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貧血

目次

あなたの貧血のタイプをチェック!

疲れやすくなったり、顔色が悪くなったりするなどの「貧血」。とくに女性は、月経や妊娠、出産、授乳などで、貧血になりやすい環境にあるといえます。また、生活習慣の乱れやダイエットによる栄養の偏りや心身のストレスから、「貧血」を訴える方も増加しているといわれています。なんとかしたい「貧血」は、漢方の得意分野。まずは漢方薬を試してみませんか?

漢方では、さまざまな側面からタイプを判断します。まずはあなたの状態をチェックしてみましょう。チェックが多いようなら、漢方薬でのケアがおすすめです。


クラクラ貧血タイプ

  • 人参養栄湯のイメージ
  • こんな症状に心当たりはありませんか?

貧血、疲れて体がだるいなどの症状におすすめする漢方処方

人参養栄湯 第2類医薬品

人参養栄湯(にんじんようえいとう)


体力虚弱なものの次の諸症:病後・術後などの体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血



一般的に「貧血」に使われる漢方薬
「人参養栄湯」の解説を見る

貧血の原因は?

貧血とは

「貧血」は、血液の量が少なくなったり、薄くなったりして起こるものではありません。
血液のなかで、貧血にかかわっているのが赤血球。赤血球にはヘモグロビンという色素が含まれ、体のすみずみまで酸素を運ぶ役割を担っていますが、赤血球の数が減ったり、ヘモグロビンの濃度が基準値を下回った状態が「貧血」です。ヘモグロビンが不足すると、酸素を十分に運べなくなるため、体内の酸素量が足りなくなり、酸欠のような状態になります。その結果、動悸や息切れ、ふらつき、疲れ・だるさ、立ちくらみ、顔色が悪いなどの症状が現れるのです。
なお、症状の強さと貧血の程度は一致していません。また症状の似ている、低血圧とよく混同されますが、貧血とは別のものです。

貧血とは イメージ

どうして貧血になるの?

貧血になる原因として、大きく分けると、次の3つが挙げられます。

  • 赤血球の産生不足
  • 失血(大量の出血)
  • 赤血球の破壊

1つ目は、“赤血球の産生不足”。赤血球の産生不足のなかでも多いのが、鉄分不足によるヘモグロビンの減少です。ヘモグロビンは鉄分を原料としてつくられるため、原料である鉄分が不足することで量が減ってしまいます。とくに授乳中の女性は、母乳とともに鉄分が失われるため、注意が必要です。このような鉄分不足で起こる貧血を「鉄欠乏性貧血」と呼びます。また、葉酸やビタミンB12などが不足することにより、赤血球数が低下して起こるものもあります。そのほか、年齢が高くなると骨髄での赤血球産生が低下して、貧血になりやすくなります。
2つ目は、“大量の出血”。具体的には、月経過多や出血性胃炎、痔などが挙げられます。女性は月に一度の月経があるため、男性より貧血になりやすいのです。ただし、出血の原因がわかっている場合は治療を、わからない場合は医療機関を受診するほうがいいでしょう。
3つ目は“赤血球の破壊”。赤血球の寿命は通常120日ですが、これが短くなったり、赤血球が減少するスピードが産生能力を上回った場合に発生します。ほかの貧血に比べると比較的まれなものです。


貧血Q&A 漢方のギモンを解決!

Q 貧血予防の食材を教えてください!
A 貧血は食生活に気をつけることが大切です。鉄分やビタミンB12をできるだけとるように心がけましょう。鉄分が多い食材は、レバー、カキ(魚介)、アサリ、シジミ、卵黄、きくらげ、ほうれん草、のり、ひじき。ビタミンB12が多い食材は、魚の血合い、貝類、卵、のり。葉酸が多い食材は、カキ(魚介)、アスパラ、ブロッコリー、ほうれん草、バナナ。
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