Aging-related reduction of tolerance to cytotoxic factors leads to the sensitive skin
加齢による細胞障害性の変化に着目し、肌の過敏な状態(敏感肌)形成のメカニズムを明らかにするために、ヒト角層中のIL-1RA/IL-1α比、TEWLなどの加齢変化および新生児由来・60代由来ケラチノサイトにおけるTRPチャネル、細胞接着分子の発現解析、TRPチャネル活性化によるサイトカイン類の挙動を評価した。その結果、加齢した細胞ではTRPV4、細胞接着分子の発現、サイトカイン産生が上昇することを発見した。さらに、TRPチャネル活性化によりサイトカイン類の産生上昇を明らかにした。これらの結果より、加齢した肌における過敏状態の形成にはTRPV4の発現が関与しており、サイトカイン産生が上昇し、肌内部における慢性的な炎症の発生が関係していることが示唆された。
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