暮らしのヒント
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1959年、粉末タイプのおしるこが発売され、約10年後にカップ入りとしてリニューアル発売。
当時、冬場のホット飲料といえば、ココアやコーヒーと同じ位、「おしるこ」はポピュラーでした。甘いものでホット一息つくだけではなく、小腹をふさぐことも「おしるこ」の人気要因でした。
でも、小豆を煮ておもちを焼いて……の工程も少しめんどくさく感じてしまいますよね。また、なかなか一人分の量だけ作るのも大変です。
そこで、一人分の量を“手軽においしく”味わってもらいたいと、商品開発がスタートしました。1971年、日本では「カップめん」が登場。いつでもどこでも食べられる食事スタイルの始まりです。
粉末飲料として発売していたおしるこも新時代の幕開けを感じ、カップタイプへとリニューアルしました。 -
発売当初から、おしるこの本質である「小豆」の風味を徹底的にごだわっています。
香り豊かな厳選された小豆のみを使用し、小豆本来の香りを楽しめるよう工夫しています。その為、様々な小豆を試しました。
次にこだわったのが『おもち』。
つるんとした口あたり、大きくて、良く伸びて、食べ応えのあるおもちにするために、餅原料の配合を工夫し、熱湯を注いで約1分で、こだわりぬいた『おもち』を完成させることができました。
味のポイントはズバリ『黒糖』、黒糖を加えることにより、おしるこに「コクのある風味」と「味にアクセント」をつけました。
さらに、黒糖のミネラル成分に着目。健康面を考慮しても、黒糖は、クラシエのカップおしるこに、欠かせない原材料なのです。 -
カップタイプのおしるこ発売より、その時々、こだわったパッケージデザインが登場しました。
発売当時は、紙コップをイメージしたタテ型のパッケージでした。
その後は、甘味処がおしるこをお椀に入れていることから、パッケージも手のひらにすっぽり入る、お椀型へと変更しました。
お椀型の容器に変わってからも、パッケージのデザインにこだわり、2012年のパッケージは、大きなおもちがよく伸び、あずき10%増量による濃厚なおしるこのイメージ画像を採用しました。
これからも、クラシエのおしるこは、味もパッケージも進化をつづけていきます。発売当初は餅の復元の関係で、熱湯を入れてから2分としていました。
より、手軽に楽しんでいただくため、 餅原料の配合を工夫し、復元性を向上させ1分へと時間が短縮されました。
また、お椀状のカップになり、熱湯の浸透も向上しました。
掲載日:2012年10月1日