をめぐっている「気」や「血(けつ)」は加齢とともに減っていきます。「気」「血(けつ)」が足りなくなると、体は足りなくなった部分に「気」「血(けつ)」を早く送ろうとし、そのため血圧が上がることがあります。年齢とともに耳鳴りなどの高血圧の随伴症状が気になるようになった方は、このタイプである可能性があります。

「七物降下湯(しちもつこうかとう)」は、「気」と「血(けつ)」を増やし、めぐりを良くすることで、耳鳴りなどの高血圧の随伴症状を改善していきます。

効能・効果

体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの次の諸症:高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重)

配合生薬(成分・分量)

成人1日の服用量12錠(1錠400mg)中
七物降下湯エキス粉末…2000mg
〔チョウトウコウ2.0g、ジオウ・トウキ・センキュウ・シャクヤク・オウギ各1.5g、オウバク1.0gより抽出。〕
添加物として、セルロース、ケイ酸Al、CMC-Ca、ステアリン酸Mgを含有する。


成分に関連する注意

本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、錠剤の色が多少異なることがあります。

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 4錠 3回
15才未満 服用しないこと

注意点・副作用

使用上の注意
  • 相談すること
    1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      (1)医師の治療を受けている人
      (2)妊婦又は妊娠していると思われる人
      (3)胃腸が弱く下痢しやすい人
    2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      皮膚 発疹・発赤、かゆみ
      消化器 食欲不振、胃部不快感
    3. 服用後、次の症状があらわれることがあるので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      下痢
    4. 1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

保管方法

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。(ビン包装の場合は、密栓して保管してください。なお、ビンの中の詰物は、輸送中に錠剤が破損するのを防ぐためのものです。開栓後は不要となりますのですててください。)
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(5)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。

製品情報

【クラシエ七物降下湯エキス錠】

七物降下湯 第2類医薬品

漢方セラピー「七物降下湯」
血圧が高く、のぼせて肩こりや頭重がある方におすすめの漢方薬です。


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よくある質問

Q 服用して効果がでるまで、どのくらいの時間がかかりますか?
A 効果が出るまでの期間は、体質や症状によりさまざまです。用法・用量を守ってお飲みいただき、1カ月位服用しても症状が良くならない場合は、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。
Q 「七物降下湯(しちもつこうかとう)」と「釣藤散(ちょうとうさん)」の違いは何ですか?
A 効能・効果が違います。「七物降下湯」は、顔色が悪く疲れている方の高血圧に伴うのぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重などの随伴症状を改善するもので、「釣藤散」は、必ずしも高血圧ではなくても、慢性的に経過する慢性頭痛、神経症、高血圧傾向のあるものに効果があります。どちらにも高血圧とありますので、漢方の考える高血圧に関してご説明します。漢方では、高血圧をストレスによるものと、加齢によるものに分けて考えます。

加齢により血圧が高めになり、いろいろな症状が気になる方に用いるのが「七物降下湯」です。血圧を上げる原因を改善することで、耳鳴りなどの高血圧による随伴症状を改善させます。高齢者や体質虚弱、胃腸の弱い方の高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に広く用いられています。

一方、ストレス性の高血圧には「釣藤散」が用いられます。血圧を上げる原因を改善することで、結果的に血圧を安定させるようにはたらき、高血圧はもちろん、慢性頭痛や肩こり、めまいなど高血圧に伴う随伴症状を改善することができるのが特徴です。なお、血圧自体を下げるわけではないので、血圧が下がり過ぎるという心配はありません。