漢方薬名解説

一般的に「肩こり」に使われる漢方薬

独活葛根湯(どっかつかっこんとう)

目次

肩こりや四十肩・五十肩に効果的な漢方薬

子どもの頃に肩こりを感じることはほとんどありませんよね。これは「気」と「血(けつ)」が十分にめぐっている証拠です。

ところが、大人になるにしたがって、長時間のデスクワーク、人間関係のストレスなど、「気」「血(けつ)」のめぐりを悪くする要因が増えてきます。その結果、肩に負担がかかり、肩こりになりやすくなるのです。また、湿気や冷えなどが肩こりをさらに悪化させます。

「独活葛根湯(どっかつかっこんとう)」は、「葛根湯」をベースに「独活(ドクカツ)」と「地黄(ジオウ)」を加えた処方です。熱をつくる力を助けて体を温め、かぜや肩こりを治していく「葛根湯」に、痛みを止める生薬や、「気」「血(けつ)」の不足を補う生薬をプラスしたことで、より肩こりへの効果を強めた処方にしています。

効能・効果

体力中等度又はやや虚弱なものの次の諸症:四十肩、五十肩、寝ちがえ、肩こり

配合生薬(成分・分量)

成人1日の服用量12錠(1錠400mg)中、次の成分を含んでいます。
独活葛根湯エキス粉末…2800mg
(カッコン2.5g、ケイヒ・シャクヤク各1.5g、マオウ・ドクカツ各1.0g、ショウキョウ・タイソウ・カンゾウ各0.5g、ジオウ2.0gより抽出。)
添加物として、CMC-Ca、ケイ酸Al、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、セルロースを含有する。


成分に関連する注意

本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、錠剤の色が多少異なることがあります。

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 4錠 3回
15才未満 服用しないこと

注意点・副作用

使用上の注意
  • 相談すること
    1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      (1)医師の治療を受けている人
      (2)妊婦又は妊娠していると思われる人
      (3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
      (4)胃腸が弱く下痢しやすい人
      (5)発汗傾向の著しい人
      (6)高齢者
      (7)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
      (8)次の症状のある人
      排尿困難
      (9)次の診断を受けた人
      高血圧、心臓病、腎臓病、甲状腺機能障害
    2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      皮膚 発疹・発赤、かゆみ
      消化器 食欲不振、胃部不快感
    3. 1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

保管方法

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。(ビン包装の場合は、密栓して保管してください。なお、ビンの中の詰物は、輸送中に錠剤が破損するのを防ぐためのものです。開栓後は不要となりますのですててください。)
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(5)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。

製品情報

【独活葛根湯エキス錠クラシエ】

独活葛根湯 第2類医薬品

漢方セラピー「独活葛根湯」
肩こり、五十肩でお悩みの方におすすめの漢方薬です。


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よくある質問

Q 服用して効果が出るまでにどれくらいの時間がかかりますか?
A 効果が出るまでの期間は、体質や症状によりさまざまです。用法・用量を守ってお飲みいただき、1カ月位服用しても症状が良くならない場合は、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。
Q 葛根湯との違いは何ですか?
A 「独活葛根湯」は、「葛根湯」に独活(ドクカツ)と地黄(ジオウ)を加えた漢方処方です。「葛根湯」は背部の筋肉の緊張をやわらげるはたらきがあるため、感冒の初期の治療薬としてだけでなく、首筋や肩のこわばりにも使われることがあります。「葛根湯」に複数の生薬を加え、血流を改善し、痛みを鎮めることでより五十肩の効果を強めた処方が「独活葛根湯」です。五十肩など急性の肩の痛みやこわばりの症状に効果を発揮します。
Q 妊娠中や授乳中でも服用できますか?
A 薬の種類、服用期間、お母さん及び赤ちゃんの状態などを総合的に考慮する必要があります。服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。