漢方薬名解説

一般的に「ストレス(不眠)」に使われる漢方薬

加味帰脾湯(かみきひとう)

目次

不眠症で悩んでいる方向けの漢方薬「加味帰脾湯」

人は夜になると、「気」から生じる熱を鎮めることで眠ります。ところが、このとき「血(けつ)」が足りていないと、「気」のエネルギーを十分に鎮めることができず、昼と夜のメリハリがつかない状態になってしまいます。そのため、いわゆる浅い眠りの時間が多くなり、なんだかスッキリしないという状態になるので注意しましょう。

漢方製剤「加味帰脾湯(かみきひとう)」は、消化器のはたらきを助けながら、足りない「血(けつ)」を増やして不眠を改善するものです。「血(けつ)」を補ったり、「気」をめぐらせたりする処方(生薬)によって、気持ちを落ち着かせることで、精神を安定させる作用があります。血色が悪く、貧血気味で、精神的なストレスや不安感、不眠、焦りなどの神経症状(イライラだけではなく)がある方、胃腸が不調な方などに使用されます。

効能・効果

体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症

配合生薬(成分・分量)

成人1日の服用量3包(1包1.5g)
加味帰脾湯エキス(1/2量)…2800mg
(ニンジン・ビャクジュツ・ブクリョウ・サイコ・サンソウニン・リュウガンニク各1.5g、オウギ・トウキ・サンシシ各1.0g、オンジ・タイソウ各0.75g、カンゾウ・モッコウ各0.5g、ショウキョウ0.25gより抽出。)
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。


生薬ファイル

成分に関連する注意

本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、顆粒の色が多少異なることがあります。

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢1回量1日服用回数
成人(15才以上)1包3回
15才未満7才以上2/3包
7才未満4才以上1/2包
4才未満2才以上1/3包
2才未満服用しないこと

用法・用量に関連する注意

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

注意点・副作用

使用上の注意
  • 相談すること
    1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      (1)医師の治療を受けている人
      (2)妊婦又は妊娠していると思われる人
      (3)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
    2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      皮膚発疹・発赤、かゆみ

      まれに下記の重篤な症状が起こることがある。
      その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
      腸間膜静脈硬化症長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる。
    3. 1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
    4. 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

保管方法

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(5)1包を分割した残りを服用する時は、袋の口を折り返して保管し、2日をすぎた場合には服用しないでください。

製品情報

加味帰脾湯エキス顆粒クラシエ

加味帰脾湯 第2類医薬品

漢方製剤「加味帰脾湯」の詳細情報を見る
貧血や疲れやすい方の不眠症におすすめの漢方薬です。


「ストレス(不眠)」の商品情報を見る

よくある質問

Q 一般的に漢方製剤「加味帰脾湯エキス顆粒クラシエ」は、服用して改善効果が出るまでにどれくらいの時間がかかりますか?
A 医薬品の効果が出るまでの期間は、体質や症状によりさまざまです。用法・用量を守ってお飲みいただき、1カ月位服用しても症状が良くならない場合は、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。
Q 「加味帰脾湯エキス顆粒クラシエ」は、妊娠中や授乳中でも服用できますか? この薬を使用する際に注意することがあれば教えてください。
A 薬の種類、服用期間、お母さん及び赤ちゃんの状態などを総合的に考慮する必要があります。また、他の薬との併用による相互作用などに十分注意する必要があるため、妊娠中や授乳中の方は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。
Q 「加味帰脾湯エキス顆粒クラシエ」は、高齢者でも服用は可能な処方でしょうか? 気をつけることなど情報があれば教えてください。
A 高齢者の方でも服用できる処方です。顔色もすぐれず、心身共に疲れている、そんな弱っている体を改善してくれるお薬です。とくに胃腸の弱いタイプにおすすめで、「気」と「血(けつ)」を補う生薬が配合され、弱っている体を整えてくれます。お薬の服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。