挑戦のStory

クラシエ製薬

漢方の効能や導入意義を
医師に理解してもらう。

関越医薬支店・東北医薬支店
2009年入社 薬学研究科

学術

PROFILE

入社後は、本社の医薬学術グループに配属。以来3年間は、新人の導入研修やMRの教育などを企画・実施するほか、各支店で使用する研修資料の制作などに従事。4年目から関越医薬支店に異動し、医師と直接やりとりする機会が格段に増えた。2017年からは、東北医薬支店も兼務している。

Challenge Story #01

漢方の採用機会を拡大するため
学術面からアプローチを続ける

医師に漢方を採用していただく機会を拡大するため、学術面からさまざまなアプローチをするのが私のミッションです。日常的に医師とコンタクトをとっているMR向けに、各疾患に見合った漢方の処方について研修を実施したり、医師から漢方に関する質問を受けたMRに代わって対応したり、MRに同行して医師に漢方の効能や採用する意義についてご説明したりと、職務は多岐にわたります。実務の中では、医師とやり取りする機会が多くありますが、世間では、漢方に懐疑的な医師や、ほとんど関心を持っていらっしゃらない医師も少なくありません。そのような方からご理解を得るのは簡単ではありません。苦労が大きい分、自身で説明した処方を採用していただき、「効果を実感できた」などと言っていただけると、とてもうれしいです。

Challenge Story #02

営業視点・姿勢を携えることで
漢方を広めるための道筋が拓けた

私は、前任者の産休にともなう異動で、現在の職務に就きました。もともと人見知りだったこともあり、当初は医師と面談する機会があっても、うまく話ができませんでした。思い悩んでいたころ、MRから同行を依頼され、ある医師のもとを尋ねました。その先生は、顔を合わせるなり「君のおすすめの処方は何?」と質問してきたのです。答えられずにいる私に向かい、先生は「漢方を広めたいのなら営業学術を目指しなさい」とおっしゃいました。正確にいうと、医療用医薬品を扱う職種に「営業」は存在しませんが、実務にあたる上では、営業のような姿勢も必要だと指摘してくださったのです。

以来、顔を合わせるたびに「今、反響が大きい商品は?」「この商品の売上は、前に比べてどれくらい伸びているの?」といった具合で、営業的な質問をいただきました。戸惑いながらも必死に対応しているうちに、学術的な視点だけでなく、営業的な視点も身についたように感じます。そして、先に触れたような喜びを見出せるようになったのです。また、このころから社内で学術担当のプレゼンコンテストが実施されるようになり、優秀賞を受賞することができました。先生にご教授いただいたおかげで道が拓けたのだと、心から感謝しています。

Challenge Story #03

多くの医師とやり取りすることが
自身のレベルアップにつながっていく

経験を重ねる中で、多くの医師に漢方をお勧めすることは、クラシエの売上アップにつながるだけでなく、自身の知見を広げることにもつながるのだと気づきました。医師が患者さんの治療にあたる中、どのような疾患でどのような悩みが生じるのか、それに対してどのようなお手伝いができるのかを調べることで、学術としての知識や能力を高めていけます。この点を実感できるようになってからは、より積極的に医師やMRをサポートしたいと思うようになりました。私自身、漢方の可能性を強く感じています。今後も、新たな得意先の開拓に対し精力的に協力し、世の中に漢方薬を広めていきたいと思います。

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