漢方薬名解説

一般的に「目のかすみ」に使われる漢方薬

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

目次

「杞菊地黄丸」はこんな方に!

目が疲れ、夕方になるとピントが合わずぼやけるタイプ

「体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりや口渇があるもの」

例えば・・・

  • 目が疲れる方
  • 目がかすむ方

「杞菊地黄丸」はどんなふうに効くの?

東洋医学では体の機能を分類した臓腑という考え方があります。「杞菊地黄丸」は、五臓六腑(ごぞうろっぷ)における腎のはたらきが低下した状態を改善する補腎薬を配合した処方です。エネルギーである精を蓄える腎を補うため、排尿困難、頻尿などにも効果を発揮します。とくに、陰虚体質(ほてり、のぼせ、口渇)のある人に適しています。

配合されている生薬は?

  • 枸杞子(くこし)
  • 菊花(きくか)
  • 地黄(じおう)
  • 山茱萸(さんしゅゆ)
  • 山薬(さんやく)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 沢瀉(たくしゃ)
  • 牡丹皮(ぼたんぴ)

漢方的考え方で目のかすみを分析

目と関係が深い臓腑は肝と腎です。
漢方における肝のはたらきは、人体における血液の貯蔵、血流量の調節、四肢の関節や筋の運動、神経、視覚系の機能と密接な関係があると考えられています。

肝の「気」「血(けつ)」「水(すい)」の通り道は目につながっていて、目に栄養を与えるはたらきがあります。目の栄養が不足すると、目のかすみ、夜盲症やめまいなどの症状が見られます。「気」と「血(けつ)」の流れを調節するはたらきがストレスなどによりうまくはたらかなくなると肝に熱がこもり、目が赤い、充血、めまいなどの症状が見られます。

一方、腎はエネルギーである精を蓄えています。人間の成長、発育、老化、生殖などと深くかかわり、加齢とともに衰えてきます。

肝は「血(けつ)」を蓄え、腎は精を蓄えていることから血と精はお互いに影響しあいます。また、老化に伴う腎の精不足は肝にも影響を与えると考えられています。


漢方用語解説
目に見えないが人の体を支えるすべての原動力のようなもの
全身の組織や器官に栄養を与えるもの
飲食物中の水分を消化吸収によって人の体に必要な形にして体をうるおすもの


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漢方薬での目のかすみの治し方

漢方では、「気」と「血(けつ)」といったエネルギーや栄養などが、過不足なくからだ中をめぐることで健康が保たれるとされています。

なかでも、肝に蓄えられた「血(けつ)」の栄養と、うるおいが十分に届くことによってはじめて、目は正常な状態を保つことができるとされます。「杞菊地黄丸」は、目に栄養をつけ、目の機能を調節し、身体の内側から目のはたらきを改善します。


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