食欲不振
夏は暑さのせいで、食欲がなくなる季節。
暑いからといって、冷たい麺類や飲みものばかりとっていませんか?
それは逆に胃腸を弱らせてしまっているかも…。
そんなときこそ消化に良いものを食べて胃腸の調子を整えるというのが漢方の考え方です。
おいしい食事をしっかりとり、暑い夏を乗り切りましょう。
食
夏といえば、ビールにかき氷、アイスクリームに冷やし中華。冷たいものがとってもおいしい季節です。だからといって、冷たいものばかりとり過ぎると、体は常に冷えた状態に。体の冷えは、消化や吸収のはたらきを担う胃腸の機能を低下させ、食欲不振をまねいてしまいます。
また、日本独自の高温多湿という気候も胃腸のはたらきを低下させます。湿度が高いと、体の中の余分な水分を増やし、体を冷やしてしまうのです。
胃腸の調子をコントロール
- カレー
夏はカレーがおいしい季節。スパイスをたっぷり含んだカレーは辛さや香りで食欲をアップさせてくれます。実は、カレーのスパイスのなかには生薬の原料となる植物が入っています。たとえば、カレーの色であるターメリックは鬱金(ウコン)、そのほかにもカルダモンは小豆蔲(ショウズク)、クローブは丁子(チョウジ)で、どの植物も胃腸の調子を整えるはたらきをもっています。
胃腸のはたらきアップ
- うなぎ
うなぎは、良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランス良く含む優秀食材。栄養価も高く、胃腸のはたらきをアップするには理想的な食材です。体を温めるはたらきもあります。また、うなぎに含まれているビタミンEは冷えによって滞った「血」のめぐりを促すのにも役立ちます。
ツボ
ふだん食欲がある人が、突然食欲がなくなるのは胃腸の機能が低下していることが考えられます。ツボ押しで胃腸の調子を整えましょう。
内くるぶしから指4本上。すねのうしろのくぼみ。
両手の親指を重ねて、三陰交のツボを5秒ずつ押してください。ゆっくりと息をはきながら5秒間。両脚×3セット行いましょう。
足の甲側。人さし指と中指の股から足首に向かってなぞったとき、足背の最も高いところ。
床に座り、両手の親指で衝陽のツボを両脚同時にやさしくもんでください。
養生
- 冷たい食べものをとり過ぎない
- おかゆなど消化に良いものを食べる
胃腸は、冷蔵庫や冷凍庫で冷やしたような人工的な冷たさが苦手です。暑いからといって、冷たいものばかりとっていると、胃腸のはたらきをさらに低下させてしまいます。胃腸のためには、消化の良いものをよくかんで食べましょう。