カルボニル化した毛髪タンパク質の修復方法の探索
我々は人の毛髪は加齢によりカルボニル化が進行し、その結果として水分応答性などが変化することを明らかにしてきた。通常このカルボニル化反応は生体内では不可逆であり修復することはできないと考えられている。
しかしながら我々は毛髪に対して還元的アミノ化処理を行うという独自アプローチ法を開発し、加齢した毛髪を若返らせるできる可能性を見出した。また還元的アミノ化反応は通常金属試薬を用いた非水系で行う反応であるため、さらにこの反応を産業応用するため、環境や人体に対してより適合した条件を探索し、ハンチュエステルを用いることで非金属水系環境下で還元的アミノ化反応を起こせることを確認した。
学会・雑誌
日本生物工学会
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