#004

クラシエの漢方が伝えたい100のこと。

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より使いやすい漢方を。製剤にこだわる職人魂

漢方製造の最後のステップ「製剤」を担う高岡工場。生薬から抽出して作られた「エキス粉末」と賦形剤などの添加剤を混ぜ、顆粒剤、細粒剤、錠剤に作り分けるのが役割です。高岡工場では、患者様のニーズにあった製品が提供できるよう約600製品のさまざまな漢方薬に製造。工場全体をMES(製造実行システム)で徹底管理し、クラシエ品質を最後まで守りきる。高岡工場のエラーを極限まで避けるシステム運用と、高い製剤技術をご紹介します。

製剤化工程(高岡工場)

1.搬入

大量の資材を扱う高岡工場では、資材の取り違えが致命的なミスに繋がります。異物混入を避け、正しい資材を正しい場所で正しく使うために、コンピューターで管理された自動倉庫システムを導入。さらに搬入から最終製品となって出荷されるまでは常に一方通行の動線設計となっており、製造過程で混ざってしまったり人間が取り違えたりしないよう、仕組みと機械による制御が隅々まで行き届いています。

  • コンピューター制御された自動倉庫
  • 資材の出入りや移動を完璧にコントロールする倉庫管理システム

2.秤量

漢方製造のどの工程でも重要なのは正しく量ること。搬入されたエキス粉末は正しく量られ、それぞれの漢方薬の決められた分量通りに調合されます。正しい分量にならないと次の工程には進めないような仕組みとなっており、ここでもエラーを避けるための運用が行われています。

秤量工程もコンピューターで管理されている。

3.製剤化工程

クラシエの漢方には、種類に合わせて細粒、顆粒、錠剤の3種類の工程があります。

・顆粒/細粒の場合

飲みやすく、体内で適切に溶けるようにするため、粉末のままではなく0.1mmから1mm程度の顆粒サイズへ粒を大きくする作業をしていきます。調合された適量のエキス粉末を均一になるよう攪拌。造粒機と呼ばれる機械で結合液とともに練り込み、粘土状になったエキス粉末をところてんのように押し出します。その後、乾燥機に入れることで一気に結合液を蒸発させ顆粒の状態に造粒します。ふるいにかけ、適切な粒サイズになったものだけを残せば完成です。

医療用の漢方薬は全て細粒と呼ばれる形状。顆粒よりも小さな粒に成形しなければならないため、秤量されたエキス粉末をローラーコンパクターという機械で板状に圧縮。これを破砕して細粒状態にし、分級機と呼ばれるサイズを振り分ける機械でふるいにかけます。

乾式造粒機

・錠剤の場合

秤量されたエキス粉末を水や賦形剤と混ぜ、高速回転させ攪拌造粒します。その後、下から熱風を当てエキス粉末を流動させることでしっかりと乾燥させます。錠剤に成形する際の固めやすさを考慮し、水分量をリアルタイムに計測、機械で管理しています。乾燥したエキス粉末は整粒され、錠剤にする際の均一性を保つために再度混ぜ合わせます。最後に打錠機と呼ばれる機械にかけ、錠剤の型に合わせて圧力をかけて成形し完成です。

  • 打錠機
  • 錠剤の型に合わせて打ち付けて成形

4.選別工程

錠剤はすべて高性能の自動選別機による選別、または目視による選別を受けます。欠け、ヒビ、形状の不具合がないか、機械と人間両方の目でチェックすることで不良品が混入しないよう厳重に確認されています。

  • 目視選別
  • 自動選別機

5.充填/包装工程

漢方製造の最後の工程である充填/包装工程。顆粒や細粒はミリグラム単位で機械によって計量され、正確な量を充填。最後にパッケージに包装して製品が完成。ほぼ全ての工程が自動で行われています。

  • 正確な量を充填する充填機
  • 最新鋭のロボットアームで自動包装

中国青島から高岡工場の最終工程まで、漢方薬の製造には長い時間がかかります。全ての工程が安定した高品質を患者様にお届けするための必要なプロセス。時間をかけてひとつひとつの工程を丁寧に、人間の手と目、経験に機械の正確性を組み合わせて、クラシエの漢方は作られています。