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ニュースリリース

2015年6月5日

研究開発関連

〜 キューティクルの減少は、既に30代から始まっています!〜
“髪やせ”を予防・補修する成分として「大豆エキス」を発見

クラシエホールディングス株式会社
クラシエホームプロダクツ株式会社

クラシエホームプロダクツ株式会社は、毛髪のキューティクルダメージについて研究する中で、ヘアカラーやパーマなどの化学処理だけでなく、加齢によってもキューティクルに剥がれやめくれが起き、キューティクルの枚数が減少、さらに、キューティクル層そのものも薄くなって、髪のボリュームがなくなる「髪やせ」現象が、既に30代から起きていることを確認しました。そして、「髪やせ」の予防・補修に効果のある成分として「大豆エキス」を発見しました。

 

1.背景

女性の髪の悩みは、「髪にボリュームが出ない」や「髪がパサつく」、「髪にハリ・コシがない」が、例年上位に挙がっており、20代〜60代の幅広い年代共通の悩みとなっています。特に、30代を過ぎると、髪のボリュームの悩みが増える傾向にあります。これらは、パーマやヘアカラーなどのケミカル要因ばかりでなく、加齢により毛髪が細くなるためです。

また、20代〜30代の女性においては、最近、コテやヘアアイロンを使ってふんわりとしたヘアスタイルにすることが好まれておりますが、「髪にふんわりボリュームが出ない」という悩みを持つ女性が増えています。

 

2.「髪やせ」現象

今回、20〜50代の女性から採取した毛髪を、形状解析レーザー顕微鏡で観察し、得られた画像からキューティクルの表面状態を観察しました。その結果、年齢が上がるにつれ、毛髪表面ではキューティクルの剥がれ・めくれが増加していました。(図1)。

 

一般的に、髪が細くなるというのは、髪の内部に注目されがちでしたが、当社はキューティクルにも着目。キューティクルが薄くなり、剥がれ・めくれが起こって、毛髪のボリュームがなくなった状態のことを、「髪やせ」としました。

 

さらに画像解析で、キューティクルの枚数とキューティクル層の厚さを計測したところ、加齢とともに、キューティクル枚数が減少、キューティクル層も薄くなっていることが分かりました。加えて、今回新たに20代と30代の間で、キューティクルの減少率が最も大きいことを初めて見出しました(図2)。

 

また、20代のダメージを受けた毛先のキューティクルの状態と、50代の根元のキューティクルの状態が近いことも判明しました(図3)。

 

3.有効成分の探索

キューティクルはめくれがあることで、ブラッシングや毛髪同士の摩擦により、キューティクルの剥がれが促進され、「髪やせ」がさらに加速してしまいます。そこで、キューティクルを剥がれにくくする成分について検討しました。キューティクル接着効果が期待される成分を数種類検討したところ、「大豆エキス」が有効であることを発見しました。「大豆エキス」を塗布しなかった毛髪のキューティクル剥離量を100%とした場合、「大豆エキス」を塗布した毛髪のキューティクル剥離量は59%にまで低減するという結果でした(図4)。

 

この現象は「大豆エキス」が毛髪内部に浸透し、また、その浸透経路であるキューティクル層にも「大豆エキス」が存在することで、キューティクルを強化し、キューティクル剥離抑制効果を発揮しているからだと推察しています。

 

更に、ふんわり力向上効果を調べるために、毛髪の曲げ剛性(曲げる時の毛髪の硬さ−ふんわりさせる力)を測定しました。無塗布の毛髪の曲げ剛性を100%とした場合、「大豆エキス」を塗布した毛髪の曲げ剛性は15%向上するという結果でした(図5)。つまり、「大豆エキス」により、ふんわりとした思い通りのヘアスタイルがつくりやすいといえます。

 

当社は、今回の研究の成果を今後、ヘアケア製品に応用する予定です。

 

 

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