医食同源薬膳レシピ

鼻が気になる方のレシピ

くしゃみを頻発するのが気になる・・・
主菜
鶏レバーの淡豆鼓(たんとうち)炒め

材料(2人分)
  • 淡豆鼓 ・・・ 40g
    ※ 黒大豆を発酵させたもので、味噌のような味わいが特徴。
  • 鶏レバー ・・・ 200g
    一口大に切り、少量の牛乳で漬けしっかりキッチンペーパーで水分を切っておく
  • 長ねぎ ・・・ 100g
    斜めに2㎝位の大きさに切る

<調味料>
  • 塩 ・・・ 少々
  • 紹興酒 ・・・ 少々
  • 胡麻油 ・・・ 少々

作り方

  1. フライパンに胡麻油少量を熱し、長ねぎ、鶏レバーを炒めます。
  2. 八分通り火が入ったら紹興酒を入れ、アルコール分を飛ばし、淡豆鼓、塩で味を調えます。

このレシピのポイント ・・・ レバー

このレシピの核となる食材は「レバー」です。
「血を補う作用」があるレバーが、発散による消耗を防ぐはたらきを果たしてくれます。

主食
梅しそごはん

材料(2人分)
  • 白米 ・・・ 2合
  • 梅干 ・・・ 3個
    種と果肉を別々にし、果肉は粗いみじん切り
  • しそ ・・・ 6枚
    みじん切り
  • くるみ ・・・ 20g
    粗いみじん切り

作り方

  1. お米を洗い2合の水加減にした後、梅干しの種と果肉を入れ炊き上げます。
  2. 炊きあがったごはんにしそ、くるみを混ぜてできあがり。

このレシピのポイント ・・・ 梅干し

このレシピの核となる食材は「梅干し」です。
梅干しには、酸味によって「気」の流れを正常化させる作用があります。

副菜
焼きかぶとザーサイ和え

材料(2人分)
  • かぶ ・・・ 2個
    1個を縦8等分に切る
  • ザーサイ ・・・ 40g
    一口大に切る
  • 玉ねぎ ・・・ 50g
    皮をむき千切り
  • 大根 ・・・ 30g
    皮をむき5㎝の太めの千切り
  • 花椒 ・・・ 少々

<調味料>
  • 塩 ・・・ 少々
  • 胡麻油 ・・・ 少々

作り方

  1. かぶを180℃のオーブンで5分焼きます。
  2. (1)とザーサイ、玉ねぎ、大根をボールでよく和えます。
  3. フライパンに胡麻油を入れ花椒を炒め、香ばしくなったら(2)に加え、塩で味を調えてできあがり。

このレシピのポイント ・・・ 玉ねぎ

玉ねぎ イメージ

このレシピの核となる食材は「玉ねぎ」です。
玉ねぎには「体を温め、痰を切る作用」があります。つまり「熱」と「発散性」を備えた食材なのですが、この作用は「生の玉ねぎ」のほうが強力です。生玉ねぎを食べると「胸焼け」が起こる人がいるのは、強い発散作用の副作用といえます。このメニューでも玉ねぎは生で使い、痰を切る作用を強めています。

スープ
黒豆のシナモンスープ

材料(2人分)
  • 黒豆 ・・・ 10g
    4~5時間水に浸しておく
  • シナモンステック ・・・ 1本
  • 生姜 ・・・ 3g
    みじん切り
  • 生玉ねぎ ・・・ 10g
    スライスして水にさらす
  • チキンスープ ・・・ 400㏄

<調味料>
  • 塩 ・・・ 少々

作り方

  1. 黒豆を30分ほど煮ます。
  2. チキンスープに黒豆(煮汁ごと)、シナモンステックを入れて30分ほど弱火で煮込み、塩で味を調えます。
  3. 器に生玉ねぎと生姜を入れ、(1)を注いでできあがり。

このレシピのポイント ・・・ シナモン

このレシピの核となる食材は「シナモン」です。
このタイプの方の鼻炎には「体を芯のほうから温め→その熱を肺に届け→肺から体表に向けて熱を発散」させる食べ物がむいています。そしてシナモンは、このような効果が期待できる食材です。さらに、セットメニューに含まれる「生姜、ねぎ、しそ」などが、この作用を後押ししています。