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Vol.03
この物忘れは大丈夫??

「あれっ?なんだっけ?」といった物忘れは、年齢を問わず起きる可能性があります。その物忘れの原因は様々ですが、物忘れはなんらかの脳のサインかもしれません。最近では、「脳疲労」という状態に注目が集まっており、年齢に関係なく物忘れが起きることが分かっています。

若くても起きる物忘れ

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日常生活のなかで起きる「物忘れ」は誰もが経験したことがあると思います。10代〜30代でも人や物の名前を忘れたり、話そうとしたことを忘れてしまったという経験があるのではないでしょうか。若い人に時々起きる物忘れは、脳疲労が原因かもしれません。
では、脳疲労とはどういった状態かというと過度のストレスが蓄積され、脳が疲れた状態をいいます。脳は通常、多くの情報を記憶し整理・仕分するほか、私たちの性格や感情、運動機能などを司っています。現在はSNSやゲームなどの使用時間が増え情報量が多すぎることが脳疲労の原因の一つと言われています。そういえば…。と心当たりがある人は、 SNSやゲームの時間を減らすことも解決策の一つかもしれません。また、脳疲労の改善には「脳を休める時間を持つこと」が大切です。脳を休める有効な方法の一つが「瞑想」です。瞑想というと難しそうですが、リラックスできる姿勢で目を閉じ深呼吸をして何も考えない練習をしてみてください。瞑想でリフレッシュした脳はパフォーマンスが上がると言われています。

加齢による物忘れ

加齢による物忘れイメージ加齢による物忘れイメージ

加齢による「脳の老化」も物忘れの大きな原因です。脳の成長は子供の時ほど盛んで20歳でほぼ成長は終わり、その後は、加齢とともに脳の神経細胞の数が減少します。神経細胞の数が減少すると脳は機能低下を起こし物忘れが増えてきます。しかし、近年の研究で年を重ねても適度な運動をすることで脳が活性化され、神経細胞の分裂が活発になりその減少を防ぐことがわかっています。運動といっても激しい運動をする必要はなくウォーキングなど習慣にできるような運動が良いでしょう。また、物忘れをした時にそのままにせず「思い出す努力」をすることも脳を刺激することになり物忘れを改善する良い方法の一つです。一般的に年を重ねると新しいことを学ぶ機会が減りますが、何かを学ぶことは脳への大きな刺激となり物忘れを改善することが期待できます。中高年世代こそ新しい事にチャレンジして脳への刺激を増やしたいですね。

認知症かもしれない物忘れ

物忘れが多くなってくると「認知症」ではないかと心配になる人も多いと思いますが、認知症と単なる物忘れには違いがあります。単なる物忘れは日常生活に支障をきたすものではありません。一方の認知症は、「日常生活に支障をきたすこと」「忘れているという自覚がないこと」「体験の全てを忘れていること」といった点が単なる物忘れとは大きく異なるでしょう。会話の途中で何かを忘れても問題ではありませんが、例えば、通い慣れたはずの場所へ行く道を忘れてしまう、約束したことや予定そのものを忘れてしまうなど本人に忘れたという自覚がないこと、食事したこと自体を忘れるのは単なる物忘れではありません。
認知症の疑いがあると感じたら速やかに医療機関を受診することをおススメします。

参考:加齢による「物忘れ」と「病気による物忘れ」の違い

物忘れに効く生薬

近年、注目を集めている生薬「遠志」をご存知でしょうか?精神を安らかにする作用があるといわれ、健忘に用いられる生薬です。

著者
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著者

吉澤恵理(よしざわ・えり)
薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年福島県生まれ。
92年東北薬科大(現・東北医科大)卒業。
薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

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