質量吸光系数比で値付けした4-ヒドロキシ安息香酸プロピルによる半夏厚朴湯エキスの定量法
質量吸光係数比で値付けした4-ヒドロキシ安息香酸プロピルを標準物質として用い、半夏厚朴湯エキス中のマグノロール、[6]-ギンゲロール及びロスマリン酸を同時に定量する分析方法について検討した。その結果、半夏厚朴湯エキス中のマグノロール、[6]-ギンゲロール及びロスマリン酸の含量を質量吸光係数比で値付けした4-ヒドロキシ安息香酸プロピルを用いて測定する新たな分析方法を設定し、質量吸光係数比は各成分と4-ヒドロキシ安息香酸プロピルの質量比と吸光度比から算出することが可能であり、qNMRで求めた純度で質量を補正することで正確な測定を実施できることを示した。また、本法では各成分の正確な純度が分かっている場合、HPLCのみで質量吸光係数比を決定できることを示し、設定した定量法で得られた定量値はJP法で得られる定量値と差がないことを確認した。
(362文字)
学会・雑誌
医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス,
PMDRS,52(5),368~377(2021)
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