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気遣いとセンスがヒカル?!暮らしの“香り”篇vol.2 2回目となる今回は、メンバーの香りに対する想いをご紹介。更に、“香料技術者”宮下研究員へ「香り」についてインタビュー!!目から鱗な情報が満載です☆

たんぽぽメンバーの“暮らし”のすみずみまで知りたい!!
「たんぽぽ*調査隊」は、メンバーの皆さんの協力を得て調べた様々なことをWEBで発表していきます☆

今回は「香り 第2弾!」、メンバーのアンケートに加え、“香料技術者”宮下研究員に「香り」についてお話を伺いました。

気遣いのたまもの!?

前回(誰もが纏う( まとう )?!こだわりの“香り”篇)の「香り」に関するアンケートでは多くのメンバーの皆さんが、様々な生活シーンで香りを楽しんでいることが分かりました。
もはや欠かせないアイテムと言っても過言ではない香りアイテム。

でも、ただつければ良いと思っているだけではないメンバーの皆さんの香りへの気遣いや香りに対しての想いはどんなものなのでしょうか?

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大事なのはTPO

前回の記事でもご紹介しましたが、メンバーの皆さんは柔軟剤やシャンプー・コンディショナーなど身の回りのアイテムで香りを重視して利用されている方が多いことが分かりました。
様々なアイテムに香りを利用する理由とは何なのでしょうか?!

香りをつけているのは、どんな理由ですか?

( 実施期間:2013/3/18〜2013/4/30 回答数:7,541名 )

  • リラックスや気分転換ができるし、楽しみでもあるから。[ 20代 女性 ]
  • 身だしなみや、ファッションの一部として。[ 30代 女性 ]
  • いい匂いがする女性は 魅力的だから。[ 40代 女性 ]
  • ハッピーな気分にするため。落ち込んでいても香りで癒されることが結構あります[ 40代 女性 ]
  • さりげない良い香りを常に漂わせていたいから[ 50代 女性 ]

「リラックス」「癒し」という声と「周囲への気遣い」という意見が多く寄せられました。自分自身も癒されながら、周囲へも気配りが出来る…まさにデキる女性☆のイメージです。

多くの方が「香り」を利用していますが、実は苦手なんです…というメンバーの声もご紹介します↓

香りをつけていないのは、どんな理由ですか?

( 実施期間:2013/3/18〜2013/4/30 回答数:7,541名 )

  • ただの面倒くさがりもありあまりつけません。[ 30代 女性 ]
  • 好きな香りがなかなか見つからない。[ 20代 女性 ]
  • いろいろなにおいが混ざるのがきらい[ 30代 女性 ]
  • ほかの人と香りが混ざるのが嫌い。[ 40代 女性 ]

その他、仕事の都合上つけられないという声も多く寄せられました。

これだけは…どうしても。

様々なものに香りがもちいられるようになりましたが、これだけは香りをつけて欲しくない!!というものもありませんか?

自分で身につけたり使うものの中で、「香りがついていると嫌だな」と思うものはありますか?

( 実施期間:2013/3/18〜2013/4/30 回答数:7,541名 )

  • ネックレスやイヤリングなどアクセサリーには香りを付けたくない。 金属や汗と相まって独特の香りに変化してしまう可能性があるから。[ 40代 女性 ]
  • ティッシュペーパー。鼻をかんだりデリケートなことにも使うので香りがついていると必要ないと思います。[ 40代 女性 ]
  • 靴、靴下→ムレ・汗などの匂いと混ざって、不快になりそうなので。[ 20代 女性 ]
  • 化粧品全般は嫌です。なるべく香りがないものか、気にならない程度のものしか使いません。[ 20代 女性 ]
  • リップクリームやグロスなど口につけるもの[ 30代 女性 ]
  • ハンドソープの香りがきつめのものを買ってしまったときには食事や調理前に使うものなのに後に残るのは嫌でした。洗ってる最中に香る程度で充分。[ 30代 女性 ]
  • テーブルクロスやランチョンマットなど、食事や食品に関するものに強い香りが付いていると、折角の食品の香りが楽しめないので、香りはないほうが良い。[ 50代 女性 ]

いろいろな意見がありましたが「食べ物」関係は特に多かったのが特徴的でした。また、化粧品なども、あまりキツイ匂いのものは好まれていない様子です。

いろいろなアイテムに付けられている香りも好みだけではなく、「無臭」であって欲しいものもありますよね。

密かな楽しみ

香りに関して、様々なことを聞いてきましたが最後に自分だけの香りの楽しみ方をこっそりきいちゃいました。

あなただけの香りの楽しみ方はありますか?

