漢方薬と西洋薬の違いって?
かぜウイルスに特効薬はない?
「寒いかぜ」と「熱いかぜ」?
漢方のかぜ薬の特長をもっと教えて!
時代とともにかぜも変わる?
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最先端の医療現場でも、積極的に取り入れられている漢方は、日本で発展を遂げた独自医学になります。
漢方は、5〜6世紀頃に古代中国で生まれた経験医学が日本に伝わったことを起源としています。その後、日本の気候や日本人の体質に合わせて発展していき、西洋医学の「蘭方」と区別するため、日本で江戸時代に「漢方」と付けられた名称になりました。現代では「漢方」は日本を代表する医学とも言えるのです。
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漢方薬は、生薬の組み合わせにより、効能・効果があることが知られ、それが伝え続けられているもの、西洋薬はほとんどが化学的に合成された成分からできています。素材的にはそういった違いもありますが、漢方薬と西洋薬は、“治し方”に対する考え方が違います。西洋薬の多くは、特定の症状や部位に作用することを目的として使用されます。一方、漢方薬は、心身全体のバランスに着目し、体が本来備えている機能をサポートするという考え方に基づいて用いられます。漢方薬と西洋薬それぞれにメリットがありますので、症状や容態によって使い分けて用いることが期待されます。
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日本の最先端医療の現場でも漢方の研究は進んでいます。治療において化学的なエビデンス(根拠)は重要視される点です。近年、経験医学と言われていた漢方薬も、遺伝子レベルや臨床レベルでそのメカニズムが実証されるようになっていき、エビデンスが確立されてきました。漢方は研究者や科学者に注目され、西洋医学と融合した治療も行われています。
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漢方薬には多くの種類があり、それらには自然界の植物や動物、鉱物など生薬(しょうやく)が配合されています。
厚生労働省「一般用漢方製剤製造販売承認基準」に基づき製造販売が認められる漢方薬の品目数は294種類もあり、生薬の種類は約300種類に上ります。
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かぜの80~90%はウイルスによる感染によって引き起こされます。残りは細菌などが原因です。よく知られているインフルエンザウイルスをはじめ、ライノウイルス、アデノウイルスなど多くの種類が存在します。インフルエンザなど一部のウイルス感染症には抗ウイルス薬が用いられますが、かぜの原因となるウイルスの多くには特異的な治療薬がありません。
そのため、のどの痛み、せき、発熱、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、
たん、頭痛、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛みといったかぜの症状を速やかに緩和させる目的で、一般的には総合感冒薬が用いられます。一方漢方では、かぜの状態は、気候や環境の変化に体が対応できなくなって起こる状態の一つ、と考えています。そのため、体本来の機能や免疫を高めながら、かぜ症状を緩和させていきます。まだウイルスが発見されなかった遠い昔、人びとは、かぜの症状を季節因子の一つである風が運んできた病邪(びょうじゃ)「風邪(ふうじゃ)」と考えました。
現在でも、かぜには「風邪」の文字が使われるのはこの名残といえるでしょう。
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漢方では、体の状態によってかぜの治療方針を決めます。
漢方の考え方では、かぜは大きく2つに分けられます。ひとつは、はじめに背中がゾクゾクッとするタイプ。もうひとつは、のどが腫れて痛むタイプです。前者を「風寒のかぜ」、後者を「風熱のかぜ」と呼びます。それぞれのかぜに対し、アプローチの方法が異なります。「風寒のかぜ」は体を温め熱を発散させます。逆に「風熱のかぜ」は炎症性の症状なので、炎症を冷ましながら熱を発散させるのです。タイプにより選ぶ漢方薬は異なりますので、まずは自身の症状をしっかりと認識することが大切です。
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かぜをひいたら「葛根湯」とは、よく知られていますが、実はかぜの症状が現れて2~3日も経ってから飲んでも、あまり効果は期待できません。「なにか調子が悪いな」「かぜっぽいかな」というかぜのひき始めに飲んで、はじめて効果を発揮するのです。一般的にかぜの症状は、安静にして、水分・栄養補給をしていれば1週間程度で治癒すると言われていますが、十分休息できてなかったり、無理を繰り返すことで、いやな症状が長引く時もあります。そのような時は、「柴胡桂枝湯」や「竹茹温胆湯」といった処方もあります。タイミングと現れている症状に合わせて、うまく薬を使い分けてください。
漢方薬
かぜ薬として用いる漢方薬は、かぜによる諸症状を緩和する働きがある一方、眠くなる成分は入っていません。
生薬それぞれが持つ働きが合わさって作用することで、複合的にかぜの症状に対処します。
ご自身の症状に合わせて処方を使い分けてください。
のどの痛み
鼻みず
悪寒
くしゃみたん
せき
頭痛
かぜ症状
胃腸症状
●症状別で使い分けることで、
いろいろなタイプの
かぜ症状に対応できる
●眠くなる成分が入っていない
食欲不振
下痢
はきけ
症状別の使い分け
かぜの症状別
「クラシエの漢方 かぜシリーズ」の
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研究所コラム漢方薬「葛根湯」は、どうして