一般的に「冷えからくる下腹部痛」に使われる漢方薬
【漢方薬名解説】
芍薬甘草附子湯(しゃくやくかんぞうぶしとう)
公開日:2026年8月20日最終更新日:2026年8月20日
目次
冷えやすい方の急にくる下腹部の痛みにおすすめの漢方薬「芍薬甘草附子湯」
「芍薬甘草附子湯(しゃくやくかんぞうぶしとう)」は、筋肉のけいれんを抑える芍薬甘草湯に附子を加えたもので、冷えを伴う下腹部の痛みに用いられてきた漢方処方です。
体の冷えの原因はさまざまですが、自律神経の乱れやホルモンバランスの変化、貧血といった内因によるものと、薄着や冷房、睡眠不足や食生活の偏りなどの外因が影響するとされています。さらに女性の場合は、毎月の生理によっても「血(けつ)」を失いますが、その際に、「血(けつ)」を体の外に押し出す「気」も減少すると考えられています。
漢方では、筋肉のけいれんやそれにともなう痛みも、「気」と「血(けつ)」が一時的に不足し、筋肉に十分なエネルギーや栄養が行き渡らなくなると起こると考えます。体が冷えやすい方の場合、冷えや自律神経の乱れやホルモンバランスの変化などの影響で腸管の筋肉が緊張すると、急な下腹部痛が起こると考えられます。
このような、冷えからくる急な下腹部痛には、「血(けつ)」を補う生薬と、「気」を補って体をあたためる生薬を組み合わせた「芍薬甘草附子湯」で対処することができます。
ただし、痛みが次第に強くなる場合や痛みが周期的に現れる場合、嘔吐や発熱、下痢や血便・血尿を伴う場合、原因のわからない痛みが30分以上続く場合などは、ほかの疾患や感染症が原因となっている場合があるため、医療機関を受診しましょう。
効能・効果
体力中等度以下で、冷えを伴うものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、胃痛、腹痛、腰痛、神経痛
配合生薬(成分・分量)
成人1日の服用量9錠(1錠270mg)中
芍薬甘草附子湯エキス(1/2量)…1,600mg
〔シャクヤク・カンゾウ各3.0g、ブシ末0.15gより抽出。〕
添加物として、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、タルク、クロスCMC-Na、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール、三二酸化鉄、カルナウバロウを含有する。
用法・用量
1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
| 年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
|---|---|---|
| 成人(15才以上) | 3錠 | 3回 |
| 15才未満5才以上 | 2錠 | |
| 5才未満 | 服用しないこと | |
注意点・副作用
使用上の注意
- してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
短期間の服用にとどめ、連用しないでください - 相談すること
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人
(4)高齢者
(5)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
(6)次の症状のある人
むくみ
(7)次の診断を受けた人
高血圧、心臓病、腎臓病 - 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
まれに下記の重篤な症状が起こることがある。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。皮膚 発疹・発赤、かゆみ その他 動悸、のぼせ、ほてり、口唇・舌のしびれ 偽アルドステロン症、ミオバチー 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。 - 5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
保管方法
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に、チャックをしっかりしめて保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限を過ぎた製品は服用しないでください。
(5)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。
製品情報
冷えやすい方の急にくる下腹部の痛みに
芍薬甘草附子湯エキス錠クラシエ
第2類医薬品
芍薬甘草附子湯(しゃくやくかんぞうぶしとう)
体力中等度以下で、冷えを伴うものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、胃痛、腹痛、腰痛、神経痛
一般的に「冷え症・冷えからくるお悩み」に使われる漢方薬