( 実施期間:2013/3/18〜2013/4/30 回答数:7,541名 )

  • 洋服や髪型だけでなく、そこに香水も加えて全身のコーディネートを考えるのが好きです。例えば、甘い服装にあえて男性物の香水をつけたり、その逆にしたり。楽しいです。[ 20代 女性 ]
  • 朝、家中に大好きなコロンをふりかけてから出社すると、夜疲れて帰ったときに、いい香りに包まれて、疲れが飛んでいきます。[ 20代 女性 ]
  • 毎年夏になると、手作りでアロマの虫除けスプレーを作る。好きなエッセンスを組み合わせて、子どもと一緒に使っている。[ 30代 女性 ]
  • 拭き掃除するときバケツの水に精油を2滴ほど垂らします。そうすると気分よく掃除できるし、部屋も良い香りになります。[ 30代 女性 ]
  • 朝飲む珈琲の香りはとても癒されます。挽きたての豆の香りは本当にいいですね。[ 40代 女性 ]
  • 年中必需品のハンドクリームは、無香料と香料入りと、2種類以上を気分によって使い分けます。[ 50代 女性 ]
  • 香水は結構頂きますからお手洗いに飾ってある造花にかけて芳香剤としている。[ 50代 女性 ]

皆さん、いろいろなオリジナルスタイルがあるのですね。掃除や虫除けなど、是非試してみたいと思いました。また、朝は珈琲の香りに癒されますという声もたくさん届いておりました。 他のメンバーの皆さんの意見を参考にまた新たに、自分だけの香りの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

<香りに関するアンケート (1)>どのようなアイテムを“香り重視”で使っていますか?

  • 1位:柔軟剤
  • 2位:シャンプー、コンディショナー/
    香水、オーデコロン
  • 3位:ボディソープ/入浴剤
  • 4位:芳香剤
  • 5位:消臭スプレー
  • 6位:ボディクリーム、ボディミルク
  • 7位:洗剤

実施期間:2013/3/18〜2013/4/30
回答数:7,541名(複数回答)

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Topics 香りは無限大∞

商品についている香りってどのようにつくられているのでしょうか。
数々のクラシエ商品の香りに携わってきた”香料技術者”宮下研究員にお話を伺いました。

―― 普段はどのような仕事をしていますか。そのときの苦労している点は?

シャンプーやボディソープなどの商品につける香調や強さの検討や、原料のニオイとの組み合わせなど、香りについてのトータルプロデュースのような仕事です。新商品の企画内容に合わせてコンセプトに合う香りはどのようなものが良いか考え、市場の商品トレンドを分析した上で他社に負けない香りを創ることを心掛けて開発しています。

シャンプー、コンディショナー、ボディソープや、化粧品などさまざまなものに香りをつけるのですが、使用シーン、使用部位や、原料がそれぞれことなるので、香りをつくるのもひとすじなわではいかないところ。中でもシャンプーの「泡立てた時の香りの印象や翌朝まで続く香りの持続性」にこだわっていて毎度苦労しております。

―― いい香りってどんな香り?

一概にはいえないが、個人的には「バランス」が大切だと考えています。香りは時間がたつにつれて変化します。
その変化を大きく3つ分類し、その組み合わせにより香りはつくられます。一般的に

  • トップノート 香水をつけて10分くらいの香り(シトラスのような爽やかな香り)、
  • ミドルノート 少し時間が経って20分から30分ぐらいの香り(香りの骨格といわれる、
    ローズ・ジャスミンなど)、
  • ラストノート 1日から1週間続く香り(ウッディ・ムスクなど)という。

私が良いと感じる香りは濃度や商品によってさまざまですが、各タイプバランスがよく組み合わされていて、トップからラストノートまで一定の香りが続くものがナチュラル感があり自然なものが「いい香り」と考えています。

―― 香りの仕事をするには特別な才能がいるのですか?

嗅覚が特別に優れているわけではなくて、さまざまは香りにふれること、覚えることがポイント。
普段の生活でも、常に咲いている花の香りをかいで覚えるようにしたり、あまり刺激の強い食べ物は食べないように心がけています。
訓練によって人より長く香りを感じることができるなど、香りに敏感になるようです。
中でも香りの仕事をしている人は、自然に多く触れて育つなど、子どものころの原体験を通して記憶した香りの思い出が仕事に活きると言われています。

―― 今後研究していくうえで大事にしたいことは?

よい香りをつくることはもちろんですが、香りの組み合わせによる相乗効果の研究も大事だと考えています。
香りの種類は何千とあるので、その組み合わせによって生まれる香りは、無限大です。ただ隠そうとするだけではなく、例えば肌のにおいとの組み合わせでよりよく感じる香りの開発や、香りの機能分析など、 これからも快適な生活を送るための香りの研究を続けていきます。

宮下さん曰く「香りのセンスは磨けば磨くほどひかるもの」だといいます。
明日からでも草花や木々など自然のたくさんの香りを嗅ぐことにより、香りの記憶が蓄積されより良い香りを選ぶことができるようになるかもしれません。

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