冷えや寒さをうったえるお子様に かぼちゃのハロウィン粥 最終更新日 2017年09月25日

かぼちゃのハロウィン粥

momo

温め効果や消化によいかぼちゃを粥にして、かぜの初期のお子様に食べさせたいレシピです。かぼちゃの自然の甘みが、食欲をそそります。また、飾りに使ったクコの実は、胃腸が弱っている時やもともと胃腸の弱いお子様に食べさせたい食材です。軽く塩を入れることで、発汗で失われる塩分を補ってくれます。

材料(2人分より)

  • かぼちゃ300g
  • ごはん1/2膳分
  • 300cc
  • 少々
  • クコの実5粒ほど

作り方

  1. かぼちゃをカットして種と皮をとり、一口大に切ったものを耐熱の器に入れる。そこに皮を加えて軽くラップで覆いをして、電子レンジで(500wなら4分ほど)加熱した後、皮を別の皿にうつし、実部分をマッシャーなどでつぶす。
  2. の実とごはん、水を鍋に入れ、10分ほど煮込んで塩で味をつける。
  3. の皮を型抜きし、クコの実とともにお粥の上にのせて飾りにする。

飾り付けのポイント

飾り付けのポイント今回はハロウィンを意識して、その型を使いました。クコの実を調理バサミでカットして“かぼちゃのお化け”の目に使うなど、お子様が喜ぶ飾り付けをしてください。

薬膳のポイント…かぼちゃ

かぼちゃは体を温める「温性」の野菜です。
ビタミンEの含有量も多いので、血液の循環を
促す作用があります。ビタミンCもでんぷんに
包まれているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。
消化が良いうえ、栄養価も高いので、
かぜのひきはじめのお子さんにはぴったりの食材です。 ※温性・・・漢方・薬膳の考え方で、体を内側から温める性質のこと。

〈文章・料理監修〉
薬膳料理研究家 谷口ももよさん

薬膳料理研究家、東洋美食薬膳協会代表理事、全日本薬膳食医情報協会常任理事。薬膳料理教室「Salon de Maman(サロンドママン)」主宰。「健康は日々の食卓から」と「美食同源」をテーマに、身近な食材で簡単で美味しい薬膳レシピの提案。2015年、料理本のアカデミー賞といわれるグルマン世界料理本大賞にて、『身近な10の食材で始める薬膳ビューティレシピ』が健康料理部門にてグランプリを受賞。2017年も、著書『ベジ薬膳』がグルマン世界料理本大賞・ダイエット料理部門でグランプリを受賞する。