漢方薬名解説

一般的に「胃腸」に使われる漢方薬

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

目次

ストレスが原因の胃腸の不調に効果的な漢方薬

口から飲食物が入っても、きちんと消化・吸収されなければ体を動かす力にはなりません。動力がなければ、今度は飲食物を消化・吸収する力も低下する、という悪循環に陥ることもあります。漢方では、この動力となるのは「気」ですが、「気」は強い圧力を受けるとその場で停滞しやすくなります。ストレスも、「気」にかかる圧力のひとつです。

「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」は、「気」が上から下に飲食物を運ぶ流れを助ける、飲食物の「気」が肺に上がっていくのを助ける、胃腸を守るという3種類のはたらきをもつ処方です。漢方で考える胃腸のはたらきに総合的にアプローチし、症状を改善していきます。

効能・効果

体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症:急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症

配合生薬(成分・分量)

成人1日の服用量12錠(1錠351mg)中、次の成分を含んでいます。
半夏瀉心湯エキス(3/4量)…2850mg
(オウレン0.75g、ハンゲ3.75g、ニンジン・オウゴン・ショウキョウ・カンゾウ・タイソウ各1.875gより抽出。)
添加物として、タルク、ステアリン酸Mg、二酸化ケイ素、クロスCMC-Na、水酸化Al/Mg、セルロース、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ヒプロメロースを含有する。


成分に関連する注意

本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、錠剤の色が多少異なることがあります。

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 4錠 3回
15才未満7才以上 3錠
7才未満5才以上 2錠
5才未満 服用しないこと

用法・用量に関連する注意

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

注意点・副作用

使用上の注意
  • 相談すること
    1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      (1)医師の治療を受けている人
      (2)妊婦又は妊娠していると思われる人
      (3)高齢者
      (4)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
      (5)次の症状のある人
      むくみ
      (6)次の診断を受けた人
      高血圧、心臓病、腎臓病
    2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      皮膚 発疹・発赤、かゆみ

      まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。
      その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
      間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
      偽アルドステロン症、ミオパチー 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
      肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
    3. 1カ月位(急性胃腸炎、二日酔、げっぷ、胸やけに服用する場合には5~6回)服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
    4. 長期連用する場合には、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

保管方法

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。(ビン包装の場合は、密栓して保管してください。なお、ビンの中の詰物は、輸送中に錠剤が破損するのを防ぐためのものです。開栓後は不要となりますのですててください。)
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(5)水分が錠剤につきますと、変色または色むらを生じることがありますので、誤って水滴を落としたり、ぬれた手で触れないでください。
(6)4錠分の場合、1包を分割した残りを服用する時は、袋の口を折り返して保管してください。なお、2日をすぎた場合には服用しないでください。

製品情報

半夏瀉心湯エキス錠Fクラシエ

半夏瀉心湯 第2類医薬品

漢方セラピー「半夏瀉心湯」
神経性胃炎、胸やけがある方におすすめの漢方薬です。


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よくある質問

Q 「半夏厚朴湯」との違いは何ですか?
A 「半夏厚朴湯」は、のどのつかえ感、不安に効果を発揮します。気持ちを穏やかにさせて、不安や緊張感をやわらげる作用があるとされています。「半夏瀉心湯」は、ストレス性の胃腸症状に効果があり、とくにみぞおち周辺の症状に効果を発揮します。
Q 服用して効果が出るまで、どのくらいの時間がかかりますか?
A 効果が出るまでの期間は、体質や症状によりさまざまです。用法・用量を守ってお飲みいただき、1カ月位(急性胃腸炎、二日酔、げっぷ、胸やけに服用する場合には5~6回)服用しても症状が良くならない場合は、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。
Q 妊娠中や授乳中でも服用できますか?
A 薬の種類、服用期間、お母さん及び赤ちゃんの状態などを総合的に考慮する必要があります。服用前に医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。