漢方薬名解説

一般的に「足のつり」に使われる漢方薬

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

目次

足のつり、こむらがえりしやすい人向けの漢方薬

「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」は、筋肉がけいれんして、急に強い痛みが出た方、運動中や就寝中に足がつる方、たまに運動するとこむらがえりや腰痛を起こす方などにおすすめです。

筋肉がつった状態は、「気」と「血(けつ)」が一時的に不足している状態。言い換えれば、動力と栄養分が足りなくなった状態というのが漢方の考え方です。激しい運動をしてたくさん汗をかいたときや、就寝前に起こりがちな足のつり(こむらがえり)には、不足した動力と栄養分を補給することで対処します。

「芍薬甘草湯」は、不足してしまった「気」と「血(けつ)」を補い、筋肉の急なけいれんを鎮める処方です。また、筋肉のけいれんに伴う腹痛や腰痛にも効果があります。

効能・効果

体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛

配合生薬(成分・分量)

成人1日の服用量3包(1包1.5g)中
芍薬甘草湯エキス(1/2量)…1,450mg
〔シャクヤク・カンゾウ各3.0gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。


成分に関連する注意

本剤は天然物(生薬)のエキスを用いていますので、顆粒の色が多少異なることがあります。

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 2/3包
7才未満4才以上 1/2包
4才未満2才以上 1/3包
2才未満 1/4包

用法・用量に関連する注意

(1)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(2)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合のみ服用させてください。

注意点・副作用

使用上の注意
  • してはいけないこと
    (守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
    1. 次の人は服用しないでください
      (1)生後3カ月未満の乳児
      (2)次の診断を受けた人
      心臓病
    2. 症状があるときのみの服用にとどめ、連用しないでください
  • 相談すること
    1. 次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      (1)医師の治療を受けている人
      (2)妊婦又は妊娠していると思われる人
      (3)高齢者
      (4)次の症状のある人
      むくみ
      (5)次の診断を受けた人
      高血圧、腎臓病
    2. 服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
      間質性肺炎 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。
      偽アルドステロン症、ミオパチー 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
      うっ血性心不全、心室頻拍 全身のだるさ、動悸、息切れ、胸部の不快感、胸が痛む、めまい、失神等があらわれる。
      肝機能障害 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる。
    3. 5~6回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください

保管方法

(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限のすぎた商品は、服用しないでください。
(5)1包を分割した残りを服用する時は、袋の口を折り返して保管し、2日をすぎた場合には服用しないでください。

製品情報

【「クラシエ」漢方芍薬甘草湯エキス顆粒】

芍薬甘草湯 第2類医薬品

漢方セラピー「芍薬甘草湯」
就寝中などの足のつり、こむらがえりに効くおすすめの漢方薬です。


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よくある質問

Q 足がつったときに効く「芍薬甘草湯」のポイントを教えてください。
A 漢方薬の「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」の構成生薬は、芍薬(しゃくやく)と甘草(かんぞう)の2つです。「芍薬甘草湯」は、これらの生薬が協力してはたらき、筋肉の急激な緊張をゆるめ、痛みをやわらげます。また、「芍薬甘草湯」は、漢方薬のなかでも、急激な筋肉のけいれんに効果を発揮するのもポイントです。なお、甘草配合のため、長期連用を避ける必要があります。5~6回服用しても足のつり、こむらがえりをくり返すようなら、医師、薬剤師あるいは登録販売者に相談してください。
Q 腰痛にも有効ですか?
A 「芍薬甘草湯」は、こむらがえり、筋肉のけいれんにともなう腰痛などいろいろな痛みに広く用いられています。
Q こむら返りが起こったときの「芍薬甘草湯」は、長期的にのんでも大丈夫でしょうか?
A 「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」は、こむらがえりなどの症状が起こったときに服用し、痛みが治まったら服用を中止してください。