生薬の微生物限度試験迅速化に関する検討(第2報)
クラシエ製薬は、2013年9月11日に行われた日本防菌防黴学会 第40回年次大会(大阪)にて、以下のとおり発表いたしました。
概要
演題名 |
生薬の微生物限度試験迅速化に関する検討(第2報) |
発表内容概要 |
生薬の微生物限度試験法における生菌数試験は4種あり、生薬では生薬の組織片などの影響によりカンテン平板混釈法を使用することが多い。この方法は、結果を得るまでに少なくとも5日間を要する。医薬品の製造現場では素早い対応が必要とされることもあり、迅速で簡便な生菌数試験の開発が必要である。我々は生菌数を迅速に計測可能なシステムのテンポに着目し、カンテン平板混釈法とテンポの計測で得られた生菌数について比較することで、テンポの生薬への適用を考察した。今回はカビや酵母が対象の真菌類について検討した。その結果、大部分の生薬で適用可能であったが、発育の遅いカビが付着している場合、これらの菌をテンポで検出することは困難であった。テンポを生薬へ適用するには、今後、発育が遅い菌株への対応が必要である。 |
発表日(掲載日) |
2013年9月11日 |
学会・雑誌・新聞名 |
日本防菌防黴学会 第40回年次大会(大阪) |
本リリースに関するお問い合わせ
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