暮らしのヒント

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秋口は油断すると、よくかぜをひいてしまいますよね。子どもの頃かぜをひくと母に葛根湯を飲まされました!
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かぜの症状もいろいろあります。 かぜのひきはじめには、さむけ・肩こり・のどの痛み・鼻の症状などが現れます。このようなかぜのひきはじめに葛根湯を服用するのが有名ですが、実は葛根湯以外にもかぜのひきはじめに「のどの症状」や「鼻症状」に適した薬があるのをご存知ですか? かぜの症状に合わせて薬を選んだり、かぜの症状の「進行」に合わせて薬を選ぶことが、かぜの症状を治すコツと言えます。
クラシエの漢方 かぜシリーズは症状にあわせて6種類から選べるんですよ。漢方薬を使い分けて賢くかぜの症状をケアしましょう! |
よしこ |
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西村 |
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まず、かぜのひきはじめの症状のケアについて紹介いたします。
かぜのひきはじめはさむけ、鼻水、のどの痛みなどの症状がよく見られ、比較的体力がある状態といえます。漢方薬は抵抗力を高めてくれる特徴を持っていますので、かぜの症状に合ったもので早めのケアをオススメいたします。
さむけには「葛根湯(カッコントウ)」が有名ですね。ゾクゾクッときた体を温めて治癒を早めます。そして、かぜで鼻水が出る時には「小青竜湯(ショウセイリュウトウ)」。のどが痛いなぁというかぜには「銀翹散(ギンギョウサン)」の出番です。 |
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すごい! 症状に合わせて選べば、上手に悪化を防げるんですね。 かぜの後期にはどんなお薬があるんですか? |
西村 |
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かぜの後期症状のケアもあります。
かぜの後期は体力が低下しています。漢方薬はかぜで弱った体を優しくケアし、治癒力を高めてくれる特徴も持っています。かぜをひいて、腹痛や吐き気、下痢に悩まされた経験はありませんか?
そういうときはお腹の調子を整える「柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)」の出番。黄色いタンが出てせきこんだら、「五虎湯(ゴコトウ)」が効きます。こういう症状のときって汗をかくほどせきが出たりしますよね。ここで体力が奪われると、回復が遅くなってしまうんです。そしてこみあげるようなせきが続いてしまうときは「麦門冬湯(バクモンドウトウ)」です。 |
よしこ |
私はかぜが治りにくい体質なんだと思い込んでいました。それは薬を症状に応じて選んでいない可能性があったのですね。 |  |
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症状にあわせたケアができるのが漢方薬のいいところです。カラダ本来の持っている回復力、免疫力をサポートするので、負担をかけずに快復へと導くのです。眠くならず、胃にやさしいことも漢方かぜ薬の特徴です。でも、寝込むほど悪化してしまったら病院に行ってくださいね。 |
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6種類からうまく選んで今年はかぜに悩まされずにすみそうです。でも、名前が覚えられるかしら・・・ |
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名前を覚えなくても大丈夫ですよ! どんな症状に効くのかパッケージにわかりやすく表示しています。薬局・薬店で相談されてもよいですね。 |
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なるほど! わかりやすいですね。 |
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掲載日:2007年09月03日
2016年8月1日更新