漢方薬名解説

一般的に「貧血」に使われる漢方薬

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

目次

「人参養栄湯」はこんな方に!

クラクラ貧血タイプ

  • 少し動くと動悸や息切れが起こるという方
  • 疲れやすい方
  • 顔色が悪いといわれることがある方

「人参養栄湯」はどんなふうに効くの?

「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」は、消化器のはたらきを高め、栄養をすみずみにいきわたらせ、「血(けつ)」を補います。また、『有形の「血(けつ)」は自生することあたわず、無形の「気」より生ず』といわれるように、同時に「気」を増やすことで、補血を助けます。


漢方用語解説
全身の組織や器官に栄養を与えるもの

配合されている生薬は?

  • 人参(にんじん)
  • 当帰(とうき)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 地黄(じおう)
  • 白朮(びゃくじゅつ)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 甘草(かんぞう)
  • 桂皮(けいひ)
  • 黄耆(おうぎ)
  • 遠志(おんじ)
  • 陳皮(ちんぴ)
  • 五味子(ごみし)

漢方的考え方で貧血を分析

西洋医学では、まず、貧血の原因を見極めることから始めます。原因がわかったら、「鉄欠乏性貧血」であれば治療の基本は鉄剤の内服で、約3カ月間の服用が必要です。また、鉄が多く含まれた食事をすることは大切ですが、食事だけで補充することは難しいといわれます。

一方、漢方では、貧血を「血(けつ)」の不足と考えます。つまり、「血(けつ)」を増やすことができれば貧血の症状は改善すると考えるのです。


漢方用語解説
全身の組織や器官に栄養を与えるもの


症状・悩みから選ぶ‐「貧血」

漢方薬での貧血の治し方

貧血を改善するためには、「血(けつ)」の不足を補うことが必要です。「血(けつ)」は、体を養う栄養分です。「血(けつ)」の材料は飲食物であり、消化・吸収に問題があると、「血(けつ)」をうまくつくることができず、貧血のような症状が発生します。

漢方では、「血(けつ)」のもとになるものを補うことで「血(けつ)」をつくる手助けをします。つまり、飲食物の消化・吸収を高めたり、「気」を補ったりすることで、間接的に「血(けつ)」を増やし、貧血を改善するのです。


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