Kracie

研究開発ニュース

クラシエ製薬株式会社
学会発表

第十七改正日本薬局方における〈 5.02 〉生薬及び生薬を主たる原料とする製剤の微生物限度試験法には特定微生物試験が規定されている.この試験は標準的な培養法を採用しており,試験結果を得るには数日間を要するため,迅速で簡便な特定微生物試験の開発が望まれる.本研究ではこれまでに迅速に結果が得られるリアルタイムPCR法を用いて,葛根湯,小青竜湯,柴胡加竜骨牡蛎湯及びこれらの構成生薬からの大腸菌サルモネラの検出が可能であることを示した.本報ではさらに八味地黄丸の構成生薬,エキス及びそのエキス製剤からの大腸菌及びサルモネラの検出について検証し,リアルタイムPCRを適応できることを確認した.生薬由来成分が大腸菌及びサルモネラの発育を阻害するケースもあったが,サンプルの調製方法を変えることで検出が可能となった.