ケイヒ由来のアフラトキシン共沈化合物群の探索
既に日本薬学会にて、代表的な漢方処方である葛根湯エキスを構成する7種の生薬について、総アフラトキシン(総AFs)を含む12種のマイコトキシンを分析し、報告している。今回、既報で特に試験が困難だった3種の生薬(カンゾウ、ケイヒ、マオウ)の中で特に丸剤として用いる機会の多いケイヒを対象に総AFsの前処理を妨害する化合物群を探索した。その結果、ケイヒに由来するプロアントシアニジン画分を分取し、7量体以上のプロアントシアニジンが総AFsと共沈する化合物の1つであることが明らかとなった。今後、総AFs測定に利用可能なプロアントシアニジンの除去方法を検討する。
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学会・雑誌
日本マイコトキシン学会 第86回学術講演会
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