取り組み

<2025年、最も注目された漢方薬やトレンドを発表!>
「KAMPO OF THE YEAR 2025」
~咳関連処方と記録的猛暑・短梅雨により夏処方が伸長~

 漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社は、漢方薬市場の動向や、2025年に売上を伸ばした注目の漢方薬をまとめた「KAMPO OF THE YEAR 2025」を、12月4日(木)に発表しました。

 当社では、1年間の漢方薬市場の動向から生活者が抱える不調を読み解き、当社独自の視点で漢方のトレンドを予測することを目的に、2022年より「KAMPO OF THE YEAR」を年末に合わせて実施しています。2025年は、夏の記録的な猛暑や例年より梅雨が短かったことなど気象に関するトピックスが漢方薬市場に影響していることが分かりました。また若い世代を中心に、SNSでの漢方薬の話題化から活用の広がりがみえた一年となりました。こうした生活者を取り巻く環境の変化を通して、漢方薬市場の動向を分析し「KAMPO OF THE YEAR 2025」として発表します。

「KAMPO OF THE YEAR 2025」主なトピックス

国内の漢方薬市場は引き続き拡大

漢方薬ユーザーの裾野は若年層・中高年層中心に拡大

2025年は「麻杏甘石湯」が大きく伸長/今年大流行した“百日咳”も影響か

2025年の漢方トレンド①:夏の記録的な猛暑と降水量不足が漢方薬ニーズにも影響

2025年の漢方トレンド②:SNSを通じて若年層にも広がる漢方薬活用

  “市販の西洋薬での対処が難しい”肌トラブルやストレス症状に漢方薬のニーズあり

2026年以降は夏の長期化による“二季化”が漢方薬市場に影響!?

<「KAMPO OF THE YEAR 2025」トピックス紹介>

● 国内の漢方薬市場は引き続き拡大

 薬局やドラッグストアで販売される一般用漢方薬市場は近年微増・横ばい傾向にあり、医療用漢方薬市場は直近6ヶ年拡大傾向が続いています。

● 漢方薬ユーザーの裾野は若年層・中高年層中心に拡大

 一般用漢方薬市場において購入個数と来店者数を基に算出した購買指数の変遷を時系列でみると、直近7ヶ年で20代・30代の漢方薬需要に増加傾向が見られました。また、50代の中高年層では依然と高い値を示しています。この結果から、現代の漢方薬の主要ターゲットは若年層と中高年層であることが窺えます。

●2025年は「麻杏甘石湯」が大きく伸長/今年大流行した“百日咳”も影響か

 一般用漢方薬市場において、2024年11月~2025年10月の期間で最も伸長率が高かった処方は、昨年に引き続き、痰が切れづらい激しい咳に対応する『麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)』という結果になりました。報告が開始された2018年以降患者数が最多を記録した“百日咳”の流行の影響もあり、咳症状にお悩みの方が多かったことが推察されます。

 2025年の漢方トレンド①:夏の記録的な猛暑と降水量不足が漢方薬ニーズにも影響

 記録的な猛暑と厳しい残暑となった今年の夏は、暑さによって増悪するニキビや熱中症に対応する、『十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)』や『竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)』といった夏処方が伸長しました。

●2025年の漢方トレンド②:SNSを通じて若年層にも広がる漢方薬活用

 肌トラブルやストレス、膀胱炎など“市販の西洋薬での対処が難しい”症状でニーズあり

 今季は、SNSで注目を集めた漢方薬として、ニキビや湿疹などに用いられる『十味敗毒湯』と、不眠やストレスなどによる精神不安の改善に用いられる『加味帰脾湯(かみきひとう)』が大きく伸長しました。特に20代を中心に需要が拡大しており、若年層での漢方薬への関心の高まりがうかがえます。

 また、20代女性の売れた漢方薬ランキングでは、膀胱炎などによる排尿痛に用いられる『五淋散(ごりんさん)』が4位にランクインしました。これらの結果から、肌トラブルやストレス症状、膀胱炎といった“市販の西洋薬では対処しづらい”不調に対する潜在的ニーズが明らかとなり、若年層における漢方薬の活用が広がっていることが示されました。

 さらに、例年は8月に最盛期を迎える『十味敗毒湯』が、SNSでの反響を受け、今年は6月頃に月別販売規模がピークに達しました。その後も高い販売水準が続き、例年以上の伸びを記録しました。今年は気温が高い期間が長く、さらに厳しい残暑が長引いたことが例年とは異なる販売規模に影響したと考えられます。





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