2017.12.07 プラセンタの選び方・飲み方

プラセンタの種類と成分

豚プラセンタ、馬プラセンタ、海洋性プラセンタ...etc 結局どのプラセンタがいいの?その安全性は?

美容業界で大注目のプラセンタですが、みなさんもお試しいただいたことはありますか?そもそもプラセンタとは、動物の胎盤から抽出されるエキスのことを言います。プラセンタは知ってるけど、動物の胎盤から作られるって飲んで大丈夫なの??と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、商品として市販されているプラセンタは、安全性の基準をクリアしているものを選ぶといいでしょう。

プラセンタには様々種類がある

一番ポピュラーなのが豚プラセンタです。その他には、馬、羊、海洋性プラセンタ、植物性プラセンタと種類は豊富です。では、プラセンタの種類について、みてみましょう。

豚プラセンタ

豚由来の豚プラセンタは、最もポピュラーな種類のプラセンタです。豚は年に2回出産し、一度に10頭前後の子供を産むと言われています。そのため、他の動物に比べて大量に胎盤を採取することが可能なので、豚プラセンタが多く流通しています。安定的に供給でき、身近な豚プラセンタですが、安全な成分を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか?

しっかりと管理された品質を選ぶ基準として「SPF豚」があります。SPF豚は、日本SPF豚協会によって厳格に定められた基準で、抗生物質を与えずに飼育されます。厳格に管理された環境下で飼育された豚から採取するプラセンタなので、不純物が混じりにくく、品質が高いことが特徴です。

また、(公財)日本健康・栄養食品協会の認定マーク「JHFAマーク」がついているかどうかも品質の参考になります。 「JHFAマーク」がついているプラセンタ製品は、協会で規定した品質規格基準を満たしたプラセンタエキス純末を使用し、徹底した品質管理のもと製造を行い、安全性試験(残留農薬試験、微生物試験等)をクリアしたものです。

馬プラセンタ

豚プラセンタの次にポピュラーな種類としては、馬プラセンタが挙げられます。馬由来の馬プラセンタは、他のプラセンタとよりも多くのアミノ酸が含まれているといわれています。
プラセンタに利用される種類の馬は、そのほとんどがサラブレッドであることから、ハッキリとした血統、徹底した品質管理、栄養管理などと申し分ない条件のものとで育てられています。豚と比較して出産数も少ないため、馬プラセンタは非常に高価になる傾向があります。「馬プラセンタ」が希少価値があり、高価な種類だと、うたっていても、ごく微量にしか配合されていないということもありますのでご注意を!
馬プラセンタを選ぶ際には、きちんとした成分表示のあるもので、馬プラセンタがどれくらい配合されているかもチェックしてください。

羊プラセンタ

ヨーロッパや北米で人気の高いプラセンタが羊プラセンタです。 グレースケリーやチャップリンが通っていたという、スイスの最高級クリニック「ラプレリー」で行われていた、最高峰アンチエイジング治療が黒羊の胎盤の点滴だった話も有名です。羊も病気にかかりにくい動物なので安全性は高いものの、日本においては、狂牛病問題以降、流通量が極端に少ないので、羊由来のプラセンタ商品をあまり目にできないのが現状です。

海洋性プラセンタ

卵から生まれる魚類に胎盤は存在しないので、正確には「プラセンタ」とは言えませんが、卵を包んでいる「卵巣膜」という部分を「海洋性プラセンタ」と呼んでいます。卵巣膜は、鮭でいえば、筋子を包んでいる薄皮の部分になります。卵を育てるために必要なアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などの栄養成分があり、健康維持に役立つ素材として知られています。 動物からのプラセンタとは違い、成長因子は含まれていません。

植物性プラセンタ

海洋性プラセンタの種類と同様、成長因子の含まれていない植物からの抽出物に「植物性プラセンタ」があります。植物も胎盤は存在しないので、植物の「胎座」という部分を使用したものを植物性プラセンタと呼んでいます。メロンの種の周りにある部分(果肉ではない中心部)が「胎座」にあたります。胎座は発芽が起きる部分ですので、豊富な栄養素が期待でき、動物性プラセンタ同様にアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。美容効果は期待できますが、動物由来のプラセンタとは別のカテゴリーの美容商品と考えて上手に活用するのがいいでしょう。