漢方薬名解説

一般的に「ストレス(不眠)」に使われる漢方薬

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

目次

「柴胡加竜骨牡蛎湯」はこんな方に!

なかなか眠れないタイプ

「体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う」

例えば・・・

  • 細かいことが気になってドキドキしてしまう方
  • 仕事や人付き合いなどでイライラし、思い悩んでしまう方
  • テスト前や試合前などに緊張して眠れない方

「柴胡加竜骨牡蛎湯」はどんなふうに効くの?

漢方では、眠りには「気」が関連していると考えます。たとえば、赤ちゃんがたくさん寝られるのは、「気」が十分に足りていて、体の中をきちんとめぐっているからです。
ところが、大人になると疲労や精神的ストレスといったものが増えてきませんか? 疲労やストレスは「気のめぐり」を邪魔して、止めてしまいます。「気」が止まると体に熱がこもり、こもった熱は頭に昇って脳を疲れさせてしまいます。

「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」は、「気」をめぐらせ、体にこもった熱を冷ますとともに、心を落ち着かせる処方で、脳の興奮からくる不眠を改善します。


漢方用語解説
目に見えないが人の体を支えるすべての原動力のようなもの

配合されている生薬は?

  • 柴胡(さいこ)
  • 半夏(はんげ)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 桂皮(けいひ)
  • 黄芩(おうごん)
  • 大棗(たいそう)
  • 人参(にんじん)
  • 竜骨(りゅうこつ)
  • 牡蛎(ぼれい)
  • 大黄(だいおう)
  • 生姜(しょうきょう)

漢方的考え方でストレス(不眠)を分析

漢方では、体を構成する要素のひとつである「気」がうまくめぐらないことや、「血(けつ)」が不足したり過剰になったりすることが、不眠または不安神経症、神経質の原因であると考えます。「血(けつ)」は、常に体をめぐっていますが、これが足りなくなったり過剰になったりすると、不眠症をはじめとした不調の原因となるのです。
なお、漢方薬の「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」で対応できる不眠は、ストレスが原因の症状です。脳の興奮や自律神経の緊張が加わったもので、不安感やおどろきやすい症状があり、またイライラ怒りやすい方などに効果があります。


漢方用語解説
目に見えないが人の体を支えるすべての原動力のようなもの
全身の組織や器官に栄養を与えるもの


症状・悩みから選ぶ‐「ストレス(不眠)」

漢方薬でのストレス(不眠)の治し方

西洋医学では、一時的な不眠に対し、「すぐに眠りにつけるようにする」という観点で作られた薬を使います。ダイレクトに効くのが特徴ですが、脳のほぼ全域を抑制することで睡眠剤としての効果を発揮するため、倦怠感や日中の眠気といった副作用も知られています。

一方、漢方では、「眠りにつく」という一部分ではなく、不眠の「自然な眠りをさまたげる原因」というところから考えます。「気」が滞ったり、不足したりするのは、さまざまな原因が考えられますが、なかでも大きいのはストレスです。漢方はストレスによって滞った「気」を動かしたり、足りなくなった「気」を補ったりするという考え方で、眠りをさまたげる原因にはたらきかけ、良い眠りに導いていきます。

なお、なかなか眠れないタイプの不眠に使われる漢方薬としては、「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」があります。竜骨(古代ほ乳類動物の化石)や牡蛎(カキの殻)という天然のカルシウムが入っていることが特徴です。


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