#003

クラシエの漢方が伝えたい100のこと。

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漢方の真髄。熱い!エキス抽出

クラシエの漢方製造工程において、いろんな意味で最も熱い場所。(施設の気温も高く、漢方製造工程的にもアツい!)それが高槻第二工場のエキス抽出工程。「刻み生薬」と言われる細かく刻んだ漢方薬の原料から有効成分を熱水で抽出。地上4階建ての建物を打ち抜くスプレードライヤーと呼ばれる超巨大乾燥機で一気に乾燥させて、エキス粉末と言われる生薬の有効成分を凝縮した粉末を生み出す。クラシエの漢方の真髄ともいえる工程を担っている高槻第二工場の秘密に迫ります。

エキス粉末製造工程(高槻第二工場/青島華鐘製薬有限公司)

1.秤量

正しい製品を作るのは正しく原料を量るところから。正しい原料が正しい分量で正しく抽出されるようレシピ通りに量る下ごしらえがとても重要。

2.抽出

正しく計量された刻み生薬を熱水に入れ抽出します。抽出温度を上げる際の速度、加熱時間等、研究に研究を重ねた抽出方法で生薬ごとに厳密に管理し、いつも同じ品質の抽出液になるよう設計しています。

抽出槽

3.遠心分離/濃縮/殺菌

巨大な遠心分離機で一気に固形物と液体を分離。有効成分を取り出した残渣は肥料などに再利用されます。分離された抽出液を濃縮し、ここでしっかり殺菌。自然由来の原料だから微生物や細菌がいるのは当然なのですが、さまざまな形で手を加えることで医薬品基準の品質へと導いていきます。最後に減圧濃縮法で濃縮し、次の乾燥工程へ進みます。

遠心分離機

4.乾燥

殺菌された濃縮液はスプレードライヤーという巨大な乾燥機にかけられ上から下に落ちるまでの数十秒間で瞬間乾燥されます。安定した品質のエキスを抽出するための重要な工程。濃縮された液体を瞬間乾燥させ、均一な成分を含んだ粉末へと一気に変化させることで、常に一定の品質の漢方原薬ができるのです。

巨大な乾燥機スプレードライヤー

エキスの抽出から乾燥までは人の手を介さず完全自動で行われています。自動化された機械が連携した、密閉/クローズドな環境が構築されているため、ヒューマンエラーも異物混入もゼロ設計。さらにエキス抽出工程の最初と最後では、それぞれ成分や品質の試験を行い、安全なエキス粉末が完成しているかが確認されます。

コンピューター制御された工程

5.混合

エキス粉末を混ぜ合わせ、品質を一定にします。最後にアルミの袋で空気を抜き密閉梱包し、次の工程である高岡工場へ配送します。

混合機

エキス粉末抽出とは、生薬を医薬品基準の一定品質に変える大切な工程。より安全でいつでも同じクラシエ品質を創ろうとする工夫、改良を繰り返してきた独自の機械技術、人の目や手が培った経験。クラシエの長い漢方製造の歴史が生み出した技術と経験が高槻第二工場には詰まっているのです。