冷たい外気に曝された後、血行の悪くなりやすい場所、すなわち手足の指先、耳朶（耳たぶ）、頬、鼻などに症状が出ます。同じように寒気に当たっても、しもやけを起こしやすい人と起こしにくい人がいます。特に末端冷え性の人がなりやすい傾向にあります。男性よりも筋肉量の少ない女性は血行不良で悩んでいる人も多いようです。
毎冬のようにしもやけを繰り返す人の場合などには、冬に外出する時には、手袋、マスク、耳当て、帽子などの防寒具でしっかりと冷気を避けるように気をつけて下さい。また秋冬の寒い季節だけでなく、冬から春への季節の変わり目にも寒暖差が大きくなるためしもやけになりやすいと言われています。最低気温が5℃前後で、寒暖差が10℃以上のときは要注意です。

20代で73.5％、40代では68.3%と、ほぼ3人に2人は「しもやけ」「あかぎれ」などを経験したことがあると答えられています。しもやけになりやすい箇所として足先が挙げられます。
例えば、窮屈なブーツや細めのパンプスを履いていると、圧迫され末端の血行が悪くなり足先から冷えてくるのを実感されたことのある女性も多いのでは？体が濡れたら素早くしっかりと拭きとりましょう。靴は乾燥させ、手袋や靴下が濡れたときは、早めにとり替えましょう。先が細い靴、ヒールが高い靴は足の指先の血行不良をまねくため、長時間の使用は控えましょう。また洗い物などの水仕事が多い人は、乾燥が進んでひびやあかぎれを引き起こします。皮膚が乾燥しやすいという人は、水仕事のときにゴム手袋をするなど心掛けましょう。